PRESS RELEASE
2018年2月13日
富士通株式会社
富士通フロンテック株式会社
業務システムやオフィス機器に手のひら静脈認証を容易に適用でき、
セキュリティ強化や利便性向上を実現
富士通株式会社(以下 富士通、注1)と富士通フロンテック株式会社(注2)は、業務システムやオフィス機器の本人認証などへの適用が容易な、オールインワン型の手のひら静脈認証装置「FUJITSU 生体認証 PalmSecure Connect(パームセキュア コネクト)」(以下、PalmSecure Connect)を新たに開発し、2月13日より販売開始します。
「PalmSecure Connect」は、手のひら静脈センサーだけでなく、OSやミドルウェア、タッチパネルディスプレイなどを一つの筐体に搭載した手のひら静脈認証装置です。本製品は、手のひら静脈データを統合的に管理・運用する富士通の認証サーバとの連携や認証処理を行う機能などを実装しています。これにより、業務システムやオフィス機器に容易に手のひら静脈認証機能を付与することが可能となり、セキュリティ強化や利便性の向上を実現します。
近年、手のひら静脈認証は、企業や自治体などのセキュリティ対策として、PCログオン用途での活用が増加しているなか、認証を必要とするその他の業務システムやオフィス機器への適用のニーズも高まっています。
しかし、業務システムやオフィス機器は独自のOSを搭載していることが多く、手のひら静脈認証機能を組み込むにはOSごとに連携機能を個別開発しなければならないため、実現が困難でした。
今回、より多様なシステムや機器に手のひら静脈認証を活用できるよう、手のひら静脈センサー、OS、ミドルウェア、タッチパネルディスプレイなどを一体化した手のひら静脈認証装置「PalmSecure Connect」を開発しました。
「PalmSecure Connect」は、手のひら静脈センサーやOS、ミドルウェア、操作指示などを表示するタッチパネルディスプレイをオールインワンで搭載した手のひら静脈認証装置です。
本製品は、手のひら静脈データを統合管理・運用できるPCログオン向け手のひら静脈認証ソフトウェア「FUJITSU Security Solution 手のひら静脈認証PCログオンソフトウェア PalmSecure LOGONDIRECTOR(パームセキュア ログオンディレクター)」、および業務システム向け手のひら静脈認証統合管理ソフトウェア「FUJITSU Security Solution 本人認証基盤 AuthConductor Server(オースコンダクターサーバ)」を活用した手のひら静脈認証サーバとの連携を可能とするAPIを実装しています。本APIを使って業務システムやオフィス機器と連携するアプリケーションを開発することで、様々な業務において手のひらによる認証を容易に実現します。
「PalmSecure Connect」は、新たに開発した小型の機器組み込み向けの手のひら静脈センサーを搭載しています。また、USBポートだけでなくオプションで2つのLANポートを内蔵することで、本装置をオフィス機器と認証サーバを接続するためのハブとして利用することも可能です。なお、電源を内蔵しているため、ACアダプターを不要とし、すっきりとしたコンパクトな筐体を実現しています。
サイズ | 140(W) x 120(D) x 47.5(H) ※突起部は除く |
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重量 | 約550g |
入力電源 | AC100V~240V(50Hz, 60Hz) |
消費電力 | 40W |
OS | Linux |
外部インターフェース | USB Host 1Port(USB2.0)
USB Device 1Port(USB 2.0) LAN 1Port(ハブ内蔵オプション LAN 2Port) |
入出力 | 4.3型 カラーTFT-LCD 480 x 272 Pixel
4線式抵抗被膜方式タッチパネル |
LED、ブザー | LED x 1、ブザー x 1 |
製品名 | 販売価格(税別) | 出荷時期 |
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FUJITSU 生体認証 PalmSecure Connect | 15万円から | 2018年4月1日 |
※別途、開発サポート費用がかかります。
※販売条件は最低出荷台数100台以上。
今後5年間で100億円(関連ソフトウェア・SIを含む)
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
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