ETERNUS トピックス
2014年8月29日
「なんとなくダルいけれども、原因が分からないので何科の病院に行けばいいか分からない」といった経験はありませんか?大きな病院では、「総合診療」「総合外来」など、どの科に行けばいいのかを最初に診断する科を設置しているところもあります。
実は、ストレージやサーバーにも同じようなケースがあります。例えば、「システムに性能劣化や容量枯渇が発生したけれども、原因が特定できない」「複雑化したシステムの、ボトルネックがどこだか分からない」「将来拡張した時に、何か問題が起こるんじゃ?」など、漠然とした課題を感じているならば、総合的な診断を行い、原因を「見える化」するのがおすすめです。
ストレージやサーバーを用いたシステムは、段階的に拡張したことで複雑化してしまい、「そもそも課題があるのか」「あるとしたら何が原因なのか」「どう対処すれば課題は解決できるのか」が見えにくい状況になりがちです。
その結果、「古いシステムのリプレースをどんな構成にしたらいいのかも分からない」「新しい技術を使いたいけれども、どう組み込めばいいか分からない」「災害対策やデータ保管を見直す必要があるが、どう変えていいか分からない」といった"ないないづくし"になってしまいます。
実は、こうした企業向けに『専用の診断ツール』をもとにストレージやサーバーの健康診断をするサービスがあります。診断により現状の「見える化」が実現し、人体の健康診断同様、早期発見・早期対応が可能になるわけです。
ストレージやサーバーの健康診断といっても、人体同様、自己診断するというのは難しいものです。原因をとり間違えたことにより適切な対処ができない状況を避けるためにも、プロの手によるツールを用いた診断が重要です。
そこでおすすめなのが、富士通が提供しているストレージアセスメントサービスです。専門ツールにより、お客様のストレージシステムを総合的に診断します。
人体の健康診断でも、悪いところや原因が分かった場合、必ずしも診断を行った病院で治療しなければならないわけではないのと同様、アセスメントサービスを受けたからといって富士通のストレージやサーバーに置き換えなければならないわけではありません。
あくまでも「診断」を行い、現状や将来的な障害の予兆を「見える化」するためのサービスです。システムのリプレースや構成の変更を行うためにも、まずは現状を診断してみてはいかがでしょうか。
診断の結果はグラフなどで視覚的にも分かりやすいものでした。ストレージの利用状況が明確になったことで、性能面では問題がないことが分かった反面、ファイルサーバが乱立しており、統合することでコストを下げながら、十分な容量を確保することができると診断されました。
数字やグラフでの具体的な裏づけがあることは、投資の計画立案にも役立ちますし、そのまま稟議書に活用することで経営陣の理解も得られやすくなります。(A社)
診断を行うと「また業務でやるべきことが増えるのでは」と危惧していましたが、実際にはこちらで事前に準備することなどもなく、ヒヤリングに答えた後は、ほとんどおまかせという状態でした。3~6週間程度で診断結果が出ると聞いていましたが(注1)、わが社では約1ヵ月。思ったよりも短期間で結果が出るのも、すぐに対策を立てるためにはよかったです。(B社)
従来のシステムでトラブルが多発していたため、リプレースを機に新たな機器導入を検討していた際に、ストレージアセスメントサービスを実施しました。その結果、既存環境は性能面でかなり余裕があることが判明。エントリーモデルへのリプレースでコスト削減の提案もいただきました。(流通業C社)
全国8拠点にあるファイルサーバのディスク利用率が高い中、サーバーの老朽化が進みリプレース時期も近づいていました。ファイルサーバアセスメントを実施した結果、全体的に利用率は高いものの、空き容量が多い地区もあることから、ファイルサーバを統合してディスクを有効活用すればよいということに。
また、数年アクセスしていない古いデータも多かったことから、未アクセスの古いデータを定期的に確認してテープ媒体に保管するという解決策も分かりました。(流通業D社)
(注) 株式会社リクルートホールディングス キーマンズネットに2014年7月4日に掲載された記事より転載掲載されておりますサービス内容、料金などは、掲載日または更新日時点のものです。