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平成23年度産学官連携功労者表彰「日本経済団体連合会会長賞」を受賞

東京工業大学の石原宏名誉教授と富士通グループ2名は、内閣府など各省庁が主催する第10回産学官連携推進会議の平成23年度産学官連携功労者表彰において「日本経済団体連合会会長賞」を受賞しました。表彰式は9月22日に東京国際フォーラムで行われました。

【産学官連携功労者表彰】
大学、公的研究機関、企業等の産学官連携活動において、大きな成果を収め、また、先導的な取組を行う等、産学官連携の推進に多大な貢献をした優れた成功事例に関し、その功績を称えることにより、我が国の産学官連携の更なる進展に寄与することを目的とし、平成15年度より毎年一回行われているもので、今回が9回目となります。

【受賞者】
石原 宏 (東京工業大学 名誉教授)
恵下 隆 (富士通セミコンダクター FRAMプロセス技術部 部長)
有本 由弘 (富士通研究所 知財戦略部 エキスパート)

【受賞理由】
東京工業大学の石原宏名誉教授と富士通は、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)「次世代強誘電体メモリの研究開発」プロジェクトなどでの成果を活用し、FlashメモリやEEPROMに代わる次世代の不揮発性メモリであるFRAMの開発、実用化を加速しました。本プロジェクトで富士通と東京工業大学が推進した強誘電体キャパシタのシミュレーション技術などは、富士通が世界に先駆けて実用化に成功した各種のFRAMの設計技術に役立てられています。FRAMは、日本国内外に新たな市場を創出することができます。また、電子マネーなどで用いられているICカードの高性能化により料金システムの利便性向上、電子認証の普及・拡大などにも貢献します。さらにFRAMの特性を活かして、電子機器の革新的な低消費電力化や、製造・物流・医療分野などにおけるICタグによる管理の効率化・高度化、スマートメータ(高機能電力メータ)を使用した高効率送配電による低炭素化・グリーン化などさまざまな応用展開が期待できます。

表彰状