ETERNUS トピックス
2014年6月17日
バックアップデータの保管先として低コストで高速なディスクバックアップを実現する「ETERNUS CS800 S5 デデュープアプライアンス」を6月17日より販売開始しました。
「ETERNUS CS800 S5 デデュープアプライアンス」は、年々増大するバックアップデータをデータ重複排除・圧縮機能によりデータ量を削減、業務サーバに負荷をかけずにバックアップ運用の効率化を実現します。
安価でコストパフォーマンスに優れた「ETERNUS CS800 S5 Entryモデル」と、大規模な統合バックアップに対応する「ETERNUS CS800 S5 Scaleモデル」の2モデル、全4機種を提供します。
容量拡張が必要になった場合、いつでもお客様のシステム環境に応じて容量拡張が可能です。さらに、Scaleモデルではホットスペアディスクの搭載が可能と、よりデータ保全性の強化を実現できます。
なお、サポートする機能は全て標準搭載しており、追加オプションを購入することなく利用可能です。
モデル | Entryモデル
(基本4TB構成) |
Scaleモデル
(基本16TB構成) |
Scaleモデル
(基本24TB構成) |
Scaleモデル
(基本32TB構成) |
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外観 | ![]() |
![]() |
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対応ネットワーク
プロトコル |
NFS, CIFS, OST | ||||
論理容量 (注1) | 4TB ~ 8TB | 16TB ~ 160TB | 24TB ~ 240TB | 32TB ~ 320TB | |
期待容量
(注1) (注2) |
40TB ~ 80TB | 160TB ~ 1,600TB | 240TB ~ 2,400TB | 320TB ~ 3,200TB | |
ネットワーク
インター フェース |
1GbE | 10/100/1000BASE-T | |||
10GbE | 10GBASE-SR | ||||
データ重複
排除方式 |
インライン方式、プリ・プロセス方式(注3) |
(注1) 本容量は、1kByte=1,000Byteとして、RAID6にてフォーマットした容量です。お客様の使用可能容量は使用環境によって異なります。
(注2) 一般的な企業データを毎週フルバックアップ、毎日差分バックアップし、重複排除 / データ圧縮により書き込める平均的容量です。
(注3) プリ・プロセス方式は、SPEED機能を適用することで使用可能です。
ETERNUS CS800 S5は、データの重複排除と圧縮により、低コストで高速なディスクバックアップを実現するデデュープアプライアンスです。新たに書き込むデータとディスク上のデータにおいて、可変長のブロック単位で自動的に重複排除を行います。重複部分を除いた新規データのみ圧縮保存することで、保存データ量を90%以上削減可能です(注1)。
テープバックアップと比べて、ディスクベースの高速処理でバックアップ / リカバリー時間を短縮すると共に、RAIDによるデータ保護やテープのメディアエラー解消により可用性を向上します。さらに、バックアップサーバ等の既存環境を活かしながら効率的にテープ運用からの切替が可能です。
(注1) 一般的な企業データを毎週フルバックアップ、毎日差分バックアップした場合の削減率です。
ETERNUS CS800 によるデータの重複排除
ETERNUS CS800 SPEED機能を適用したデータの重複排除
高速なデータ通信を実現する10ギガビット・イーサネットをサポート。また、フレーム(注2)サイズを標準規格より大きくするジャンボ・フレームに対応し、一度により多くのデータ転送が可能です。これらにより、増加するバックアップデータの効率的な転送を実現します。
さらに、 SPEED機能(注3)を適用することで、ETERNUS CS800 S5の装置内部で行っていた重複排除 / 圧縮処理をバックアップサーバ上で実行可能。重複部分を除いた新規データのみ圧縮して転送するため、ネットワーク上の帯域幅を有効活用でき、帯域幅の逼迫したネットワーク環境におけるスループット性能を向上します。
(注2) イーサネットでデータを通信する際のデータ分割単位。標準規格の最大転送単位は約1,500byte。
(注3) 標準提供のプラグインをバックアップサーバに適用することで使用可能です。