2014年2月10日
UNIXサーバ SPARC M10が「TPC-H」ベンチマークテストにおいて、非クラスタ、データベースサイズ1TB環境で、UNIXサーバとして世界最高記録である「326,454QphH@1000GB」を達成しました。(2014年2月10日現在)
測定マシン | TPC-H性能
(QphH@1000GB) |
提供時期 |
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SPARC M10-4S
(SPARC64 X, 3.0GHz, 4CPU/64コア/128スレッド) |
326,454 QphH | 2014年2月5日 |
SPARC Enterprise M8000
(SPARC64 VII+, 3.0GHz, 16CPU/64コア/128スレッド) |
209,533 QphH | 2011年9月22日 |
SPARC T4-4
(SPARC T4, 3.0GHz, 4CPU/32コア/256スレッド) |
201,487 QphH | 2011年10月30日 |
今回の性能測定は、「SPARC64™ X」を4CPU/64コア搭載したSPARC M10 を使用して測定しています。OSは Oracle Solaris 11、データベースはOracle Database 11g Release 2 Enterprise Editionの組合せで行いました。
SPARC M10が達成した測定値、326,454 QphH@1000GBは、1TBの大規模データベースに対して、1時間当たり32万6,454回の検索処理を実行したことを示しています。
「TPC-H」は、業界団体であるTransaction Processing Performance Council(TPC)が定める意思決定支援システムの性能を測定する業界標準のベンチマークテストです。データウェアハウスなど、大規模データベースシステムを構築する際の性能指標の一つとして、利用されています。
SPARC M10は、TPC-Hだけでなく、SPECcpu2006、SPECjbb2013、STREAM、2階層SAP SDベンチマークなどのベンチマークテストにおいても世界最高記録を保持しています。さらに、SPARC M10は性能だけでなく、世界最大の64CPU/1,024コア、64TBメモリの拡張性を誇り、リニアな性能向上を実現したサーバです。
他に類をみない拡張性と柔軟性は、ビジネスの成長にあわせた効率的で無駄のない投資を可能にします。基幹システムのみならずクラウドコンピューティングやビッグデータ処理など新たなシステムを支えるインフラとして最適です。
(注1)掲載されている内容は発行日時点のものです。
(注2)ベンチマークテストの詳細および最新情報は、TPC(Transaction Processing Performance Council) のホームページをご覧ください。