ハードウェア・プリフェッチとは、プログラムのメモリアクセスの規則性から、今後のデータアクセスをハードウェア自身により予測し、あらかじめメインメモリからキャッシュメモリにデータを読み込む仕組みです。これは、CPUの性能を向上するための技術のひとつです。
図のように、データ1、2、3、4が並んでメインメモリに格納されており、命令処理1、2、3、4が順にデータ1、2、3、4を読み込むケースを例に説明します。
命令処理1、2、3を行う際に、CPUはメインメモリからデータ1、2、3を順番に読み込みます。プリフェッチ機構は、この規則性から、次に読み込むのはデータ4ではないか、と予測します。
この予測に基づき、あらかじめデータ4をメインメモリからキャッシュメモリに読み込んでおきます。すると、命令処理4は短時間で処理を開始することができます。
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