A Fujitsu Project for
a Sustainable Future
ENG
日本
それは、わたしたちの
行動が空気に与える影響を
可視化したケーキ
01
THE ART
OF MIXING
INGREDIENTS
黒く汚れていて、不健康そうで、形もゆがんでいるケーキが目の前にあったとしたら...あなたはそれを選ぶでしょうか? そしてそのケーキの材料が、CO2とPM2.5だとしたら?
今からお見せするCARBON CAKESは、わたしたちの行動が空気をどのように変えるのかを可視化したケーキです。
「きれいな空気」を実現するためには、環境・社会・経済という3つの要素の最適なバランスを見つけることが重要です。「きれいな空気」のために社会や経済を完全に犠牲にしてしまっては、持続可能な社会とは言えないからです。
ではそのために、どのような選択をすればよいのでしょうか。デジタルテクノロジーを使った可視化によってそれを問いかけるのが、このプロジェクトの目的です。
最適なバランスを見つける
レシピ
02
THE CARBON
RECIPES
ケーキの材料には、ソーシャルデジタルツイン™のシミュレーションにより抽出した環境データに基づく量のCO2とPM2.5が配合されています。また、レーダーチャートで環境・社会・経済のバランスを示しています。
*PM2.5の数値は、シミュレーションをもとにした科学者による試算に基づいています
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有料道路区間の通行料を無料に設定してデジタルリハーサル™を実施。そこで得られた環境データをもとに作られたケーキ
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CO2排出量
0.58T
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PM2.5
4.374NG/M³
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消費行動
¥10.64
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移動時間
85.9秒
レシピに使用したデータは、ソーシャルデジタルツイン™によりシミュレーションした、
1人あたりの移動によるCO2排出が4.6トン/年、全体で460,000トン/年の規模の都市を想定したロードプライシングの実験に基づいています。 -
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有料道路区間の通行料を低く設定してデジタルリハーサル™を実施。そこで得られた環境データをもとに作られたケーキ
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CO2排出量
0.405T
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PM2.5
3.973NG/M³
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消費行動
¥66.31
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移動時間
92.8秒
レシピに使用したデータは、ソーシャルデジタルツイン™によりシミュレーションした、
1人あたりの移動によるCO2排出が4.6トン/年、全体で460,000トン/年の規模の都市を想定したロードプライシングの実験に基づいています。 -
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有料道路区間の通行料とバスの運賃を低く設定してデジタルリハーサル™を実施。そこで得られた環境データをもとに作られたケーキ
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CO2排出量
0.283T
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PM2.5
3.770NG/M³
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消費行動
¥137.56
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移動時間
135.9秒
レシピに使用したデータは、ソーシャルデジタルツイン™によりシミュレーションした、
1人あたりの移動によるCO2排出が4.6トン/年、全体で460,000トン/年の規模の都市を想定したロードプライシングの実験に基づいています。 -
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有料道路区間の通行料を無料に、EV普及率を30%に設定してデジタルリハーサル™を実施。そこで得られた環境データをもとに作られたケーキ(※EVの負担額は経済に反映)
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CO2排出量
0.238T
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PM2.5
3.148NG/M³
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消費行動
¥39.14
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移動時間
89.1秒
レシピに使用したデータは、ソーシャルデジタルツイン™によりシミュレーションした、
1人あたりの移動によるCO2排出が4.6トン/年、全体で460,000トン/年の規模の都市を想定したロードプライシングの実験に基づいています。 -
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有料道路区間の通行料を低く、EV普及率を30%に設定してデジタルリハーサル™を実施。そこで得られた環境データをもとに作られたケーキ(※EVの負担額は経済に反映)
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CO2排出量
0.181T
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PM2.5
2.287NG/M³
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消費行動
¥296.59
