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Japan

第57回 電気科学技術奨励賞において「電気科学技術奨励賞」を受賞

富士通グループは、財団法人電気科学技術奨励会が主催する第57回 電気科学技術奨励賞において、「電気科学技術奨励賞」を受賞いたしました。
本賞の贈呈式は11月26日(木曜日)に学士会館(東京都千代田区)にて行われました。

第57回電気科学技術奨励賞 贈呈式で主催者が受賞者を発表している様子

【電気科学技術奨励賞】
本賞は(財)電気科学技術奨励会が電気科学技術に関する発明、改良、研究、教育などで優れた成果を挙げ、日本の諸産業の発展および国民生活の向上に寄与し、今後も引き続き顕著な成果の期待できる人を表彰するものです。

《受賞者》
吉本 浩二(富士通デザイン)
伊藤 智之(富士通デザイン)

《受賞技術》
「携帯電話による色覚認知補助技術の開発」
色覚に差異のある方が赤や緑などの特定の色を判別する際に、色の識別を補助する技術です。日本国内では全人口の約2.5%の方が色覚に差異があると言われています。この技術は、携帯電話用ソフトウェア「ColorAttendant(カラーアテンダント)」に採用されており、携帯電話のカメラを使って撮影した写真の色を判別することができます。また、このソフトウェアは携帯電話の処理速度を考慮した色の判別アルゴリズムや写真内の物体の色の測定における照明環境の影響を調整する機能なども搭載しています。本技術はユニバーサルデザインの観点より、幅広い利用者に受け入れられるよう開発されており、障がい者の補助だけでなく、一般の方への普及を通じて、色認知技術分野の活性化に大きく貢献しています。

第57回電気科学技術奨励賞 贈呈式 受賞者(左から)受賞者の伊藤智之デザインディレクターと吉本浩二氏