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2015年9月7日
Brocade® VDX® スイッチはスケール・アウト・アーキテクチャによる俊敏な拡張力を備え、アプリケーションによって迫られるネットワークの変化に対して一歩先を行くことができます。スケール・アウトのアプローチには大きく3つのメリットがあります。
まずビジネスの成長に応じて長期的にネットワークを拡張していくことができます。リーフ・スイッチの台数増加とともにスパイン・スイッチを水平展開することができます。
2つ目として単一障害点をなくしてダウンタイムの危険性を排除し、耐障害性の高いネットワーク・ファブリックを構築できます。
そして3つ目の最も大きな点として経済的なベネフィットがあります。
スケール・アップ方式と違ってスケール・アウト・モデルでは初期投資を低減できます。高密度の固定構成スイッチを採用すると、データセンターの消費電力、冷却、設置スペースが節約され総所有コスト(TCO)を削減することができます。
当社はLANとSANの統合を実現するコンバージドスイッチBrocade VDX seriesから新モデル「Brocade VDX 6940」を新規に販売開始しました。
「Brocade VDX 6940-36Q」は、1Uサイズで40ギガビット・イーサネット×36を搭載し、40GbE デバイスを集約するスパイン・スイッチとしても、40GbEのアップリンクを持つVDX 6740を集約するリーフ・スイッチとしても利用が可能です。
「Brocade VDX 6940-144S」は、2Uサイズで10ギガビット・イーサネット×96と40GbE アップリンク×12を搭載した、サーバ集約(Top of Rack)スイッチです。
データセンターのサーバ仮想化が進み、サーバあたりのVM 密度が高まると大量のデータとアプリケーション処理に対応する、より広い帯域幅の接続が要求されるようになります。
Brocade VDX 6940 スイッチは40GbEと10GbEのオプションによって仮想化データセンターの要求に遅れをとらない高性能のコンピューティングを提供し、10GbE接続サーバに必要な容量に対応すると同時にネットワークの輻輳を抑え、アプリケーションの性能を向上します。
40GbEのアップリンクは高い帯域幅のトラフィックを容易に集約し、10GbE接続をいくつも収容する際にもボトルネックの発生を回避しつつデータセンターのネットワークを常に最高性能で稼働させることができます。
また、VCS機能によりBrocade VDX seriesと接続することで全体を1台の仮想的なスイッチとして使用可能です。
高いポート集約密度、40GbE アップリンクによる高帯域のスイッチ間接続、VCS機能による一元的なネットワーク管理を兼ね備えた「Brocade VDX 6940」は、高い拡張性と柔軟性を必要とする仮想化データセンター環境に最適なイーサネット・ファブリック・スイッチです。
モデル | ![]() Brocade VDX 6940-36Q |
![]() Brocade VDX 6940-144S |
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ポート構成 | Ethernet(QSFP+) 40Gbit/s × 36 | Ethernet(SFP+) 10Gbit/s × 96
Ethernet(QSFP+) 40Gbit/s × 12 |
機能 | L2スイッチング, L3スイッチング
DCB(FCoE, iSCSI), VCS, AMPP, vLAG |
L2スイッチング, L3スイッチング
DCB(FCoE, iSCSI), VCS, AMPP, vLAG |
用途 | LANの冗長化、
vMotion連携、 広帯域なL2ネットワーク、 FCoE接続、iSCSI接続、 40GbE LAN 多ポート収容 |
LANの冗長化、
vMotion連携、 広帯域なL2ネットワーク、 FCoE接続、iSCSI接続、 10/40GbE LAN 多ポート収容 |