Systemwalker Desktop Keeper 運用ガイド 管理者編 V13.3.0 - Microsoft(R) Windows(R) -
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第2章 運用> 2.2 クライアント(CT)での操作を監査する

2.2.2 ログを参照する

システム管理者や部門管理者が参照できるログの範囲、参照可能なログの種類、および参照方法を説明します。

以下の場合、ログが表示されないことがあります

ログビューアでログを表示した場合、1ログあたり、約7.5KBメモリが使用されます。
(ログが10万件の場合には、100,000×7.5KB=750MBのメモリを使用します。)
このため、管理サーバの使用可能メモリ数が少ない場合、および、ログビューアを実行するPCの使用可能メモリ数が少ない場合は、ログが表示されない場合があります。

また、3階層構成で、統合管理サーバに接続したログビューアで下位の管理サーバのログを表示した場合も、同様にメモリを使用します。このため、下位の管理サーバの使用可能メモリ数が少ない場合、および、ログビューアを実行するPCの使用可能メモリ数が少ない場合は、ログが表示されない場合があります。

 

■参照可能なログの範囲

◆システム管理者がログを参照する

システム管理者は、すべてのCT/CTグループ、およびユーザ/ユーザグループに対して、ログビューアでのログの参照、検索、CSV出力ができます。

 

◆部門管理者がログを参照する

部門管理者は、自分が部門管理者として設定されているCTグループ、またはユーザグループと、その配下のグループに対して、ログビューアでのログの参照、検索、CSV出力ができます。

 

参照可能なログの種類

ログビューアで参照可能なログを、以下の一覧に示します。これらのログは、ログ一覧、コマンドプロンプト操作ログ一覧、または、設定変更ログ一覧を表示し、検索することによって参照できます。各ログの参照方法は、“[ログ一覧]画面で参照する”、“[コマンドプロンプト操作ログ一覧]画面で参照する”、“[設定変更ログ一覧]画面で参照する”を参照してください。

これらのログをログビューアで参照するには、管理コンソールでポリシーの設定が行われ、反映されている必要があります。

ポリシーの設定および反映は“端末初期設定をおこなう”、“CTポリシーを変更する”または“ユーザポリシーを変更する”を参照してください。

参照可能なログの種類

ログの説明

ログが表示される画面

ログを参照するために事前設定しておくポリシー

アプリケーション起動ログ

クライアント(CT)でアプリケーションを起動したときのログです。

Citrix Presentation Server(TM)と連携する場合は、Citrix Presentation Server クライアントで行ったアプリケーション起動操作が記録されます。

ログ一覧

[各種ログスイッチ]タブの[アプリケーション起動ログ]を[する]に設定します。

アプリケーション終了ログ

クライアント(CT)でアプリケーションを終了したときのログです。

Citrix Presentation Server(TM)と連携する場合は、Citrix Presentation Server クライアントで行ったアプリケーション終了操作が記録されます。

ログ一覧

[各種ログスイッチ]タブの[アプリケーション終了ログ]を[する]に設定します。

アプリケーション起動抑止ログ

クライアント(CT)で抑止されているアプリケーションを起動したときのログです。
[ログ一覧]画面に、赤字で表示されます。

ログ一覧

[アプリケーション起動抑止]タブの[起動抑止アプリケーション名一覧]に[起動抑止アプリケーションEXE名]を設定します。

ウィンドウタイトル取得ログ

クライアント(CT)で起動したアプリケーションが、ウィンドウで表示されたときのログです。

Citrix Presentation Server(TM)と連携する場合は、Citrix Presentation Server クライアントで起動したアプリケーションのウィンドウタイトルが記録されます。

ログ一覧

[各種ログスイッチ]タブの[ウィンドウタイトル取得ログ]を[する]に設定します。

メール送信ログ

クライアント(CT)でメールを送信したときのログです。

ログ一覧

[各種ログスイッチ]タブの[メール送信ログ]を[する]に設定します。

メール添付抑止ログ(注1)

クライアント(CT)で抑止対象となるファイルをメールに添付して、送信または保存したときのログです。
[ログ一覧]画面に、赤字で表示されます。

ログ一覧

[メール添付抑止]タブの[メール添付抑止拡張子一覧]に[拡張子名]を設定します。

[メール添付抑止]タブの[暗号化ファイル以外抑止する]を選択します。

デバイス構成変更ログ

クライアント(CT)でデバイスの構成を変更したときのログです。

ログ一覧

[各種ログスイッチ]タブの[デバイス構成変更ログ]を[する]に設定します。

印刷操作ログ

クライアント(CT)で印刷が許可されたアプリケーションで印刷したときのログです。

Citrix Presentation Server(TM)と連携する場合は、Citrix Presentation Serverクライアントで行った印刷操作が記録されます。
仮想プリンタに印刷した場合、Citrix Presentation Server側とCitrix Presentation Serverクライアント側の両方に印刷ログが記録されます。

