機能説明
機能別索引
高性能CEPエンジン
高速フィルター
当社独自の高速フィルター技術により、イベントとDBサーバに格納されているマスタを高速に照合します。
例えば、Webサーバから随時送信されるWebページのアクセスイベントとDBの顧客情報マスタを高速に照合し、イベントに含まれる顧客IDから対応するマスタ上の顧客を瞬時に特定し、顧客属性に適したサービスを提供できます。
このマスタとイベントの照合には複雑な設計・開発は必要とせず、簡単なルールを記述するだけで定義することができます。
入出力アダプタ
センサー、スマートフォン、SOAシステムなどからデータを収集するための入力アダプタとしてSocket, http, SOAPのプロトコルに対応しています。
また、高性能CEPエンジンの処理結果は出力アダプタを通じて外部に出力することができます。出力アダプタはSOAPプロトコルに対応し、さらにユーザ開発Javaプログラムに対応するカスタムリスナを利用することができます。
外部連携
Hadoop処理システムとの連携
Hadoop(注)処理システムと連携することで、高度なビッグデータ分析・加工処理技術を利用することができます。Hadoop処理システムは本製品から送られるイベントのログを大量(数TB~数PB)に集積し、並列分散処理技術により分析・加工することができ、その結果をビジネスに活用することができます。
例えば、Hadoopにより分析された結果を本製品のルールに反映し、より精度の高い予測を実現することができます。
この連携にはInterstage Big Data Parallel Processing Server(別売)を利用することができます。
(注) Hadoop : 複数のサーバにより並列分散処理を行うことで大量のデータを分析・加工する技術
インメモリデータ管理ソフトウェアとの連携
インメモリデータ管理ソフトウェア Interstage Terracotta BigMemory Max (別売)を用いることで、性能への影響を最小限に抑えて、メモリ上に格納されている分散キャッシュのデータにアクセスができます。これにより、RDBを参照するよりも高速な外部データ参照処理が可能になります。
データベースソフトウェアとの連携
データベースソフトウェア Symfoware Server (別売)や他のデータベースソフトウェアのデータにアクセスができます。
開発環境
SQL型ルール記述
データベースの問い合わせ言語を基にしたルール記述方式です。複数の条件を元に処理を定義したり、複雑な条件分岐や遷移状態をルールとしてきめ細かく記述する場合に向いています。
IF-THEN型ルール記述
SQL型ルールよりもわかりやすく、容易にルールの記述を行うことができます。イベントのフィルタリングなど、単純な処理をルールとして記述する場合に適しています。また、イベントとマスタデータの照合や、結合といった処理も簡単なルールを記述するだけで実現できます。
従来のSQL型ルールでは、性能劣化への考慮によりコード量が多くなりがちであった処理も、シンプルに記述することができます。