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Japan

基礎科学 : 未知なるものが見えてくる

人間が決して到達できない世界へと導くスーパーコンピュータ

宇宙における様々な現象。遠くの星、銀河や銀河団、ブラックホール、超新星などの成り立ちについて、これまで様々な理論が提唱されてきました。しかし、検証を行うために、研究者が地球を飛び出し、遠くの星、銀河などを調べることは現在の技術では不可能です。

人間が決して到達できない世界へと導くスーパーコンピュータ

そこで研究者は、宇宙の理解を深めるため、すばる望遠鏡やハッブル宇宙望遠鏡など高性能な機器を利用した観測を行っています。さらに、理論に基づいたコンピュータシミュレーションによる研究も進められています。しかし、コンピュータシミュレーションで取り扱える星の数や時間は、計算能力に大きく依存しています。宇宙のより詳細なコンピュータシミュレーションを実現するためには、より高性能なスーパーコンピュータが必要になってきます。そのため大規模な計算を取り扱うことができるスーパーコンピュータに大きな期待が寄せられているのです。

現在、スーパーコンピュータを使い、銀河系の成り立ちに関する様々な理論を検証しています。私たちは、コンピュータシミュレーションにより、銀河系の成り立ちと成長、さらには将来についての理論を検証し、理解できるようになるでしょう。これにより、遠い未来の地球、人類の姿を垣間見ることができるのです。