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ETERNUS トピックス

2013年10月1日

大規模なイーサネット・ファブリック構築
Brocade VDX 8770 コンバージドスイッチ

近年、仮想化・クラウドの普及をはじめビッグデ-タへの対応などICTシステム環境はめまぐるしく変化し、求められるサービスレベルの高度化、トラフィックの急激な増加など厳しい要件に即応することが求められています。そこで、「高帯域・低遅延」「高可用性」「容易に導入・拡張できる」などイーサネットへの高いニーズを解決するソリューションへの関心が高まっています。

当社はLANとSANの統合を実現するコンバージドスイッチBrocade VDX seriesからフラグシップモデル「Brocade VDX 8770」を新規に販売開始しました。

新製品Brocade VDX 8770とは

Brocade VDX 8770は、4スロットタイプの「Brocade VDX 8770-4」と8スロットタイプの「Brocade VDX 8770-8」の2つのモデルがあります。

Brocade VDX 8770-4とBrocade VDX 8770-8の外観図

1/10/40ギガビット・イーサネット(GbE)を最大384ポートと高密度に収容することができ、必要な要件に適切に対応し、最適に稼働する効率的なデータセンター・ネットワークの構築を支援するBrocade VCSファブリック技術により、8,000ポート以上の拡張性も備え、大規模システムへの成長にあわせた段階的なスケールアウトを実現します。

主な機能

「Brocade VDX 8770」はデータセンターの厳しい要件に対応する為に、以下の機能を提供します。

  • Ethernet(FCoE)、iSCSI、NASにおけるフルワイヤ通信の提供
  • シンプルかつ容易にファブリックを拡張可能なBrocade VCSファブリック技術対応
  • 将来の100GbE対応も意識した高速 / 広帯域なバックプレーン設計
  • すべてのモジュールが冗長化された高信頼設計
  • ファブリックあたり384,000個のMACアドレスをサポート
  • 3.6マイクロ秒の超低遅延設計

Brocade VDX series 新機能

今回のVDX8770の発表に伴い、Brocade VDX seriesとして新たな機能もサポートし、さらにお客様の課題に応えます。

Point 1:運用管理がラク!~ファブリックの一元管理 対象:全てのBrocade VDX series

ネットワーク管理者からニーズの高い、VCSファブリックの「Logical Chassis機能」を新たにサポートします。
本機能は専用の管理ソフトウェアは不要で、スイッチ単体で実現するものです。ファブリック内のスイッチ全てを1台の論理スイッチとしてシンプルに管理可能とすることで、ネットワーク管理者の運用管理を容易にします。

本機能は、従来の操作感との互換性も残しており、「コントロールプレーン」の制御方式を2種サポートしています。

  • Fabric Cluster
    従来通り、VCS(Virtual Cluster Switching)内の各装置の操作は独立
  • Management Cluster
    新機能として、VCSを仮想的な1台の論理スイッチとして操作可能

Fabric ClusterとManagement Clusterの比較図

Point 2:既存SANとの親和性~FC対応ストレージの収容 対象:Brocade VDX 6730

従来のBrocade VDX 6730のFCポートは、ファイバチャネルスイッチ接続用であり、FC対応のストレージへアクセスする場合は、ファイバチャネルスイッチ経由となっていましたが、今般の機能追加により、FC対応のストレージと直接接続する事が可能となりました。Brocade VDX 6730に直接FC対応のストレージを接続する事により、既存SANとの親和性が高まり、より既存資産を有効活用する事ができるようになります。

従来のSAN/FCoE環境、SAN/FCoE統合環境

Point 3:コアスイッチの負荷軽減とコスト効率を高める ~L3スイッチング機能サポート 対象:全てのBrocade VDX series

各種L2スイッチング機能に加え、新たにOSPF(Open Shortest Path First) やVRRP(Virtual Router Redundancy Protocol)等 のL3スイッチング機能に対応しました。VCSファブリック内でL3スイッチング機能を有効化することにより、VLAN(Virtual LAN)間をまたぐ通信をローカライズすることができ、コアスイッチの負荷軽減と、リンクの利用率向上により、全体コストを削減します。

VSC(L2機能:on、L3機能:off)とVSC(L2機能:on、L3機能:on)の概要図

【補足】

  • OSPF(Open Shortest Path First):ルーティングプロトコル
  • SLB(Server Load Balancer):サーバ負荷分散装置
  • ネットワーク冗長化プロトコル
    • VRRP(Virtual Router Redundancy Protocol)
    • vPC(Virtual PortChannel)
    • VSS(Virtual Switching System)
    • vLAG(Vivtual Link Aggregation Group)
    • xSTP(Spanning Tree Protocol)

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