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国際モダンホスピタルショウ2016 レポート

2016年7月13日（水曜日）～15日（金曜日）の3日間、東京ビッグサイト（江東区有明）において「国際モダンホスピタルショウ2016」が開催されました。
本展示会は、病院をはじめ、保健・医療・福祉分野に関する国内最大規模の総合展示会で、「健康・医療・福祉の新時代へ～連携と地域包括ケアの充実を目指して～」をテーマに開催されました。

会場入り口

富士通ブースでは、医療・介護分野における40年を超える経験を生かし、最先端のICTを駆使した実績豊富な各種医療情報システム、先進のヘルスケアソリューションをご紹介しました。
当社は、富士通ブースの「患者サービス向上」コーナーに、院内情報を提供する医療向け表示システム「MediTrend」や、現金管理運用サービス「TeamCloud/CM」などをご紹介いたしました。
期間中は多くのお客様にご来場いただき、大盛況のうちに閉幕しました。ご来場、誠にありがとうございました。

富士通ブースの様子

医療向け表示システム「MediTrend」

外来患者様に診察の進行状況や、会計・投薬の順番をディスプレイに表示する「診察案内表示システム」をはじめとした「MediTrend」のラインナップについて、新機能を交えてご紹介しました。
「診察案内表示システム」は、外待合（大型表示盤）や診察室入口（小型表示盤）などにディスプレイを設置し、患者様の診察の進行状況をわかりやすくお知らせするシステムです。カラーユニバーサルデザイン（CUD）に対応した画面デザインや、表示システムのWeb化などの新機能もご紹介しました。

診察案内表示システムのラインナップ（上：大型表示盤、右下：小型表示盤）

また、診察の順番が近くなると、外来患者様の携帯電話やスマートフォンにメールでお知らせする「モバイル端末呼出システム」のデモを実施しました。待ち時間や待ち人数はWeb画面で確認することができるため、病院の外で用事を済ませるといった待ち時間の有効活用も可能になります。
このような展示に加え、今回は「Pepper」をMediTrendと連携し、来院者案内サービスロボットとして活用する患者誘導ソリューションのデモンストレーションを行い、注目を集めていました。モバイル端末呼出システムの登録も「Pepper」で簡単に行うことができ、院内案内や様々なレクリエーションもご用意しています。

Pepperと連携したモバイル端末呼出システムのデモ

さらに、映像にリンク情報を埋め込み、スマートデバイスを映像にかざすだけで、検索という一手間を省きユーザをリンク先へ誘導する「FlowSign Video」を活用した情報提供サービスをご紹介しました。富士通研究所の最新技術「映像媒介通信技術」により、人の目には感知できない映像の変化を加え、案内表示システムだけでは表現しきれない情報を提供することができます。

情報が埋め込まれた映像にスマートデバイスをかざしている様子

入院患者様の主体的な医療への取り組みを促進する「ベッドサイドタブレットシステム」

タブレット端末を利用して入院患者様をサポートする「ベッドサイドタブレットシステム」をご紹介しました。患者様は病院から貸与されたタブレットを利用して、自身の電子カルテに登録されている診療スケジュールや検査結果、診療方針などの病院からの伝達事項を参照することができます。また、バイタル情報や体の症状、食事量、飲水量などを、患者様自身で電子カルテに入力できるため、病院と患者様が電子カルテの情報を共有することが可能です。これにより、看護師は患者様への案内やヒアリング、電子カルテへの入力などの作業負荷が軽減され、患者様とのコミュニケーションや、より手厚いケアに注力できます。

様々なメニューを揃えた「ベッドサイドタブレットシステム」

現金管理運用サービス「TeamCloud/CM」

現金在高の適正化や、現金管理業務の効率化をクラウドで実現する、現金管理運用サービス「TeamCloud/CM」をご紹介しました。本サービスは、入出金機での売上勘定・金庫精査や、釣銭準備金の自動出金により、現金管理業務の効率化につながります。月額で利用できるためイニシャルコストを抑制でき、必要なハードウェアから運用サポートまでワンストップでご提供できる新しいサービスです。

クラウド型の現金管理運用サービスで使用する入出金機