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Fujitsu

Japan

国分株式会社 様 導入事例 3

このページの情報は、2006年に掲載されたものです。
最新情報は、GLOVIAトップページよりご覧ください。

会計データの柔軟な活用と業務効率化を実現

飛躍的に向上したデータ活用システムの使い勝手も大幅に向上

取材時点では、GLOVIA/SUMMITを導入してからまだ決算期を迎えておらず、決算日程短縮などの効果はこれからという段階であった。しかし業務面においては、既に様々なメリットが生まれている。特に大きいのが、会計データ活用の自由度が飛躍的に向上したことだ。

「何らかのデータを利用したいと思った場合、従来は勘定科目ごとに作成している資料から個別にデータを拾い出さなくてはなりませんでした。しかも会計処理が全国10単位に分かれていましたので、全社の数字が欲しければ同じ作業を10回繰り返して合算する必要があります。しかし現在では、GLOVIA/SUMMITのFDWH(Financial Data WareHouse)にすべてのデータが集約されていますので、全事業所から特定の勘定科目のデータを瞬時に抜き出すといった作業が容易に行えます。しかもGLOVIA/SUMMITの『汎用抽出機能』を利用すれば、データを抜き出す際の条件なども細かく指定できる。これは非常に便利です」(菅原 氏)。

また日常的なデータ照会作業など、汎用抽出機能を利用するまでもないような場合は「DataViewer」を活用。菅原 氏は「残高管理項目を照会する場合はDataViewer、複雑な条件を指定してデータを抜き出したい場合は汎用抽出機能と、必要に応じて使い分けができるのでありがたいですね」と続ける。

「DataViewer」と「WEB照会」画面
DataViewer
残高検索画面
  DataViewer
残高検索画面から明細行へドリルダウン
 
WEB照会
「損益計算書参照(ドリルダウン)」
  WEB照会
「元帳照会」

Excel連携機能を活用し業務効率とスピードをアップ

新会計システムは、経理部門の業務効率化にも貢献している。旧システムでは入力系システムの月次の締日が少し早めに設定されていたため、期日後に発生したデータについては後から手作業で修正する必要があった。データが大量にある場合は入力作業に時間を取られてしまう上、修正情報を会計帳簿にタイムリーに反映させることもできなかったのである。

「幸いGLOVIA/SUMMITには、Microsoft Excelのワークシートを使ってデータを投入できる機能が備わっています。そこでこれを利用して、通常の締日の後でも大量のデータを一括登録できる仕組みを構築しました。現在では手間を掛けることなく、最新の情報を帳簿上に反映できるようになっています」(菅原 氏)。

またMicrosoft Excelから直接GLOVIA/SUMMITのデータを引き出せる「GLOVIA関数」についても期待が寄せられている。「経理部門で作成する資料の中には、フォーマットが決まっている定型的なものも数多くあります。こうしたものの作成にGLOVIA関数を利用すれば、作業がかなり簡素化できると見込んでいます」と鈴木 氏は語る。

先にも触れた通り、決算日程短縮などの具体的な効果が出るのはこれからである。しかし現時点でも、先行きについて充分な手応えを感じているとのこと。鈴木 氏は「今までは決算処理のためのデータを揃えるところで、相当の工数を要していました。しかしGLOVIA/SUMMITと他の業務システムとの連携が進めば、この分の時間は確実に短縮できる。自然と決算日程短縮につながっていくと確信しています」と力強く語る。

会計情報を積極的に活用しグループ経営の最適化に貢献

現在同社ではGLOVIA/SUMMITの複数会社機能を利用し、グループ企業33社の会計業務を同一システム上で稼働させている。「関連会社も当社と同じ卸売業が多いので、それほど苦労することなくGLOVIA/SUMMITへの集約が可能でした。今後は製造業や小売業など、異業種の関連会社の会計業務もGLOVIA/SUMMITへ順次統合し、連結決算・連結経営のスピード化に貢献していきたいと思っています」と鈴木 氏は語る。最終的には、連結子会社42社の会計業務が、すべてGLOVIA/SUMMITに集約される予定だ。グループ経営の最適化を図っていく上でも、GLOVIA/SUMMITは重要な役割を果たすことになるのだ。

次世代に向けた会計業務基盤を確立した国分だが、現在も新全社基幹システムの完成に向けて様々な取り組みを進めている。「会計業務に関わる部分では、新たな入力系システムの構築を計画中です。ここでは経費精算などの現場入力や、支払処理のキャッシュレス化などを実現していきたい」と板東 氏は説明する。またOLAPツールを導入してより精緻な分析を行う、キャッシュフロー管理や資金繰り管理の精度を高めていくなどの検討も進めているとのことだ。

「これからのテーマを一言で述べれば、『会計データを経営に活かす』ということに尽きます。そういう意味でも、GLOVIA/SUMMITのような、大量の会計情報を自在に活用できる器が加わったことは大きいと感じています」(板東 氏)

約300年の長きにわたり業界をリードし続けてきた国分。GLOVIA/SUMMITはその新たな飛躍をサポートするツールとして、これからも活用されていくのである。

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