SPARC Enterpriseの本体装置は販売を終了しました。
本製品の後継機種はSPARC Serversです。
2011年1月4日
2010年12月、最新SPARC64™ VII+を搭載したSPARC Enterpriseを、オラクル・コ-ポレーション(以下、オラクル)と富士通は共同発表いたしました。周波数が3.0GHzに向上、キャッシュサイズが2倍となったSPARC64 VII+を搭載したSPARC Enterpriseは、従来機種と比較して性能が20%アップ、お客様のビジネスをリードします。
さらに、SPARC64 VII+ではOracleライセンスのコア適用係数が「0.75」から「0.5」になりました。そのため、従来のSPARC64 VII/VI搭載サーバの2/3のコストでOracle Databaseを導入できます。
一方、HP社 Integrityサーバに搭載している Itanium 9300 番台のコア適用係数は、「0.5」から「1.0」に引き上げられました。IBM POWER7のコア適用係数は以前より「1.0」です。そのため、SPARC64 VII+搭載サーバを選択すると、他社UNIXサーバの半分のコストでOracle Databaseを導入できます。
例えば、8コアサーバにおけるハードウェア価格とOracle Databaseライセンス費の合計について、SPARC Enterprise を他社サーバと比較すると、IBM Power Systems で1.6倍、HP Integrity では1.9倍の価格差となります(当社調べ)。新たにデータベースシステムを構築する際「SPARC Enterprise + Oracle Database」を選択いただくと、導入コストを大きく抑えることができます。
ライセンス費の変更は、Oracle Databaseのサポート費用にも影響します。Oracle Databaseを既に導入済のお客様は、最新SPARC64 VII+を搭載したサーバに移行することで、運用コストの削減が可能です。
例えば、4CPU/8コアのHP Integrity従来モデルでOracle Databaseを運用している場合、HP Integrity従来モデルのコア適用係数は「0.5」ですので、Oracleライセンスは8コア x 0.5 = 4、すなわち「4ライセンス」購入しています。
このサーバをコア数が同じSPARC64 VII+搭載 SPARC Enterprise(2CPU/8コア)に移行する場合、コア適用係数は「0.5」のままなので、Oracleライセンスは「4ライセンス」必要です。移行前サーバで使用していたOracleライセンスは、移行先サーバでもそのまま使用できるので、新たにライセンスを購入する必要はありません。
一方、HP Integrityの最新モデル(2CPU/8コア)に移行する場合、最新のItanium 9300番台プロセッサを搭載したHP Integrity サーバのコア適用係数は「1.0」に変更されたので、Oracleライセンスは8コア x 1.0 = 8、つまり従来の2倍の「8ライセンス」必要になります。移行前サーバでは4ライセンスしか購入していませんから、4ライセンスを追加で購入する必要があります。
サポートについても同様のことが言えます。HP Integrity最新モデルに移行すると、サポート費用が移行前サーバの2倍必要となります。
つまりHPの最新機種に移行すると、導入コストも運用コストも増加となり、データベースサーバの運用に大きな負担がかかることになってしまいます。
ぜひこの機会に、SPARC EnterpriseとOracle Databaseの導入を検討してみませんか?
コア適用係数 | 8コア搭載サーバの
ライセンス計算例 |
|
---|---|---|
SPARC64 VII プロセッサ | 0.75 | 8コア x 0.75 = 6 ライセンス |
SPARC64 VII+ プロセッサ | 0.5 | 8コア x 0.5 = 4ライセンス |
Intel Itanium 9100番台 プロセッサ | 0.5 | 8コア x 0.5 = 4ライセンス |
Intel Itanium 9300番台 プロセッサ | 1.0 | 8コア x 1.0 = 8ライセンス |
IBM POWER7 プロセッサ | 1.0 | 8コア x 1.0 = 8ライセンス |
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