あらゆるニーズに対応する ハイブリッドストレージシステム「ETERNUS DX S4」新登場
2017年5月10日
ICTシステムで重要な役割を担うストレージは急増するデータの確実な管理と効率的な活用に加え、圧倒的な処理能力、投資コストの最適化、優れた運用性が求められています。このようなニーズに応えるため、当社は、エントリークラス向けのハイブリッドストレージシステムを一新し、「ETERNUS DX60 S4/DX100 S4/DX200 S4」として3製品を2017年5月10日に販売開始しました。
また、ETERNUS SF 16.5との組み合わせにより、業務の優先度に応じたリソース割り当ての自動化、複数装置の統合管理など、より細やかなレベルの運用管理機能を実現し、複雑なストレージ運用管理からシステム管理者を解放します。
さらなる進化!従来機種を上回る性能
従来からの最先端テクノロージを採用するとともに、今回新たに最大4倍のシステムメモリと倍速のホストインターフェース(いずれも従来機比(注1))を採用し、ハードウェアを刷新することで、従来機種(注1)を上回る性能を実現しました。これにより、お客様の新たな業務や処理量の増加に柔軟に対応します。
(注1) 当社「ETERNUS DX S3 series」との比較
柔軟で高い効率性 “ハイブリッド+優れた機能”
超高速なSSDと、高速なオンラインSASディスク、大容量・低コストのニアラインSASディスクを搭載したハイブリッドストレージにより、お客様のニーズにあわせてシステム全体のリソースを最適化できます。
また、データアクセスの頻度に応じてSSDやHDDへのデータ再配置を行う「ストレージ自動階層制御」で性能とコストバランスも図れ、さらにお客様のシステム要件にあわせてディスクへの電力供給を停止する「エコモード」を実装し消費電力を削減します。このようにハイブリッドストレージシステムでは、ブロックアクセス・ファイルアクセスを問わず、あらゆるシステムの共通基盤として活用いただけます。
強固なデータ保護
フルボリュームの高速コピー機能、差分コピー機能、スナップショット機能を備え、業務の影響を最小限に抑えたバックアップを実現します。また、装置内に装備された多重化されたバッテリーにより、万が一停電などによる電源供給が停止した場合でも、キャッシュ内のデータを不揮発性メモリや物理ディスクに退避しデータを保護します。このバックアップ用バッテリーにニッケル水素電池を採用し長寿命化を実現しています。
高い運用性 “上位クラスに匹敵”
仮想化環境でのストレージ運用には専門技術が必要とされますが、ストレージの設計構築を簡素化するシン・プロビジョニング機能をはじめ、運用中のストレージリソースを最適配分する自動QoS、VVOLといった運用機能が煩雑なオペレーションを抑制し、運用リソースの低減はもとよりシステム安定稼動を実現します。
また、ETERNUS DX200 S4ではストレージ内のデータをリアルタイムで削減することできる「重複排除・圧縮機能」を標準でサポートし、総書き込み容量を削減するとともに、SSDにおいては、書き込み量自体を抑制することで長寿命化にも貢献します。さらにQoS機能との併用により、業務特性に応じたリソース配分が自由自在です。