Skip to main content

Fujitsu

Japan

アキレス株式会社 様 導入事例 3

このページの情報は、2005年に掲載されたものです。
最新情報は、GLOVIAトップページよりご覧ください。

現場部門でのリアルタイムな情報活用にも、GLOVIA/SUMMITが貢献

社内制度を改革し、支払業務の集中化を実現

アキレス株式会社
原価計算部 会計課 課長

田沼 稔 氏

アキレス株式会社
原価計算部 原価計算課 課長

山田 茂 氏

新会計システムの導入は、社内制度の見直しにもつながった。同社の足利第一工場に籍を置くアキレス 原価計算部 会計課 課長 田沼 稔氏は「従来は東京本社や各支店、足利工場などに、それぞれ支払を担当する部門がありました。しかしGLOVIA/SUMMITの導入を機にこの制度を見直し、本社一括で支払業務を行う形に変更しました」と語る。

以前は各拠点に対する様々な引当制度が存在していたが、これを大幅に減らすことに成功。また各拠点で重複する作業を統合したことで、現場業務の効率化も実現できた。「決算早期化を進めるためには、拠点での業務改革が不可欠でした。これが実現できたことは非常に大きいですね」と田沼氏は続ける。

同社は事業分野が多岐にわたるため、原価管理や仕掛り管理などの仕組みとの連携については、まだ完全な状態ではないという。事業部門によって生産形態や管理手法がまったく異なるため、特定分野を専門に手がける製造業のように、一つの標準を決めて水平展開することが難しいからだ。しかしそうした中でも、GLOVIA/SUMMITを導入した効果は着実に現れている。アキレス 原価計算部 原価計算課 課長 山田 茂氏は「業務のムダな待ち時間がかなり減りました。たとえば旧システム時代には、足利工場内で発生した費用についてはその内容が分かるものの、本社や他の拠点が関わるものについてはその都度担当者に問い合わせる必要がありました。しかし現在ではGLOVIA/SUMMITでデータが一元管理されていますから、他のどの拠点で費用の増減や異常値が発生しても、即座にその原因を把握できます。しかも旧システムでは翌日にならないと分からなかった情報を、 当日中に見られるのです。これは大きな進歩ですね」と満足げに語る。

現場部門へのデータ提供を推進。経費情報のリアルタイム把握が可能に

GLOVIA/SUMMITに蓄積されたデータは、経理・財務関連以外の部門でも積極的に活用されている。「たとえば経費関連の課目については、予算と実績を月別・部門別に分けて現場に提供しています。これにより営業などの現場部門が、経費の予算・実績対比などをリアルタイムで行えるようになりました」と寺岡氏は説明する。

以前は現場部門が経費の利用状況などを確認したいと思った場合、電話で経理部門に問い合わせをするしかなかった。また経理部門でも、現場部門から依頼があるたびに、人手を掛けて状況を調査する必要があったのである。しかし現在では現場部門が自分でデータを見られるため、以前のような時間的ロスがない。さらに経理部門でも、こうした問い合わせの対応に追われることがなくなっている。

「旧システム時代には、月の半ばでイレギュラーな経費が発生しても、翌月の補助簿が出るまでそのことが分かりませんでした。しかし今では経理部門でも経費の発生状況がリアルタイムに把握できますから、精度の高いチェックが行えます」(寺岡氏)。

またコスト意識を徹底する上でも、GLOVIA/SUMMITが貢献している。現場部門が業務を行う中では、他部門からの経費の付け替えが発生する場合がある。たとえば他部門が製造する製品を、サンプルとして取引先に贈呈するケースなどだ。もちろん、そのためにかかる経費を事前にちゃんと把握していれば問題ない。しかし忙しい場合などには確認にまで手が回らず、翌月になって予想外に高額の経費を付け替えられて驚くこともあったという。「自部門が何にいくら使ったかという情報がリアルタイムに把握できないと、どうしてもこうしたことが起きがちです。しかし現在では、こうした問題も解消しています」と寺岡氏は語る。

アキレスグループのビジネスを確実に支える

GLOVIA/SUMMITの機能についても、高い評価が寄せられている。「以前は第2四半期のデータを見たいと思った場合、半期の数字から第1四半期の数字を引くなどの操作が必要でした。しかしGLOVIA/SUMMITは任意の期間を指定できますから、作業の手間がかなり軽減できています」と寺岡氏は語る。

さらに同社では、GLOVIA/SUMMITの組織階層図機能とアドオンを組み合わせることで、情報公開の際にユーザー権限に応じた制限を掛けられるようにしている。寺岡氏は「セキュリティを保ちつつ、現場部門への情報提供が行えるので非常に便利です」と続ける。

また、照会機能を持つDataViewerの使いやすさも好評だ。以前は情報システム部門にデータの取り出しを依頼していたため、一度出てきたデータに後から情報を付け加えたり、見方を変えて再度データを取り出すといったことが柔軟にできなかった。「しかし今ではいつでも好きなようにデータを取り出せますから、作業の快適さは格段に向上しています。もう昔の環境には戻れませんね」と藤澤氏は語る。

同社では今後も新会計システムにさらに改良を加え、より完成度を高めていく予定だ。その一貫として、2005年4月にGLOVIA/SUMMITの電子帳簿機能を追加導入した。「いわゆる『e-文書法』の施行が開始されるなど、電子化の流れは確実に強まっています。当社としてもGLOVIA/ SUMMITの電子帳簿機能を活用することで、こうした流れに対応していきたい」と森田氏は説明する。また減損会計についても、基幹メインフレーム上で 稼働する固定資産管理システムとGLOVIA/SUMMITの連携を強化することで、確実な対応を図っていくとのことだ。鈴木氏は今後の抱負を「企業価値や収益の向上を図るためには、会社がアクションを起こすための指標が必要です。これを創り上げていく上で、 GLOVIA/SUMMITは大きな効果をもたらしてくれると確信しています。この基盤をさらに活用し、アキレスグループの全体最適化に貢献していきた い」と力強く語った。


[図]情報照会システム


[図]情報照会システム

ページを移動

前へ

GLOVIA SUMMITのお問い合わせ & 資料ご請求

Webでのお問い合わせ

入力フォーム

当社はセキュリティ保護の観点からSSL技術を使用しております。

お電話でのお問い合わせ

0120-933-200 富士通コンタクトライン(総合窓口)

受付時間 9時~17時30分
(土曜・日曜・祝日・当社指定の休業日を除く)