GS21 200Aは、オフィス設置を可能にしたコンパクトな省電力/省スペースは装置です。
130ナノメートル・ルール銅配線を採用した高性能なCMOSプロセッサを搭載しています。スーパースカラ、アウトオブオーダ実行など高速化アーキテクチャーを採用したプロセッサチップに、二次キャッシュメモリも内蔵。これにより部品点数を大幅に削減し、企業情報システムの中核サーバとしての高性能、高信頼化を実現しています。また、専用のI/Oプロセッサ(IOP)はCPUに負荷をかけることなく、高速な入出力処理を実現します。
CPUをはじめ主要なプロセッサは、高密度実装技術を駆使したシステムボード上に集合搭載することで各ユニット間の距離を短縮し、より高速なデータ転送を実現するとともに装置の小型化や省電力化を図っています。
GS21 200Aは省電力/省スペースな装置でありながら、各種I/O装置が内蔵できます。
高集積度テクノロジ、高密度実装技術による部品点数の削減に加え、豊富なRAS機能を装備、プロセッサ内部には故障によるデータ破壊を防止するために、キャッシュメモリ部の縮退機構やECC機構、演算部や制御回路等のエラー検出回路を豊富に実装しています。
FUJITSU Server GS21は「検出」「訂正」「縮退運転」「記録」といった一連のRASサイクルを有しています。これによりシステムは安定した稼動を続けます。
たとえば、演算処理中にエラーを検出するとプロセッサは命令を自動で再実行します。また、主記憶装置やシステム記憶装置ではECC機構に加え、メモリ素子の固定障害に対しての交替チップ自動割当機構や、定期的にメモリ内部の故障を調べるパトロール機構を標準装備しています。
制御系ではインターフェース部へのECC機構や三重化多数決論理の採用により、連続運転に向けた障害の未然防止に努めています。
電源ユニットには、一系統および二系統の両方に対応できるように電源部の冗長構成を標準装備しています。また、電源部にログ機構を装備しており、万一の障害発生時にも迅速な情報収集や解析により早期に復旧することができます。