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Fujitsu

Japan

米Sun社/富士通共同発表 UltraSPARC T2 Plus搭載 SPARC Enterpriseの魅力

SPARC Enterpriseの本体装置は販売を終了しました。
本製品の後継機種はSPARC Serversです。

2008年4月18日

富士通と米Sun Microsystems社(以下、米Sun社)は、2008年4月9日に、最新マルチコア・マルチスレッドプロセッサUltraSPARC T2 Plusを搭載したSPARC Enterprise T5240, T5140の共同発表を行いました。
当社 経営執行役常務 富田達夫と米Sun社 Executive Vice President, John Fowlerにより、本製品の魅力をご紹介します。

スループット/スケーラビリティの向上で、ラインナップを拡充

John Fowler:富士通と米Sun社は、SPARC/Solarisサーバの開発やマーケティングにおいて、20年以上、協調してまいりました。2008年4月には、両社の共同開発により、SPARC/SolarisサーバSPARC Enterpriseを発表しました。そして今回は、UltraSPARC T2 Plusを搭載したSPARC Enterprise T5240, T5140をご紹介することができます。

富田 達夫:従来機種であるUltraSPARC T1/T2を搭載したSPARC Enterpriseは、製造・流通・金融・公共・キャリアなどなど、幅広いお客様にご採用いただいております。特に、スループットの高さにはお客様も高い関心をお持ちで、WWW、Proxy、MailなどのWebフロント、あるいはJavaなどのアプリケーションサーバとして多数お使いいただいております。

今回発表するUltraSPARC T2 Plus搭載サーバは、Solarisのバイナリ互換を保ちつつも、マルチプロセッサ対応により高スループット化を実現しています。高いスケーラビリティと、Solarisコンテナ等の仮想化機能との組み合わせにより、サーバ統合用のプラットフォームとしてお客様のビジネスにお役に立てると確信しています。

新製品の提供により、SPARC Enterpriseラインナップが一層充実し、より多くの選択肢をお客様にご提供できたと考えています。Webフロントからバックエンドまでの全てのシステムを、強固なSPARC/Solarisで構築していただけます。

高い可用性と投資効果を実現

John Fowler:富士通は、長年培った非常に強いメインフレーム技術のDNAをお持ちで、ミッションクリティカル分野で信頼を得ていらっしゃいます。新製品は、富士通のお客様にも満足していただけるでしょうか?

富田 達夫:SPARC Enterprise T5240, T5140は、お客様の厳しい要求におこたえできると考えています。さらに、お客様は、2U/1Uでありながら128スレッドによる高スループット化や、高い投資効果の実現に注目されると思います。低消費電力にもかかわらず、Solaris標準機能として提供される仮想化技術Solarisコンテナにより、システムの使用率を高めることができます。
我々は、設置スペースやエネルギー効率等に対するお客様の要求を満たしながら、高い可用性をご提供してまいります。

スペースと消費電力削減による環境への貢献

John Fowler:新しいシステムにより、どのようにお客様の期待にこたえていかれるのでしょうか?

富田 達夫:我々は、お客様へのサービスとして、世界中でデータセンターを運用しています。データセンターは、スペースと消費電力の削減による環境への配慮が求められています。新しいSPARC Enterprise T5240, T5140は従来製品の約2倍の集積度を持っています。これにより、画期的なデータセンター化やアプリケーション統合を可能とします。

富士通は、SPARC Enterprise T5240, T5140が、共同開発製品であるSPARC Enterpriseに加わることを非常に喜ばしく思っています。

John Fowler:ありがとうございました。今後さらに20年間、協調していけるよう、願っております。


[注記事項]

  • 掲載内容は発行日時点のものです。