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仮想環境のストレージ管理を徹底的に簡略/自動化、管理者の負荷を削減

鈴木恭子   2015年5月29日

展示ブースレポート |  セッションレポート

長年、仮想システムを運用してきた管理者ほど導入メリットを実感できる"ETERNUS DX S3 series+VVOL"

5月14日から2日間、東京国際フォーラムで開催された「富士通フォーラム 2015」。今年で22回目を迎える同フォーラムには、富士通の最先端のテクノロジーをはじめ、ビッグデータ、セキュリティ、ワークスタイル革新、ビジネスと社会のイノベーションなどにフォーカスしたソリューションや取り組みが多数展示された。

中でも富士通のクラウド戦略を紹介するセクションでは、15にもおよぶブースで、クラウドプラットフォームの運用環境を最適化する最新のソリューションが紹介されていた。その中で、ひときわ注目を集めていたのは、仮想環境での最適なストレージ運用を実現するディスクストレージシステム「FUJITSU Storage ETERNUS DX S3 series」である。

今年もおおいに賑わった富士通フォーラム2015。市場の期待感を反映してか、クラウドプラットフォーム関係ブースにも多くの人が訪れていた

「ETERNUS DX S3 series」は、仮想化プラットフォームであるヴイエムウェアの「VMware vSphere 6.0」に搭載されたストレージ管理技術「vSphere Virtual Volumes(以下、VVOL)」にいち早く対応した。VVOLとは、仮想マシン単位のストレージ管理を実現するものであり、システム管理者の負荷を大幅に軽減する技術として注目されている。今回、富士通ではVVOLに独自の機能も取り入れ、仮想化環境のさらなる運用効率化を実現した。ブースでは、「ETERNUS DX S3 series」とストレージシステム統合管理ソフトウェアである「ETERNUS SF Storage Cruiser 16」を使ったVVOLのデモが行われ、多くの人が足を止めていた。

展示されていた「ETERNUS DX S3 series」

仮想マシン単位で詳細設定が可能に――「ETERNUS DX S3 series」

多くの企業が、ICTリソースの効率化や運用コストの削減を目的に、仮想化技術を導入している。しかし、仮想マシンの増加に伴い、新たな課題も発生した。それは、運用管理に伴う管理者の負荷増大だ。富士通プラットフォーム技術本部 プロダクトソリューション技術統括部の石浦裕一氏は、「仮想マシンごとにストレージの利用状況を把握し、適切な運用管理を行うことが困難になっています」と、仮想化環境におけるストレージ管理の課題を指摘する。

これまで、仮想サーバでストレージを使用するためには、仮想マシンの設定とは別に、事前にストレージを設計する必要があった。つまり、仮想サーバの管理とストレージの管理は、それぞれの管理ツールを使い、別々に管理しなければならなかったのである。また、従来の仮想マシンの運用では、複数の仮想マシンを同一ボリュームに格納し、ボリューム単位でバックアップ/リストア運用をしていた。このため、特定の仮想マシンをリストアする際にも、不要な領域もリストアするという"無駄"が発生していたのである。

しかし、VVOLの登場で、こうした課題は一掃された。仮想マシン単位の管理が可能になったのである。スナップショットや複製など、従来はボリューム単位でしか行えなかった作業が、仮想マシン単位で設定できるようになった。石浦氏は、「1つのストレージボリュームに、複数のVMDK(Virtual Machine Disk)を配置設計する作業は、管理者にとって大きな負担でした。それが、VVOLではボリュームとVMDKが1対1となり配置設計が大幅に簡略化されます」と説明する。


ETERNUSについて説明した富士通 プラットフォーム技術本部 プロダクトソリューション技術統括部 石浦裕一氏

また、VVOLでは仮想サーバ管理ツールである「VMware vCenter Server(以下、vCenter)」から仮想サーバとストレージを一元的に運用設定することが可能だ。さらに、性能・データ保護・セキュリティといったストレージのサービスレベル設定も、vCenter Serverの画面から設定可能だ。

VVOLの運用ポリシー設定画面

「ETERNUS DX S3 series」/「ETERNUS SF Storage Cruiser 16」ならではのVVOLとして注目されているのは、「完全な複製取得による確実なバックアップ」である。VVOLの通常のバックアップはスナップショット機能のみだが、富士通では、これに加えて完全な複製を取得する機能を追加した。物理障害に備えた確実なデータ保全を確立している。 リストアについては、スナップショットから仮想マシンデータをファイル単位でリストアできる「シングルアイテムリストア」を富士通独自機能として実装し、システム管理者の様々なリストア要件に対応できるようにした。

もう1つが、「ETERNUS SF Storage Cruiser 16」に備わっている「QoS自動化機能」と、VVOLとの連携による自動チューニングである。QoS自動化機能は、優先業務の仮想マシンに予め目標性能を設定するだけで、ストレージを共有する仮想マシンのI/O性能のバランスを自動調整するものだ。業務の優先度に応じてI/O帯域を確保するので、複数の仮想マシンでストレージを共有する環境であっても、パフォーマンスを低下させることなく、ビジネス要件に応じた性能リソースを自動的に割り当てることができる。石浦氏は、「仮想化したものの、期待どおりのパフォーマンスが確保できないといった課題が解決できます」と説明する。

