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多様化するフラッシュストレージ利用

国内の企業向けストレージシステム市場において、2013年はフラッシュメモリを用いたSSD(Solid State Drive)搭載の「フラッシュストレージ」の普及が本格的に始まった年であった。SSDはHDDよりも高速なI/O処理が可能であることに加え、省スペースかつ省電力という特長を持つ。そのため、データ量の飛躍的な増大や、仮想化によるサーバ集約密度の高まりとともに、ストレージ課題を解決するソリューションとして企業の注目も高い。

(注) 本連載ではIDCのレポートを基に、中小規模の企業=1~999人以下、大規模の企業=1,000人以上と定義している。

I/O性能の向上にとどまらない導入目的

ストレージ新技術の導入状況について調査したIDCの「ストレージ新技術の導入状況」によると、フラッシュストレージは、「ストレージ仮想化」(16.1%)に次ぐ高い導入率(13.6%)である。またフラッシュストレージを導入済み / 導入を検討・計画中の企業は51.4%と最も多く、導入は2014年以降も引き続き進展すると見られる。

また、その導入済み / 導入を検討・計画中の企業に対し、IDC調査の「フラッシュストレージの導入目的」によると、I/O性能の向上を目的とした「アプリケーションのパフォーマンス向上」(42.4%)および「応答時間の短縮」(36.5%)がそれぞれ1位と2位。しかしさらに3位以下を見ると、「ユーザーに対するサービスレベルの向上」(27.4%)、「ストレージ、サーバーの設置面積の縮小」(24.3%)、「ストレージ、サーバーなどの台数の削減」(16.3%)、「低消費電力の実現」(15.4%)と続いており、フラッシュストレージの導入目的が複合的であることが分かる。

フラッシュストレージの導入目的(複数回答)のグラフ

広がるユーザーの選択肢

それでは、導入済み / 導入を検討・計画中の企業は、フラッシュストレージをどのように利用している / 利用する予定なのだろうか。

IDC調査の「フラッシュストレージの利用形態」によると、利用形態は「サーバーへのSSD搭載」(39.2%)、「サーバー内蔵型PCIeフラッシュカード」(38.8%)、「外付型ディスクストレージへのSSD搭載」(35.7%)、「オールフラッシュストレージシステム」(13.3%)、「外付型ディスクストレージへのフラッシュモジュール搭載」(13.1%)となっている。全体として昨年と同じ傾向が見られ、SSDのみを搭載したオールフラッシュストレージシステムよりも、SSDとHDDの両方を搭載したハイブリッド型が主流である。

フラッシュストレージの利用形態(複数回答)のグラフ

また、IDC調査の「フラッシュストレージの利用用途」によると、「一時的なデータ保存」(51.0%)がトップで、次いで「データキャッシュ」(42.6%)、少し離れて「階層管理の最上位階層として利用」(24.1%)、「ブートドライブとして利用」(24.1%)、「特定のデータを長期に保存」(21.5%)と続く。

フラッシュストレージの利用用途(複数回答)のグラフ

IDC調査の「フラッシュストレージの利用アプリケーション」によると、フラッシュストレージで利用しているアプリケーションは多く、中でもトップは「データベース」(43.2%)で、「Webアプリケーション」(25.1%)、「データウェアハウス / ビジネスインテリジェンス」(23.6%)と続く。仮想化環境に関しては、「サーバー仮想化」が20.0%、「デスクトップ仮想化」が13.9%であるが、導入後にストレージのI/O性能が課題になっているという調査結果もあり、仮想化環境におけるフラッシュストレージの利用も今後増えていく可能性はあるだろう。

フラッシュストレージの利用アプリケーション(複数回答)のグラフ

今後の展望

IDC調査の「フラッシュストレージを導入しない理由」によると、導入計画のない企業の理由としては「価格が高い」(58.3%)が2位以下を大きく引き離して最も多く、以下は「信頼性が不安」(20.9%)、「導入後の効果が不明確」(18.7%)、「書き込み回数が制限されている」(18.0%)、「容量が少ない」(17.8%)と続く。しかしSSDとHDDの価格差は急速に縮まってきている。加えて、HDDの代替としてではなくSSD向けに最適化されたアーキテクチャーを持ち、信頼性を高めたり書き込み回数の制限を補ったりする製品も登場している。

低価格化とともに、SSDの特徴である省スペース・省電力性能と相まって、システム全体としてはHDDよりもコスト削減を実現できるケースが出てきており、今後は様々な規模や利用用途でフラッシュストレージの利用が進むと見られる。

富士通のストレージソリューション

富士通は、SSDとHDDを組み合わせたハイブリッド・システムにより、大規模な仮想化環境において安定的に高い処理性能を実現するストレージソリューションを提供しています。
ETERNUS TR series 仮想化環境専用ストレージは、データの重複排除と圧縮によってSSDの容量効率を向上。さらにアクセス頻度の少ないデータをHDDに自動配置し、I/O処理の99%をSSDで処理することで、これまで高い処理性能を発揮するために必要であった大量のHDDを不要にし、省スペース、省電力を実現しています。

また、最新フラッシュテクノロジー「Extreme Cache」を搭載したディスクストレージシステム ETERNUS DX S3オールフラッシュアレイ ETERNUS DX200F、ファイルサーバに特化したETERNUS NR1000 series ネットワークディスクアレイはSSDの搭載をサポートしています。
富士通ではお客様の環境や多様な要件に応える製品・ソリューションを豊富にご用意し、企業システムのパフォーマンスの向上を支援いたします。

掲載日:2014年11月18日

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