クラウド型間接材調達支援サービス 導入事例

これまで導入していただいた企業様の事例をご紹介します。

お客様の現状の仕入先を維持しつつ、画期的な省力化やコスト削減に貢献。

株式会社リンネット様

クラウド型間接材調達支援サービスを使って、新たなストックビジネスを生み出す手法

リンネット様は、福岡市博多区に本社を置くITソリューション企業。九州最大の食品商社、ヤマエ久野のグループ会社とあって、流通・小売・食品製造業などに強みを持ち、九州を中心に日本全国1,000社を超える企業と取引を行っています。30年以上にわたって安定成長を継続しているという同社は、クラウド型間接材調達支援サービスを導入し、新たなソリューションのひとつとして活用を始めました。その導入の経緯と効果を代表取締役社長の石上武徳さん、総務部主任の川﨑正美さん、営業2部営業課主任の山﨑純貴さんにうかがいました。

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導入の背景

さらなる売上拡大のための「サプライ拡販プロジェクト」の誕生

  • 自社のコスト削減や効率化に用いるだけでなく、顧客に対してリンネット様のオリジナルサービスの一つとして提供し、そのストックビジネス拡大につなげていること。
    石上武徳社長は「売上が10億に達した時、ここから落としたくない、もっと伸ばしたい、そのためには現状維持ではダメだと考えました。ひらめいたのがサプライサービス。これまでもやっていたのですが、これを増やせば、毎月の売上は確実に上がっていく。私たちの得意とする流通・小売業は店舗や拠点を多数持っている企業が多いこともあって、確実にニーズがあると考えたのです」と語ります。「そこで、サプライ拡販プロジェクトを社内に立ち上げました。どうすればサプライビジネスを大きくできるか、みんなに考えてもらったのです。システムを知った時は、これだ!と思いました。汎用性が高く、ユーザビリティもいい。これを使えば、自社で開発するというリスクをかけずに、すぐにサービスを開始できるわけですから」。

  • 「その時、プロジェクトメンバーで考えた新サービスの名前が『アレコレR』です。アレもコレもなんでもあるよという意味です。言葉遊び的に「ある」を「R」としたわけですが、もちろんこれはリンネットの頭字のRでもあります」と語るのは、プロジェクトメンバーだった総務部の川﨑正美主任。

導入のポイント

お客様に喜んでいただき、サプライ拡販の課題解決のために

「以前はサプライ品の注文は、電話やFAXで受けていました。その後の商品手配などの作業は、私たちが行うわけで、その労力とコストは、私たちが目指すべき「サプライ拡販」には大きな課題になります。しかし、クラウド型間接材調達支援サービスを使えば、その作業はほぼゼロ。注文がどれだけ増えてもシステムが処理してくれる為、労力やコストの心配をする必要がありませんから」と総務部の川﨑主任は語ります。「さらに、導入してみて驚いたことの一つですが、お客様からの問い合わせが激減しました。Web上で商品特長や金額の確認ができますから、私たちに聞く必要がない。これも私たちにとっては大きな効率化でした」。
クラウド型間接材調達支援サービスの導入は、リンネット様のお客様にとっても、スタッフにとっても、大きなメリットがあることが予測できました。

仕入先を変更することなく運用の効率化とコスト削減を実現

  • 山﨑純貴主任

    「さらにいいのはお客様が現在使っているサプライ品やロゴなどを入れたオリジナル品の仕入先を変える必要がないこと。似たようなサービスを行っている競合もありますが、たいていは仕入先ごと変更しなければならなかったりします。どんな企業も取引先との関係には気を使いますよね。そこを壊すことなく便利さや労力削減、コスト削減を実現できるとなれば、お客様は目を輝かせて話を聞いてくれますよ」と営業2部営業課の山﨑純貴主任も導入のメリットを熱く語ります。
    クラウド型間接材調達支援サービスが、リンネット様のサプライビジネスの拡大に直結することが予測できたこと、それは導入を決めた大きなポイントになりました。

導入の効果

店舗備品の発注管理に悩んでいた新生堂薬局様の事例

クラウド型間接材調達支援サービス導入により、本格始動した新サービス「アレコレR」は、今ではリンネット様の主力サービスの一つ。約3年でサプライビジネスは2倍以上の伸びを示し、売り上げ全体の約20%を占めるまでに成長しました。
「アレコレR」の導入でコスト・労力削減に成功したお客様も多く、評判も上々です。 取引先の一つである新生堂薬局様も、そんなお客様。九州地区を中心に、2019年6月現在70店舗以上の調剤薬局と50店舗以上のドラッグストアを展開するこの企業は、増え続ける店舗備品の発注管理の大変さに悩んでいたそうです。それを聞いた担当営業の山﨑主任がさっそくアレコレRを提案。即座に興味を示されたそうです。現状の仕組みや扱いアイテムなどを確認し、運用の改善を総務担当者と一緒に考えていきました。



新生堂薬局様

薬袋などのオリジナル品も多く持つ新生堂薬局様は、倉庫で在庫管理をしているのですが、その在庫管理システムと「アレコレR」を連携させ、画期的な省力化を実現しました。
「これまでバラバラだった発注方法が、一つの窓口に一本化され、各店舗の発注作業も、それを取りまとめる本部の作業も効率化し、非常に喜ばれています」と山﨑主任。「データの入力ミスなどもなくなりましたから、作業のムダもなくなり工数の削減に大きく貢献できたと思います。何より、これまでわからなかったコストのムダが見えるようになり、各店舗のコスト管理もできるようになったと、とても感謝されています」。

今後の展開

柔らか発想が生み出すクラウド型間接材調達サービスの新たな応用

クラウド型間接材調達サービスのよさは、その汎用性にあると石上社長は言います。「だから応用が利く。このシステムはEDIにも使えると考えています。ヤマエ久野グループにはさまざまな会社がありますが、各社の扱う商品やサービスを、グループ社員が購入できるようにしたとします。各社にとっては、流通に卸すよりも高く売れて、社員にとってはお店で買うより安く買える。つまり社員販売セールをこのシステムを使うことで簡単に実現できるのではないかと思うのです。社員が辞めない会社をどうやったら作れるか、入社したいと思ってもらえる会社をどう作るか、という問題は現代のすべての企業が持つ課題の一つです。魅力ある会社を作るための道具として活用することもできるんじゃないか、とも考えています」。
クラウド型間接材調達サービスを、間接材以外にも応用してしまう。この発想の柔らかさが石上社長の、そしてリンネット様の強みなのでしょう。 リンネット様にとって、クラウド型間接材調達サービスは、経費や手間を削減するだけのものではなく、これまでも、そしてこれからも、新しい利益チャネルを生み出し、売上拡大を実現していく武器でもあるのです。

導入事例 株式会社リンネット様

所在地福岡県福岡市博多区博多駅東2-13-7
設立1985年4月11日
代表者石上 武徳
資本金5,000万円
従業員数58名(2019年3月)
URLhttps://www.rinnet.co.jp/

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