Skip to main content

Fujitsu

Japan

ポラス株式会社 様 導入事例 3

このページの情報は、2006年に掲載されたものです。
最新情報は、GLOVIAトップページよりご覧ください。

会計情報を現場業務に活用し、ビジネスへの貢献を果たす

データ精度が大幅に向上、現場のビジネスにも貢献

新会計システムの運用が軌道に乗ったことで、業務の様々な場面においてメリットが生まれた。まず挙げられるのは、データの一元化が実現できたこと。

「以前はグループ内の様々な場所にデータがあり、それをまた違うところで入れ直したりしていました。これでは作業的にムダなだけでなく、間違いも起きやすい。しかしGLOVIA/SUMMITにすべてのデータを集約したことで、正確な情報を効率的に活用できるようになりました」と半田 氏は語る。

また情報の精度そのものも、以前と比べて飛躍的に向上した。半田 氏は「たとえば計画値と実績値の対比を行う場合、以前はある程度のレベルで限界に突き当たってしまうことも多かった。おおまかに状況をつかむくらいのことはできても、さらに特定の部分を掘り下げていくことができなかったのです。なにしろシステム自体にデータが存在しないのですからどうにもなりません」と振り返る。

その点、取引明細レベルでデータを管理できるGLOVIA/SUMMITなら、ビジネスの現状をより精緻に把握することができる。「おかげでかなり精度の高い計画が作れるようになりました」と半田 氏は語る。

またGLOVIA/SUMMITに蓄積された会計情報は、住宅販売の現場でも積極的に活用されている。「分譲住宅を売り出す場合を例に取ると、土地収得費や広告宣伝費などの費用がいくらくらい掛かったのか、それによって最終的にどの程度の収益が得られたかがすぐに分かります。しかも他の物件の場合と比較して、この物件は何が良かったのか、あるいは何が悪かったのかを現場自身が分析できます。これは以前では考えられなかったことですね」(原島 氏)。

大幅に向上したビジネススピード、決算日程の半減にも成功

実はこのような現場でのデータ活用も、再構築プロジェクトに着手した当初からの狙いだったと半田 氏は語る。

「いくら精度の高い会計情報があったとしても、経理部門内だけでしか使われないのでは意味がない。現場が自分の業務に活用してこそ、はじめて有効な使い方が実現できます。これからの会計情報は、決算のためのデータではなく、事業を発展させていくためのデータと捉えるべきでしょう」(半田 氏)。

同グループの現場部門でも、最初はそこまでやる必要があるのかとの声もあった。しかし実際に業務に活用してみると、極めて有効性が高いことが理解された。その結果現在では、データに基づいた活動を行うのが当たり前という気運が高まったとのことだ。「まさに狙い通りでしたね」と半田 氏はにこやかに笑う。

こうした現場の意識改革は、データ投入のスピードを高めていくことにもつながった。会計情報が早く集約されれば、それだけ自分たちが早くデータを活用できるようになり、よりタイムリーなビジネスが実現できるからだ。原島 氏は「以前は丸5日間掛かっていた月次決算が、現在では2日あまりで処理できます。GLOVIA/SUMMITによる効果と同時に、データを活用するという意識が浸透した点も大きいですね」と語る。また年度末の決算についても、約60日から約30日へと日程を半減させることに成功している。

こうした動きをさらに加速させるべく、ポラスでは経理部門で育った人員を現場部門へ送り出す取り組みも進めている。システムの扱いに慣れた人材をビジネスの最前線に投入することで、より自然にデータ活用が広がっていくというわけだ。

もっとも、人材をどんどん外部に送り出してしまったのでは、逆に経理部門の業務負担が重くなりそうにも思える。しかしこの点についても、特に問題は生じていないと原島 氏は説明する。GLOVIA/SUMMITによって効率が向上したおかげで、業務に支障が出るようなことはまったくないとのことだ。

「導入当初に比べて売上は約2倍になっていますので、会計システムが処理するデータ量も倍増しています。しかし特に増員を行うこともなく、当時と同じ人員数で業務を行えています」と原島 氏は語る。

「バッチ伝票取込画面」と「一般会計バッチチェック画面」

「試算表作成画面」と「債権伝票入力画面」

「経営に役立つ経理」を目指し改革と機能強化をさらに推進

GLOVIA/SUMMITの様々な機能に対しても、高く評価している。「組織階層ごとに集計が行えますので、部門別の損益計算書なども簡単に作成できます。組織変更で部門が変わったりした際にも、対応が容易なのでありがたいですね」と原島 氏。また高性能・大容量についての満足感も高い。「実は導入翌年の2000年からの会計データを、今でもずっとシステムに蓄積したまま使っています。過去データをテープに抜き出して退避させたりといったことは一切ありません。それにも拘わらず、レスポンスなどにまったく不満を感じることがない。これは凄いことだと思います」(原島 氏)。

旧システム時代には、過去データの調査などに苦労することも多かった。もし内容を調べたいと思ったら、倉庫から紙帳票を引っ張り出してきて手作業で探すしかなかったからだ。しかし現在では、何年何月の伝票、元帳といった形で照会すれば、即座に必要なデータが引き出せる。さらにグループ企業間で発生する取引についても、GLOVIA/SUMMIT内で債権・債務の消し込みを行うことで効率アップを図っているとのことだ。

「富士通のサービス・サポートにも、多いに助けられました。SEが当社の業務をよく理解してくれていますので、一から全部説明する必要がない。また提案を行う際にも、『理想はこうだが、現状を考えるとこうした方が望ましい』と言った具合に、当社の実情に合った提案を行ってくれました。望み通りの新システムを構築することができたのも、我々の要望を正しく把握する努力をしてくれたからだと考えています」と原島 氏は語る。

経理部門では今後もグループ事業への貢献を果たすべく、BPRやシステム間連携を推進していく予定だ。「強固な企業体質を築き上げるためには、経理部門の果たす役割が非常に重要になります。『経営に役立つ経理』をコンセプトに、今後も機能強化を進めていきたい」と半田 氏は抱負を語る。躍進を続けるポラスグループの未来を、GLOVIA/SUMMITが支えていく。

ページを移動

前へ

GLOVIA SUMMITのお問い合わせ & 資料ご請求

Webでのお問い合わせ

入力フォーム

当社はセキュリティ保護の観点からSSL技術を使用しております。

お電話でのお問い合わせ

0120-933-200 富士通コンタクトライン(総合窓口)

受付時間 9時~17時30分
(土曜・日曜・祝日・当社指定の休業日を除く)