「長年、仮想システムを運用してきた管理者ほど、"ETERNUS DX S3 series+VVOL"が提供する仮想環境での最適なストレージ運用のメリットを理解していただけると思います。われわれは、運用管理のさらなる簡易化をコンセプトに、負担低減と運用コストの削減という価値を提供します」(石浦氏)

仮想化に特化した「FUJITSU Storage ETERNUS TR series」と垂直統合型の「FUJITSU Integrated System PRIMEFLEX Series」

複雑な設定は一切不要、運用のシンプル化を実現した「ETERNUS TR series」

富士通は、仮想化環境専用ストレージとして「ETERNUS TR series」も提供している。同製品は米国ティントリのOEMで、仮想化環境に特化して設計されており、大規模サーバの仮想化統合やデスクトップ仮想化システムに最適なストレージだ。大規模なサーバ仮想化環境でも安定したパフォーマンスを発揮するストレージとして活用されている。

ETERNUS TR seriesへのI/O(サーバとストレージ間の入出力)処理は、99%以上をSSDで処理できるよう設計されているため、高速処理が可能だ。性能設計など、煩雑な構成設計や性能チューニングなどは一切不要なため、必要なIOPS値やVM数にあわせて3モデルから選択するのみ。セットアップもネットワークの設定やvCenterの登録など、最低3項目の設定を行うだけであるため、10分程度で完了する。


仮想化に特化した「ETERNUS TR820」

運用面でも「ETERNUS DX S3 series」と同様に、従来のストレージではできなかった仮想マシン単位で管理することが可能。さらに、ホスト、ネットワーク、ストレージ、ディスク単位の処理時間を可視化し、ボトルネックを特定することができる。運用がほぼ自動化されているのも特長の1つで、仮想マシンで性能が不足した場合には、性能リソースを自動で割り当てる。ストレージの運用がほとんど自動化されているため、システム管理者は、基本的に何もする必要がないという。

石浦氏は、「ETERNUS TR seriesは、管理工数を極力削減し、仮想マシン管理をシンプル化したいお客様に最適な仮想化環境専用ストレージです」と説明する。

運用プロセスも標準搭載、垂直統合型の「PRIMEFLEX Series」

運用管理者の負荷を軽減する仮想化・クラウド基盤としてもう1つ注目したいのが、垂直統合型商品の「FUJITSU Integrated System PRIMEFLEX for Cloud」(旧 Cloud Ready Blocks)である。同製品は、仮想化・プライベートクラウド環境の構築に必要なハードウェアおよびソフトウェアなどの要素をパッケージ化し、1つのシステムとして提供されるものだ。ラインナップも、1~70VM程度を目安とした小中規模向けのモデルから、1400VM程度を目安とした大規模向けのモデルと幅広い。また、用途や要件に応じてストレージを選択することも可能で、現状「ETERNUS DX S3 series」や「ETERNUS NR 1000F series」が搭載されたモデルが提供されている。なお、今年度下期には先にご紹介した「ETERNUS TR series」を搭載したモデルも提供を開始する予定である。

富士通プラットフォーム技術本部クラウドインフラセンター部長の押川智浩氏は、「PRIMEFLEX for Cloudには、管理者のインフラ運用負荷を統一化・自動化により軽減できる機能が多数組み込まれています。利用部門のシステムに合わせて仮想マシンのスペックを型決めしてメニュー化・自動配備できる機能も備わっているので、導入後すぐにプライベートクラウドの運用が可能です」と力説する。


富士通 プラットフォーム技術本部 クラウドインフラセンター部長 押川智浩氏

なお、PRIMEFLEXシリーズには、サーバに「SPARC M10」、ストレージに「ETERNUS series」、データベースに「Oracle Database」を採用した超高速データベース基盤の「PRIMEFLEX for Oracle Database」もラインアップされている。こちらは、基幹業務をはじめ、リアルタイムでのビッグデータ分析や、オンライン決済など、ミリ秒単位での大量のデータ処理が要求される環境に最適だ。

富士通プラットフォーム技術本部プロダクトソリューション技術統括部の高橋裕氏は、「様々なデータを集約し分析・活用したいというお客様はもちろん、今までの業務効率を根本から見なおし、パフォーマンスを向上させたいというお客様には最適です。PRIMEFLEXシリーズですから、お客様によるインフラ設計は不要です。サポートも、全国2時間以内でオンサイト修理が可能な体制を構築しています」と説明する。

展示されていた「SPARC M10」と富士通プラットフォーム 技術本部プロダクトソリューション技術統括部 高橋裕氏

ビジネスを効率化し、イノベーション分野へリソースを集中するためには、ICT基盤の運用負荷を軽減することは必須である。そうした環境において、「ETERNUS Series」および「PRIMEFLEX Series」をはじめとする富士通のICT基盤ソリューションは、最適解となるはずだ。

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「株式会社 マイナビ」2015年5月29日に掲載されたニュース記事より転載。
本ページで掲載されている内容は、掲載日時点のものです。

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