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Fujitsu

Japan

VOICE 番外編
富士フイルム様 神奈川工場小田原サイト見学

富士フイルム様との未来対談が行われたその後、富士通のメンバーは富士フイルム様の神奈川工場小田原サイトを見学させていただきました。

写真:神奈川工場小田原サイト
(画像提供:富士フイルム株式会社 様)


<参加メンバー>

富士通株式会社
エンタープライズシステム事業本部
ストレージソリューション事業部

  • 事業部長   高野 明
  • テープシステム開発部 部長   橋本 恒二郎
  • テープシステム開発部   佐藤 淳一

小田原サイトと足柄サイトの2拠点を構えている神奈川工場は、フラットパネルディスプレイのWV(Wide View)フイルムや写真用化学薬品、そして記録メディアが製造され、約1,200人の従業員が勤務しています。また1938年6月設立された小田原サイトは、世界最大の磁気テープ生産工場として、世界各地のデータメディア市場・業務用ビデオテープ市場へ製品を供給しています。

記録メディアが年代別に飾られているショールームで懐かしそうに商品を見入る3人。
富士通メンバーは、まず神奈川工場の紹介ビデオを見て、広い敷地内の概要のご説明を受けた後、屋外へ移り記念撮影。撮影した写真は見学の最後に一人一枚いただきました。
工場内の庭園で記念撮影。
背後には工場の安全を祈願する神社があるそう。

そしていよいよ工場施設内へ。撮影NGのため写真でお見せできませんが、記録メディアに関するの4つの施設を、2時間かけてたっぷりと見学させていただきました。

  1. 塗布工程
    塗布工程の部屋は完全密閉され、オペレーションルームからの遠隔操作によってベースフイルムに磁性体が塗布されていきます。塗布の状態をサンプル検査するのが人間の目と手と知り、匠の技に驚き。
  2. スリット工程
    1/2インチ幅にスリット(裁断)した磁気テープを実際に触らせていただきました。持っている感覚がないくらいペラペラなのに、ひっぱってもねじっても切れないことを一同で実感。
  3. 加工ライン
    人とロボットが融合されたラインで、次々とサーボ信号が書き込まれます。決してすべてを自動化にしない、富士フイルム様が長年蓄積してきた技術の奥深さを再確認。
  4. 信頼性センター
    お客さまのもとで撮影・現像されてはじめて仕上がりが分かる、けして失敗することが許されない写真フイルムを作り続けてきた富士フイルム様。問題が発生しても次工程に持ちこさない品質管理体制は、記録メディアにおいても同じ。
各施設の見学エリアに入る際は、その都度自分でシューズカバーをかけて入室。
徹底した防塵対応に一同緊張!

工場見学を終えた富士通メンバーのひとこと

高野氏 近影

職人技が工程随所に見られる工場。富士通の工場は誰でもつくれるように製品をラインに流しているので、随分と違うなと感じました。

高野 明

橋本氏 近影

ベースフイルムへの塗布工程で大きなロールの切り替えからすべて自動化しているのはすごいですね。テープをカートリッジにどうやってあれほどきれいな目で巻いているのだろうと思っていましたが、やはりそこには驚きの技術があることが分かって非常に楽しかったです。

橋本 恒二郎

佐藤氏 近影

精密なものを大量生産するための様々な技術に感動しました。我々も大いに参考にさせていただき、ものづくりに邁進したいとあらためて思いました。

佐藤 淳一


(注) 取材日:2015年7月29日
本稿記載の肩書きや、固有名詞等は取材日、または公開日時点のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

掲載日:2015年10月5日

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