機能説明
アイコンの説明
[Express] [Virtual Edition] [Cloud Edition] は、ServerView Resource Orchestrator Express、Virtual Edition、Cloud Edition で対応している機能であることを示します。
ICTリソースの有効活用
リソースプール管理機能 [Cloud Edition]
ICTリソース(物理サーバ、仮想サーバ、ストレージ、ネットワーク)をプール化して管理することができます。運用要件(セキュリティ、リソースの管理単位など)に応じてリソースプールを複数作成できます。インフラ管理者は所定のリソースプールに必要なリソースを登録し、サービス利用者の要求に応じて、リソースを切り出してプラットフォームを構築します。プラットフォームが不要になったときには該当リソースをプールに返却します。プール内のリソースが不足した場合は、他のプールからリソースを移動できます。また、リソースの使用率はリソースキャパシティ管理を使って容易に把握できます。
使用状況の見える化 [Cloud Edition]
ICTリソースの利用状況(CPU / メモリ / ディスク使用量、利用者数、利用時間など)が、利用者にサービスとして貸出した単位および、利用部門ごとに把握することができます。また、ダッシュボード画面を通じて、プールの使用状況も確認することもできます。
セルフサービスポータル [Cloud Edition]]
利用者自身がセルフサービスポータル(Web画面)を介して申請・仕様変更の画面を操作することにより、新規の環境を確保したり、運用中の仕様変更ができます。申請・仕様変更の際、上司への承認依頼から承認の可決までのプロセスをフローにより自動化できます。また、セルフサービスポータルを介して、論理プラットフォームの電源ON / OFF、スナップショットの取得が可能です。
テンプレートによる自動配備 [Cloud Edition]
インフラ管理者が標準的なリソース(ハードウェア・OS)の組み合せをテンプレートとして用意しておくことで、そのテンプレートに従い論理プラットフォームを自動配備することができます。インフラ管理者は、利用部門の急な新規業務立ち上げや繁忙期のシステム拡大などに対して、迅速にインフラを提供できます。また、プラットフォームの配備時には、OSの起動に必要なパラメーターやネットワークが自動設定されるため、利用者が設定をおこなう必要はありません。これによりパラメーターの設定漏れや定義ミスを防止できます。
ネットワークの自動設定 [Cloud Edition]
論理プラットフォームを自動配備後に、テナント利用者が必要なネットワーク機器のルール設定(ファイアーウォールやサーバロードバランサーの設定など)をGUI画面からパラメーターを入力するだけで自動的に設定できます。
従来はネットワーク機器ごとに管理者による設定が必要でしたが、「ネットワークの自動設定」により設定漏れや定義ミスを防止でき、短時間でシステム構築ができます。
仮想化環境の可用性の向上
故障予兆の検出による業務停止の回避と予備サーバ切り替え [Express] [Virtual Edition] [Cloud Edition]
サーバにおいて故障の予兆発生を検出し、切り替え・縮退解消までの一連の動作を自動化します。
(図中の1~4)
(注)Expressは、サーバの故障の予兆発生時、検出から業務の退避(縮退)までの一連の動作を自動化できます。(図中の1~2)
故障サーバを短時間で自動復旧 [Virtual Edition] [Cloud Edition]
N+1コールドスタンバイ構成の自動切替えにより、可用性を確保しながらサーバ台数を削減できます。
- PCサーバ、UNIXサーバに対応。
- Windows、Linux、VMホストで予備サーバ共有に対応(注1-1)。
- 予備サーバを検証などに活用可能で更なるコスト低減。
- 信頼性が向上するN+M構成にも対応。
(注1-1)WindowsサーバとVMware vSphere 4のESXサーバとの間では、予備サーバを共有できません。
シンクライアント環境のウイルス対策強化
ウイルス感染時の検疫ネットワークへの自動隔離 [Virtual Edition] [Cloud Edition]
Citrix社のCitrix XenDesktop / XenApp、および、トレンドマイクロ社のウイルスバスター コーポレートエディション等のウイルス対策製品と連携することにより、シンクライアント環境のウイルス対策を強化します。ウイルスに感染した仮想PCは、運用ネットワークから直ちに自動で切り離され、予め用意した検疫ネットワーク(注1-2)に隔離します。
(注1-2)検疫ネットワークは、問題のある仮想PCを隔離し、検査、対策するための専用のネットワークです。
サーバ集約環境の運用の統一
ExtremeSwitching VDXとVCSファブリックの監視と可視化 [Virtual Edition] [Cloud Edition]
ExtremeSwitching VDXの監視と可視化を行います。さらに、複数のExtremeSwitching VDXが1つのスイッチとして統合的に管理されるVCSファブリック(注1-3)としての監視と可視化を行います。
物理マップ上のVCSファブリックを展開することで、 VCSファブリックを構成する個々のExtremeSwitching VDXのポートや結線の状態が一目でわかるため、紙などのドキュメントによる結線状態の管理が不要となり、運用負荷を軽減できます。
(注1-3)VCSファブリックは、ExtremeSwitching VDXスイッチ・ファミリーに組み込まれたExtreme VCS(Virtual Cluster Switching)ファブリック・テクノロジーにより構築されるイーサネット・ファブリックです。
ブレードビューアー [Express] [Virtual Edition] [Cloud Edition]
サーバの状態をわかり易く表示し、業務名をゲストの移動に連動して表示します。
それにより、運用管理の負荷を軽減できます。
VDI環境の導入期間の短縮
仮想PCの自動作成 [Cloud Edition]
仮想PCの自動作成(XenDesktop登録・ActiveDirectory登録を含む)により、VDI環境の導入期間を短縮し多くの仮想PCを手早く導入できます。
利用部門はWeb画面から申請し、管理者は承認するだけで仮想PCが提供出来ます。
申請から仮想PC提供までの時間を短縮し、管理部門の負荷軽減と利用部門へのサービス向上をもたらします。