今年で39回目となる「富士通レディース」が10月15日〜17日、千葉県の東急セブンハンドレッドクラブにて開催されました。最終日は朝からの激しい雨によりコースコンディション不良のため競技中止となりましたが、プレーオフにて富士通所属の古江彩佳選手が見事優勝しました。また、同じく当社所属の柏原明日架選手も6位タイと、熱い争いが繰り広げられました。
今大会では、昨年に引き続き医療従事者支援のためのチャリティ活動や千葉県の森林保全活動など持続可能な社会に向けた取り組みが行われています。
お二人にお話を伺いました。
古江プロが見事優勝! 富士通レディース2021
――富士通レディース2021へのご出場、お疲れ様でした! 古江さんは見事優勝、柏原さんも6位タイとめざましいご活躍でしたね。そもそもお二人がプロゴルファーになられたきっかけは何だったのですか。
柏原さん: 練習場に行く父についていったのがきっかけでゴルフに興味を持ち、7歳から始めました。家族みんなにサポートしてもらったおかげでゴルフの楽しさを覚え、青春時代は部活や個人練習でゴルフ一色。全国の舞台で初めて優勝したのは2010年の全国中学校ゴルフ選手権春季大会です。2011年から日本ゴルフ協会女子ナショナルチームに選出され、翌年にイギリスで開催された男女混合のジュニアオープン選手権の優勝などを経て、2014年にプロデビューしました。
古江さん: 私も親の影響で3歳からゴルフを始めました。母の練習場についていったのがきっかけでしたが、師匠になったのは、当時クラブの握り方も知らなかった父。レッスンは受けず父が独学で研究した我流の指導を受けながら二人三脚で歩み、小学校高学年から様々な大会にチャレンジしました。2017年に日本ゴルフ協会女子ナショナルチームに入り、19歳で挑んだ富士通レディースで優勝したことをきっかけに、プロに転向しました。
――富士通所属のプロゴルファーになられた当時、富士通にはどのようなイメージを持たれていましたか?
柏原さん: 2016年の3月から所属契約を結んでいます。富士通のイメージは、日本を代表するグローバル企業。IT分野をリードする富士通の所属になれたことをうれしく思いました。
古江さん: 2021年の3月から所属させていただいています。富士通は、パソコンや携帯電話など昔から身近に感じていましたが、何より2019年に富士通レディースでアマチュア優勝してから私のプロゴルファー人生が始まったので思い入れが強く、素晴らしいご縁のおかげだと感謝しています。
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――富士通レディース2021は、今年も無観客での開催となりました。
柏原さん: やはり観客の皆さんがいらっしゃらないのは寂しいですね……。ただ、昨シーズンは未曾有の災禍によるトーナメントの中止が相次いだので、今はプレーできること自体に感謝しています。そして何より、日頃から応援してくださる皆さんの温かいメッセージはしっかり胸に刻まれているので、心強かったです。
古江さん: 新型コロナウイルスのパンデミック下で富士通とスポンサー契約し、プロとしての初優勝を経験したので2020年は忘れられない1年になりました。無観客での富士通レディースは、より自分と向き合えるとともに、改めて皆様からの声援が日々の糧になっていることに気付かされる貴重な経験になりました。
――富士通レディースでは、1983年に東京都府中市にある医療機関「榊原記念病院」向けのチャリティイベントとして発足した当初から、毎年チャリティ活動を行っています。今年も大会出場選手からの提供品および大会関連グッズの販売と、テレビ視聴者参加によるチャリティ企画を実施し、収益の一部を、「新型コロナ感染症対策緊急基金」、そして千葉県の森林保全活動にも寄付しています。
ところで、大会関連グッズはどういったものがあるのでしょうか?
古江さん: 富士通レディースオリジナルのキャップやタンブラー、ゴルフボール、タオルやミニトートバックを販売しています。柏原選手とサインしました!
――ファンには嬉しいですね。タオルとミニトートバックはオーガニックコットンで作られたチャリティ基金製品で、本年度から販売を始めました。使い心地はいかがですか。
柏原さん: タオルはものすごく手触りが良くて、既に日常使いで活躍しています(笑)。ミニトートもとても便利ですね。
豊かな自然を次の世代に残すために
――富士通は「イノベーションによって社会に信頼をもたらし、世界をより持続可能にしていくこと」をパーパスと定め、取り組んでいます。特にSDGsについて力を入れていますが、このような取り組みについてお二人はどう思われますか?
柏原さん: 私たちがこうしてプレーできているのは豊かな自然があってこそだと思っています。気候変動や温暖化などで森林が無くなったりしては、地域の方々の生活に大変大きな影響を与えますし、私たちプロゴルファーにとっても身近な問題だと認識しています。ゴルフという自然の中で楽しめるスポーツを次の世代に残していくためにも、今、私たちができることをしなくてはならないと考えています。
古江さん: 私もここ数年、各地で深刻な豪雨被害のニュースをみる度に、以前よりも環境問題に関心を持つようになりました。自分にもできることをと思い、普段からこまめに電気を消すなど省エネを心がけたり、なるべく自転車や徒歩での移動を心がけています。
――おっしゃるとおりですね。富士通は今年、脱炭素社会の実現に向けて、自社川崎工場や本社の電力をすべて再生可能エネルギーに変更しました。いかがですか。
古江さん: とても共感します。個人でできることもあれば企業できることもあります。みんな一人一人が気を付けることで、解決していかないといけないと思います。
今後の意気込み
――では最後に今後の意気込みを教えてください。
柏原さん: シーズンも終盤となってきていますので、今までよりもいっそう気を引きしめて、
一試合一試合プレーをしていきたいと思います。
調子もようやくあがってきており、ディフェンディングチャンピオンとして臨む試合もありますので、連続優勝を目指して頑張っていきます。引き続き応援のほどよろしくお願いいたします!
古江さん: そうですね。シーズンも終盤となって残り試合も少なくなってきますが、ホストプロとして1つでも多く優勝し、皆様に良い報告が出来るように頑張ります。さらなるレベルアップを目指して、勝利を重ねていけるよう、気を引き締めて試合に望んでいきますので、応援よろしくお願いいたします!
関連情報
編集部より
先日、富士通は、「イノベーションによって社会に信頼をもたらし、世界をより持続可能にしていく」というパーパスの実現を目指す新事業ブランド「Fujitsu Uvance(フジツウ ユーバンス)」を策定し、今後、サステナブルな世界の実現に向け、社会課題の解決にフォーカスしたビジネスを強力に推進していくことを発表しました。「Fujitsu Uvance」は“あらゆる(Universal)ものをサステナブルな方向に前進(Advance)させる”という2つの言葉を重ね合わせた名称で、「多様な価値を信頼でつなぎ、変化に適応するしなやかさをもたらすことで、誰もが夢に向かって前進できるサステナブルな世界をつくる」という当社の決意を込めています。名称決定にあたっては、グローバルで社員投票を実施しました。
当社は「Fujitsu Uvance」のもと、ビジネス変革と持続可能な社会の実現の両立を目指します。