ログ一覧

[各種ログスイッチ]タブの[印刷操作ログ]を[する]に設定します。

印刷抑止ログ

クライアント(CT)で印刷が許可されているアプリケーション以外の印刷があったときのログです。
[ログ一覧]画面に、赤字で表示されます。

ログ一覧

[印刷抑止]タブの[印刷抑止]を[する]に設定します。

ログオン抑止ログ

クライアント(CT)で抑止されたグループからログオンしたときのログです。
[ログ一覧]画面に、赤字で表示されます。

ログ一覧

[ログオン抑止]タブの[ログオン抑止グループ一覧]に[ログオン抑止グループ]を設定します。

ファイル持出しログ

クライアント(CT)で持出しユーティリティを使用してファイルの持ち出しを行ったときのログです。

ログ一覧

[ファイル持出し抑止]タブの[ファイル持出し抑止]を[する]に設定します。

[各種ログスイッチ]タブの[ファイル持出しログ]を[する]に設定します。

PrintScreenキー操作ログ

クライアント(CT)でPrintScreenキーを操作したときのログです。

Citrix Presentation Server(TM)と連携する場合は、Citrix Presentation Server クライアントでのPrintScreenキー操作が記録されます。

ログ一覧

[各種ログスイッチ]タブの[PrintScreenキー操作ログ]を[する]に設定します。

PrintScreenキー抑止ログ

PrintScreenキーが抑止されているときに、クライアント(CT)でPrintScreenキーを使用したときのログです。
[ログ一覧]画面に、赤字で表示されます。

ログ一覧

[印刷抑止]タブの[PrintScreenキー無効化]を[する]に設定します。

ファイル操作ログ

クライアント(CT)でファイルを操作したときのログです。

Citrix Presentation Server(TM)と連携する場合は、Citrix Presentation Serverクライアントで行ったファイル操作が記録されます。また、Citrix Presentation Serverへログオンするときに、Citrix Presentation Serverの内部で行われたファイル操作も採取されます。
ただし、Citrix Presentation Serverのデバイスマッピングされたドライブに対するファイル操作は取得されません。

ログ一覧

[ファイル操作プロセス]タブの各項目を設定します。

[ファイル操作拡張子]タブの[ファイル操作ログ取得拡張子一覧]に[拡張子名]を設定します。

[各種ログスイッチ]タブの[ファイル操作ログ]を[する]に設定します。

ログオン/ログオフ

クライアント(CT)で以下の操作を実施したときのログです。

  • ログオン
  • ログオフ
  • PC起動
  • PC終了
  • PC休止
  • PC復帰

Citrix Presentation Server(TM)と連携する場合は、Citrix Presentation ServerクライアントからCitrix Presentation Serverへの接続/切断が記録されます。
また、Citrix Presentation Serverクライアントの起動/終了も記録されます。

ログ一覧

[各種ログスイッチ]タブの[ログオン/ログオフログ]を[する]に設定します。

連携アプリケーションログ

クライアント(CT)と連携するアプリケーションのログです。
クライアント(CT)と連携するアプリケーションについては、“Systemwalker Desktop Keeper 導入ガイド”の“他製品との連携機能”を参照してください。

ログ一覧

[各種ログスイッチ]タブの[連携アプリケーションログ]を[する]に設定します。

コマンドプロンプト操作ログ

クライアント(CT)で入力されたコマンドおよびコマンド結果のログです。

Citrix Presentation Server(TM)と連携する場合は、Citrix Presentation Serverクライアントで行ったコマンドプロンプト操作が記録されます。

コマンドプロンプト操作ログ一覧

[各種ログスイッチ]タブの[コマンドプロンプト操作ログ]を[する]に設定します。

設定変更ログ

管理コンソールまたはログビューアで、クライアント(CT)の設定情報を変更したときのログです。

設定変更ログ一覧
(注2)

ポリシー設定の必要はありません。

注1) Standard Editionの場合に参照できます。

注2) ログビューアでクライアント(CT)の設定情報を変更したときのログは、[設定変更ログ一覧]画面に表示することはできません。設定変更ログのCSV形式出力コマンドを実行し、出力結果を参照してください。設定変更ログのCSV形式出力コマンドの詳細は、“Systemwalker Desktop Keeper 導入ガイド”の“DTKSTCV.EXE (設定変更ログの出力)”を参照してください。

PrintScreenキー操作ログとPrintScreenキー抑止ログの見分け方

PrintScreenキー操作ログとPrintScreenキー抑止ログは、同じログ種別で管理されます。(ログ種別は“PrintScreenキー抑止ログ”で管理されます)
このため、PrintScreenキー操作ログの区分は“正規”、PrintScreenキー抑止ログは“違反”で表示し、区別しています。

 


下へ2.2.2.1 [ログ一覧]画面で参照する
下へ2.2.2.2 [コマンドプロンプト操作ログ一覧]画面で参照する

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