ETERNUS トピックス
2012年12月12日
バックアップおよびリモートサイト間のデータレプリケーションにおいて、ストレージ領域の効率的利用とコスト軽減を実現する「ETERNUS CS800 S4 デデュープアプライアンス」を12月12日より販売を開始しました。
「ETERNUS CS800 S4 デデュープアプライアンス」は、データ重複排除機能により、年々逼迫するネットワーク環境におけるスループット性能を向上するとともに、バックアップにおけるストレージ領域の効率的利用とコスト軽減およびリモートサイト間のデータレプリケーションの低コスト化を実現します。
安価でコストパフォーマンスに優れた「ETERNUS CS800 S4 Entryモデル」と大規模な統合バックアップに対応する「ETERNUS CS800 S4 Scaleモデル」の2モデルを提供します。
Entryモデルでは、お客様のシステム環境に応じ、4.8TB構成と9.8TB構成から選択が可能です。
Scaleモデルでは、最小構成16TBと最小構成24TBから選択でき、お客様の業務拡大に応じて容量拡張が可能です(注1)。さらに、オプション提供によりホットスペアディスクの搭載が可能となり、より可用性の高いシステム構築を実現します。
なお、サポートする機能は全て標準搭載しており、追加オプションを購入することなく利用可能です。
(注1)16TB構成の場合は16TB 毎に最大1,600TB、24TB構成の場合は、24TB毎に 最大2,400TBまで拡張が可能です。
()内の数値は、論理容量です
モデル | Entryモデル
(4.8TB) |
Entryモデル
(9.8TB) |
Scaleモデル
(基本16TB構成) |
Scaleモデル
(基本24TB構成) |
---|---|---|---|---|
外観 | ![]() |
![]() |
||
対応ネットワークプロトコル | NFS, CIFS, OST | |||
論理容量
(注1) |
4.8TB | 9.8TB | 16 ~ 160TB | 24 ~ 240TB |
期待容量
(注1) (注2) |
48TB | 98TB | 160~1,600TB | 240~2,400TB |
ネットワーク
インターフェース |
10GBASE-SR, 10/100/1000BASE-T | |||
データ重複排除方式 | インライン方式、プリ・プロセス方式(注3) |
(注1)本容量は、1kByte=1,000Byteとして、RAID6にてフォーマットした容量です。お客様の使用可能容量は使用環境によって異なります。
(注2)一般的な企業データを毎週フルバックアップ、毎日差分バックアップし、重複排除 / データ圧縮により書き込める平均的容量です。
(注3) プリ・プロセス方式は、 SPEED機能を適用することで使用可能です。
ETERNUS CS800 S4は、データの重複排除と圧縮により、低コストで高速なディスクバックアップを実現するデデュープアプライアンスです。新たに書き込むデータとディスク上のデータにおいて、可変長のブロック単位で自動的に重複排除を行います。重複部分を除いた新規データのみ圧縮保存することで、保存データ量を90%以上削減可能です(注2)。
テープバックアップと比べて、ディスクベースの高速処理でバックアップ / リカバリー時間を短縮すると共に、RAIDによるデータ保護やテープのメディアエラー解消により可用性を向上します。また、複数システムの統合バックアップに対応し、ストレージ集約によるTCO削減を実現します。
(注2) 一般的な企業データを毎週フルバックアップ、毎日差分バックアップした場合の削減率です。
高速なデータ通信を実現する10ギガビット・イーサネットをサポート(オプション)。また、フレーム(注3)サイズを標準規格より大きくするジャンボ・フレームに対応し、一度により多くのデータ転送が可能です。これらにより、増加するバックアップデータの効率的な転送を実現します。
さらに、 SPEED機能(注4)を適用することで、ETERNUS CS800 S4の装置内部で行っていた重複排除 / 圧縮処理をバックアップサーバ上で実行可能。重複部分を除いた新規データのみ圧縮して転送するため、ネットワーク上の帯域幅を有効活用でき、帯域幅の逼迫したネットワーク環境におけるスループット性能を向上します。
(注3) イーサネットでデータを通信する際のデータ分割単位。標準規格の最大転送単位は約1,500byte。
(注4) 標準提供のプラグインをバックアップサーバに適用することで使用可能です。
重複排除技術の活用により、効率的なバックアップ運用を実現
ETERNUS CS800 S4 デデュープアプライアンス