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Japan

株式会社クボタ 様 導入事例 3

このページの情報は、2002年に掲載されたものです。
最新情報は、GLOVIAトップページよりご覧ください。

縦横の切り口で固定資産の現状を把握管理の質が大幅に向上した

瞬時のデータ検索・分析で管理の質を向上させる

GLOVIA/SUMMIT固定資産管理システムの導入効果は、決算日程の短縮だけではない。例えば、固定資産の残高明細といった細かなデータを、Excelの形であらゆる事業所のパソコンから呼び出すことができる。その他、様々な切り口でデータを検索し、それをもとに素早い分析と判断ができるようになった。
「資産管理の面で、検索の容易性が高まりました。従来は紙ベースで行っていた作業がExcel上で瞬時に展開でき、データの加工も簡単になりました」(澤田氏)
紙ベースからExcelベースへの変化は、印刷コスト低減よりも、分析の切り口が多様になることの効果が大きい。様々な指標を縦横に検索することで、これまでは想像もしてなかったことを発見することも多いものである。

11万件のデータの中からストレスなく検索できる

クボタ全社で固定資産関連のデータ量は11万件にも達するが、その膨大なデータから検索する際のストレスも「ほとんどない」(坂田氏)という。11万件というのは旧システムのデータ量であり、新システムがそれを引き継いだ時点での数字である。GLOVIA/SUMMITによって今後はさらに細かな管理が可能になるので、データ量も急速に増えつつある。
「この資産の現状はどうなっているのか」と思いついた時に、事業所別・項目別などあらゆる切り口で検索し、その場で瞬時に調べることができる。しかも、管理項目は従来よりも詳細になっているので、分析の質は向上する。そうした作業が様々な機会に行われることで、管理の質もいっそう高まる。
投資効率やキャッシュフローが大きなテーマとして浮上している中で、GLOVIA/SUMMITの提供する情報が経営を強力にサポートしているのである。
「従来システムはバッチで処理していましたが、GLOVIA/SUMMITによって、データさえ入力すればリアルタイムで検索・分析できるようになりました。スピーディーな月次決算が可能になったことには大きなインパクトがありますが、リアルタイムで状況を把握し判断する風土が定着すれば、さらに管理のレベルが向上するのではないかと考えています」と坂田氏は期待している。

管理科目の拡大と連結会計への対応が今後のテーマ

今回導入された固定資産管理システムは土地を含む有形固定資産を対象にしたものだが、今後、クボタでは借地権や特許権、商標権などの無形固定資産に関するシステム更新が検討課題になるという。
「管理する科目を広げるという方向、そして連結会計への方向の2つが検討課題です。そうした展開は、GLOVIA/SUMMITなら自由にできると思います」と坂田氏は語る。クボタの会計システムをさらに拡充する際には、GLOVIA/SUMMITが有力な選択肢のひとつとなりそうだ。
以上とは別の観点になるが、今後の方向性ということでいえば、クボタは今回整備された会計システム基盤を生かして経理の集中管理という構想を進めているという。
「事業所の経理担当者の業務は、預金などの現物管理に限定し、それ以外の経理業務は本社に集中するというのが、最終的に目指す方向です。これにより、かなりの事務効率化が図れると期待しています」。矢田氏は続けて、「会計制度が頻繁に変更されている現状では、それに対応して勉強するのも大変です。本社などではスタッフも揃っていてお互いに研鑚する機会も多く、新制度にも比較的スムーズに対応できます。ただ、人数の少ない事業所の経理担当者の教育となると、今後はますます難しくなると思います」と、その背景を説明する。
担当者の相互研鑚の場を確保するためにも、経理の集中管理は合理的な解決策となりうる。同様の方向性は経理業務だけでなく、その他の間接部門でも考えられる。人事や総務系の業務をWeb化し、センターで集中管理するのである。
「一般論ですが、分散から集中へという流れは、当社だけでなく多くの企業が目指している方向でしょう。それによって、省力化、効率化を追求する。そこで情報システムの果たす役割は、極めて大きいと思います。その際に気をつけなければならないのは、システムは目的ではなく手段に過ぎないという認識を忘れないこと。会計システムであれば、いかにスピーディーに有用な情報を提供するかが問われます。手段ですから、使いやすいシステムでなければ意味がないのです。システムを導入することが目的化すると、後で痛い思いをすることになります」と矢田氏は、システム導入に際しての考え方を示す。基本的なことだが、つい忘れられがちな点である。
自社の業務を正面から見つめ、それをサポートする上で最適のシステムを選択するというクボタの姿勢は、今後も貫かれることだろう。

目次

事業部の担当者も使い慣れたExcelのテンプレートに魅力
個別に構築した事業部のシステムを結ぶ柔軟性の高いGLOVIA/SUMMIT
縦横の切り口で固定資産の現状を把握管理の質が大幅に向上した

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