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非構造化データ管理の課題と解決策

企業が営む事業活動で生じるデータのうち、特に非構造化データについては増加が著しく、急速に大容量化、多様化が進んでいる。増え続ける非構造化データを管理するうえでの課題、解決のための対策をIDCの調査結果から読み解く。

非構造化データとは、基幹システムのリレーショナルデータベースなどで扱う構造化データと異なり特定の構造を持たないデータを指し、メール、文書、画像、動画、音声などのほか、Webサイトのログやバックアップ/アーカイブなども含まれる。IDCは、クラウド、モバイル、ビッグデータ、ソーシャルなどの技術で構成される「第3のプラットフォーム」の普及により、非構造化データを生成するユーザ・デバイスの数が飛躍的に増えたとの見方を示す。今後、ビッグデータ処理・分析、IoTへのニーズが高まるとともに、非構造化データ急増にさらに拍車がかかる見通しだ。

企業が保有する非構造化データの現状

では、企業はどのような非構造化データを保有しているのだろうか。IDCによる「非構造化データの種類別保有状況」という調査結果を見てみよう。

非構造化データの種類別保有状況 グラフ

「ドキュメント/テキストデータ」「画像/動画/音声データ」「電子メール」など、日々の業務に関連するものが多い。さらに「研究/開発/設計データ」「バックアップ/レプリケーションデータ」が続く。「ログデータ」「分析データ」「映像コンテンツ」など昨今のITトレンドに沿った種類も保有しているようだ。なお、IDCによると、50TB以上の保有者は、分析関連データの保有割合が高い結果が出ているという。

非構造化データ管理の課題

データベースでの管理が可能な構造化データに比べ、非構造化データは管理が難しいと言われている。IDCが実施した調査から、非構造化データの管理にはどのような課題があるかを見てみよう。

非構造化データ管理の課題 グラフ

「データ/コンテンツ量増大への対応」「データ/コンテンツの種類の多様化」「セキュリティ対策の強化」の回答が多い。これまでの調査でも上位を占めていた「データ/コンテンツ量増大への対応」、「セキュリティ対策の強化」は、非構造化データ管理では常に重要な課題とみなされているということだ。また、「データ/コンテンツの種類の多様化」は、構造化データにはない非構造化データならではの課題であり、多くの企業が多種類の非構造化データにどのように対応すべきか苦慮していることが推察される。なお、IDCによると、50TB以上の保有者は、「ハードウェア更新負担の増大」「データ保護」「データ活用」「パブリック・クラウドサービスとの連携」が大きな課題と答えているという。

では、これらの課題を解決するためにどのような対策がとられているのだろうか。「非構造化データ管理の課題の解決策」では、企業が実行予定または実行済みの対策を調査している。

非構造化データ管理の課題の解決策 グラフ

このグラフで最も高いのは比較的対応しやすい「既存ファイルサーバー(NAS)の増設」であるが、ファイルサーバー(NAS)統合は管理課題の解決として有効であり、拠点内から拠点間へと段階的に進められていることが伺える。また、「パブリッククラウドサービスの利用」「ファイルサーバー(NAS)とパブリッククラウドサービスの併用」の回答率も高く、パブリッククラウドを非構造化データ管理に使う企業も増えている。
新技術を使った対策もとられている。重複排除はデータ容量の削減に有効である。スケールアウトNASやSoftware-Defined Storageは、小さい容量から始めて、データの増加に応じてスケールアウトすることを可能にする技術だ。オブジェクトストレージは、データをオブジェクト単位で扱い、フラットな構造で様々な種類のデータを格納できることから、非構造化データ管理ソリューションとして期待が大きい。これらの新技術に関して実行予定・実行済みと回答している企業はまだ少ないが、解決すべき課題の内容に応じて有望な選択肢となっていくものと思われる。
なお、IDCによると、50TB以上の保有者は、「パブリッククラウドの併用」「ファイルサーバー統合の実施」「ストレージインフラの刷新」を解決策として考えているという。

データマネジメント戦略のもと、効率的かつ効果的な管理が必要

企業が抱える非構造化データは増加の一途をたどるだろう。IDCは、非構造化データ向けのファイル/オブジェクトストレージ市場が今後拡大していくと予想している。 企業が保有する非構造化データは潜在的な宝の山と言える。IoTの活用により収集したデータを分析した結果に基づき、新規事業創設といった機会も増えていくはずだ。そのためにも、非構造化データをいかに活用するか、その目的や方法を踏まえて中長期的なデータマネジメント戦略を作成し、構造化データとともに効率的かつ効果的に管理することが必要である。データマネジメント戦略では、データの急増や管理の煩雑化など将来発生が予想される課題に対して、ストレージのスケールアウト、NAS統合といった対策も盛り込んでおくとよいだろう。

富士通のストレージソリューション

富士通は、非構造型データ管理課題を解決するに最適なストレージ・ソリューションを提供しています。

課題解決のための対策 概要 主な対応製品
既存ファイルサーバ(NAS)の増設 ネットワーク処理とファイルシステム処理を一体化し、高速化を実現

NAS事例一覧
ETERNUS NR1000F series ネットワークディスクアレイ
ファイルサーバ(NAS)統合の実施
スケールアウトNASの導入
重複排除・圧縮技術の利用 重複排除と圧縮によりバックアップのデータ量を大幅に削減し、バックアップ時間の短縮、高速かつ低コストバックアップ ETERNUS CS800 デデュープアプライアンス
(Software-Defined Storage)
オブジェクトストレージの導入
オープンスタンダードな分散ストレージ技術である「Ceph(セフ)」を採用。大容量のコンテンツ保管に最適なストレージ ETERNUS CD10000 ハイパースケールストレージ
テープストレージの導入 カートリッジテープ上のデータを暗号化し、情報の漏洩と機密情報の改ざんを防止するセキュリティ・バックアップソリューション ETERNUS LT テープライブラリ

掲載日:2016年7月28日

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