富士通Japan株式会社
国際標準規格に準拠した電子インボイスのやり取りが可能な「Fujitsu Peppol Connect Service」を販売開始
インフォマート社の請求書クラウドサービス「BtoBプラットフォーム 請求書」との連携決定
富士通Japan株式会社（以下 富士通Japan）は、請求書や納品書などの電子文書をネットワーク経由で送受信するための国際標準規格であるPeppol（Pan European Public Procurement Online、ペポル）に準拠した新サービス「Fujitsu Peppol Connect Service」を2023年8月24日より販売開始します。
本サービスを介することにより、Peppolネットワークの先にいる国内企業とはもちろん、海外企業とも電子インボイスの送受信を実現することができます。
また、株式会社インフォマート（注1）（以下 インフォマート）が提供する90万社以上の利用実績をもつ国内シェアNo.1の請求書クラウドサービス「BtoBプラットフォーム 請求書」での採用が決定し、2024年夏頃から「Fujitsu Peppol Connect Service」と連携を開始する予定です。
Peppolとは
Peppol（ペポル）とは、受発注や請求などの電子文書をネットワーク上でやり取りするための国際標準規格であり、「文書仕様」「ネットワーク」「運用ルール」を定めたグローバルな標準仕様です。各業界や企業が行っている電子データ取引がPeppolに準拠することで、企業間の電子取引をスムーズかつ簡略化して行うことができるようになります。日本において、Peppolネットワークへ接続するには、Peppol管理局であるデジタル庁によるPeppolサービスプロバイダー認定が必要となります。
「Fujitsu Peppol Connect Service」について
「Fujitsu Peppol Connect Service」 は、Peppolネットワークを経由して、Peppolの電子インボイスのやり取りを実現するサービスです。
富士通Japanは2022年10月にデジタル庁よりPeppolサービスプロバイダーの認定を取得し、Peppol接続サービスを提供することが可能になりました。このたび提供する本サービスを介することで、お客様は容易にPeppolネットワーク経由での電子インボイスの送受信が可能となります。
お客様の自社システムへの組み込み、またはお客様がサービス事業者として会計・請求サービスなどへの組み込みが可能なため、お客様による実装負荷の軽減ならびにお客様サービスの付加価値を向上します。
今後、「Fujitsu Peppol Connect Service」と富士通JapanのEDIサービスである流通業向け「Fujitsu 流通EDIサービス TradeFront/6G（トレードフロントシックスジー）」、ならびに製造業向け「Fujitsu 資材調達支援サービス ProcureMART（プロキュアマート）」をはじめとする富士通グループのソリューションとの連携を予定しています。
「BtoBプラットフォーム 請求書」での採用に伴う付加価値提供について
インフォマートの「BtoBプラットフォーム 請求書」と「Fujitsu Peppol Connect Service」の連携により、インフォマートのお客様は「BtoBプラットフォーム 請求書」の利用者間のみならずPeppolに対応する他社サービスの利用顧客との間においても電子インボイスの送受信が可能になります。そのため請求書発行、郵送の手間や経費の削減、ペーパーレス化によるテレワーク実現、ならびに地球環境問題にも貢献します。
商標について
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
注釈
- 注1株式会社インフォマート
本社 東京都港区、代表取締役社長 中島 健。