PRESS RELEASE
2019年7月3日
富士通フロンテック株式会社
~ パスワードレスで、オンラインサービスの利便性と安全性を両立 ~
当社は、手のひら静脈認証装置「FUJITSU 生体認証 PalmSecure(パームセキュア)Fシリーズ」(以下、PalmSecure Fシリーズ)のFIDO(ファイド)UAF(注1)およびFIDO2(注2)に準拠した認証用ソフトウェアを新規開発し、国際標準規格FIDOに対応しました。本年7月より、富士通株式会社(注3)の「オンライン生体認証サービス(※)」のオプションに追加され、静脈パターンを使ったFIDOサービスとして世界で初めて利用可能となります。
これにより、高い認証精度を持った手のひら静脈認証装置「PalmSecure Fシリーズ」をFIDO対応の認証器としてお使いいただけるようになり、パスワード忘れや入力の手間、定期的な変更など面倒な作業から解放され、利便性と安全性を両立しながらWindows環境下のインターネット・オンラインサービスを利用できるようになります。
また、本サービスでは、「PalmSecure Fシリーズ」を新たにBaaS(注4)の形態で、課金による提供を開始することから、状況に応じて利用者数を柔軟に変更可能になるほか、導入コストを削減することができます。
今後も手のひら静脈認証装置「PalmSecure Fシリーズ」を通じて、安心・安全な社会の実現に貢献してまいります。
近年、各種システムやオンラインサービスの利用に伴い、ログインに必要なID、パスワードが増え続けています。そのような中で、ウイルス感染、パスワードの使いまわしによるなりすましやフィッシングなどの不正アクセス被害が拡大し、これらの攻撃への対応強化のためパスワードが複雑化し、オンラインサービスの利便性と安全性の両立が難しくなっています。その対策として、より使いやすく、より安全にオンラインサービスを利用するためにパスワードに頼らない認証方法の整備が進められています。
PalmSecure Fシリーズ
今回、「PalmSecure Fシリーズ」をFIDO対応の認証器としてお使いいただくため、安全なオンライン認証を実現する上での国際標準であるFIDO UAFおよびFIDO2に準拠した認証用ソフトウェアを新規開発し、FIDO Alliance(注5)より認定を取得しました。これによりWindows環境下のインターネット・オンラインサービスにおいて、世界で初めて静脈パターンを使ったFIDOサービスとしてパスワードレスを実現し、利便性の向上と安全性の強化を両立します。
これまで指紋、虹彩、顔などの生体認証器がFIDO で利用されていましたが、「PalmSecure Fシリーズ」が新たに認証器として利用可能となったことで、より高い精度での認証が可能になります。
サービス名 | 販売価格 | 販売開始時期 |
---|---|---|
「認証機能追加(手のひら静脈)」
(「FUJITSU IoT Solution生体センサー認証ソリューションオンライン生体認証サービス」のオプション) |
ID数に応じて個別見積
(年額) |
2019年7月~ |
2020年度までに、20万ID獲得を目指します。
記載されている製品/サービス名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
富士通フロンテック株式会社
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