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移動時間
113.5秒
レシピに使用したデータは、ソーシャルデジタルツイン™によりシミュレーションした、
1人あたりの移動によるCO2排出が4.6トン/年、全体で460,000トン/年の規模の都市を想定したロードプライシングの実験に基づいています。 -
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有料道路区間の通行料を高く設定してデジタルリハーサル™を実施。そこで得られた環境データをもとに作られたケーキ
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CO2排出量
0.125T
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PM2.5
1.859NG/M³
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消費行動
¥429.59
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移動時間
279.6秒
レシピに使用したデータは、ソーシャルデジタルツイン™によりシミュレーションした、
1人あたりの移動によるCO2排出が4.6トン/年、全体で460,000トン/年の規模の都市を想定したロードプライシングの実験に基づいています。 -
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わたしたちの空気を考える
CARBON CAKES
03
THE TASTING
CARBON CAKESを囲み、さまざまな領域の有識者やメディアを招いて行われた一夜限りのイベントでは、わたしたちが普段吸っている空気の未来について議論が交わされた。
CARBON CAKES
の協力者たち
04
CAKE ×
SCIENCE
「おいしい」の声が私のケーキづくりの源。それを失うかもしれない未来を考える機会を得られたことが一番の収穫です。
岩柳麻子氏
PÂTISSERIE ASAKO IWAYANAGI
シェフパティシエール
日本、東京
独学にて洋菓子を学び、複数の店舗でシェフパティシエールを務めた後、自身の名を冠した「PÂTISSERIE ASAKO IWAYANAGI」を2015年にオープン。2024年現在は世田谷区等々力エリアに3店舗、福岡に1店舗を展開している。今後はより自然に寄り添うクリエイションを目指して「山梨古民家プロジェクト」に取り組むなど、サステナビリティにも関心が高い。
この革新的なテクノロジーは、空気の質の低下と気候変動を解決する重要な鍵となります。
ウィリアム・
ヴィズエテ博士
ノースカロライナ大学チャペルヒル校
環境科学工学科教授
アメリカ、ノースカロライナ州
2005年よりノースカロライナ大学チャペルヒル校(UNC)の環境科学工学科にて教授を務める。主に、大気中のオゾンやPM(粒子状物質)が人体に与える影響に焦点を当てた研究を行っている。ヴィズエテ氏の研究は生活の質向上のための政策立案に際して重要な役割を果たし、都市空間における空気の浄化に対して科学的助言を提供するものである。
脱炭素の未来のために
05
CARBON
NEUTRALITY
富士通は2023年にマテリアリティを更新し、地球環境問題を含む11の項目への取り組みを進めています。
CO2やPM2.5を減らそう、と一口に言っても、例えば今乗った自動車でどれぐらいのCO2やPM2.5が排出されたのか、見ることはできません。
見ることができれば、毎日の行動をどのように変えればよいのか、具体的にイメージできるようになります。
テクノロジーを使った「可視化」で、環境・社会・経済の最適なバランスを見つけること。これが脱炭素社会を実現する鍵と考え、富士通は同社のマテリアリティを推進するための技術、ソーシャルデジタルツイン™の研究をつづけています。
06
考えたいのは最適なバランス
持続可能な社会は、可視化からはじまる
デジタルで導くよりよい社会
07
SOCIAL
DIGITAL TWIN™
富士通は、この6つのカテゴリーのもと、さまざまな想定都市におけるケーススタディを進めています。
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モビリティ
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エネルギー / 環境
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防災 / 防犯
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ウェルビーイング
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水 / 食料
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教育 /
人材開発
今回のプロジェクトで取り上げた空気の問題も含め、わたしたちの社会はどんどん複雑化し、たくさんの社会課題が生まれつづけています。
そんな社会課題を構成する要素も、社会の複雑化にともなって混ざり合っていると言えます。課題解決のためには、そうしたさまざまな要素も検討する必要があるでしょう。
それを実現するのが、富士通のソーシャルデジタルツイン™です。富士通はこの技術を使い、社会の変化に伴ってうつり変わる人々の行動や、考え方さえもデータを使って再現しながら、よりよい社会に導くための施策を作ります。
ソーシャルデジタルツイン™デモアプリ
01
Fujitsu Social Digital Twin Platformのページ下部でマニュアルを確認します。
02
アカウントお持ちでない方はページ右上の「アカウント作成」より作成ください。
03
ページ下部の「技術を試す」からシミュレーションをお試しいただけます。
CARBON CAKESのレシピに使用したロードプライシングのデータとは異なり、
こちらのデモではシェアードeスクーターの導入効果を示しています。
シェアードeスクーターの最適配置アプリを通して、CO2削減と移動の利便性を両立させる最適な方法の検証を体験していただけます。
WE SPENT A LONG TIME
MAKING OUR AIR POLLUTED
- — NOW IT’S TIME TO MAKE THE SOLUTION
- — NOW IT’S TIME TO MAKE THE SOLUTION
- — NOW IT’S TIME TO MAKE THE SOLUTION
富士通とともに、
脱炭素の未来へ