2013年7月23日
SPARC M10は、最新のJava®アプリケーションのベンチマークであるSPECjbb®2013のMultiJVMカテゴリにおいて、max-jOPSとcritical-jOPSの指標で世界最高値を達成しました。
加えて、同ベンチマークの4CPUクラス、および、SPECjbb2005ベンチマークでも世界最高性能を記録しており、圧倒的なJavaアプリケーション性能を実証しています。
SPECjbb2013は、Javaアプリケーションサーバ性能を測定するベンチマークとして業界で標準的に使われてきたSPECjbb2005の後継として開発されました。大量のデータをリアルタイムに処理していくことが求められるビックデータ時代に向け、SPECjbb2013は従来のスループット性能に加え、レスポンス性能を性能指標として追加しています。具体的には従来のスループット性能を示すmax-jOPSに加え、所定のレスポンス時間要件を満たすタスクのスループット性能を示すcritical-jOPSを測定します。
SPARC M10は、特にこのレスポンス性能を示すcritical-jOPSにおいて従来の世界最高登録値の7.2倍を達成しており、Javaアプリケーションの圧倒的なレスポンス性能の向上を実証しました。
SPARC M10は、SPECjbb2013 MultiJVMカテゴリの4CPUクラスにおいても、max-jOPSとcritical-jOPSの両方で世界最高性能を記録しています。
レスポンス性能を示すcritical-jOPSは、従来の世界最高登録値の2.2倍を記録しており、リアルタイム処理の高速化を実証しています。
SPARC M10-4SはSPECjbb2005においても、35,912,688 SPECjbb2005 bopsを記録し、世界最高性能を達成しました。
SPARC M10のCPUであるSPARC64™ Xは、強力な演算性能を持つコアを16個内蔵し3GHzで高速動作させています。この高性能なCPUと高いメモリ性能(CPUあたりのメモリースループット65.0GB/sをSTREAMtriadベンチマークで実測)を組み合わせることで、SPECjbb2013およびSPECjbb2005の世界最高性能を実現しました。
迅速で高度な意思決定が求められる中、刻々と生み出される膨大なビッグデータのリアルタイム分析や活用が重要です。SPARC M10は、今後もお客様のニーズにお応えできるよう、革新的なテクノロジーで高速化を追求してまいります。
製品情報
関連情報
[SPECjbb2013・SPECjbb2005ベンチマークテスト]
測定値(max-jOPS) | : | 308,936 |
測定値(critical-jOPS) | : | 168,127 |
測定環境 | : | SPARC64 X(3.0GHz)、16CPU/256コア、メモリ 4352GB、
OS:Oracle Solaris 11.1 SRU 6.4、 JVM:Java HotSpot™ 64-Bit Server VM, version 1.7.0_17 |
測定値(max-jOPS) | : | 83,909 |
測定値(critical-jOPS) | : | 50,562 |
測定環境 | : | SPARC64 X(3.0GHz)、4CPU/64コア、メモリ 2048GB、
OS:Oracle Solaris 11.1 SRU 1.4、 JVM:Java HotSpot 64-Bit Server VM, version 1.7.0_17 |
測定値(SPECjbb2005 bops) | : | 35,912,688 |
測定値(SPECjbb2005 bops/JVM) | : | 70,142 |
測定環境 | : | SPARC64 X(3.0GHz)、64CPU/1024コア、メモリ 16,777,216MB、
OS:Oracle Solaris 11.1、 JVM:Java HotSpot 32-Bit Server VM on Solaris, version 1.6.0_45、 JVM数:512 |
[注記事項]
掲載内容は発行日時点のものです。