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Fujitsu

Japan

信頼性の高いハードウェアパーティション


関連製品:SPARC M10-4S
SPARC M12-2S


複数の筐体(Building Block)を高速インターコネクトで接続することにより、高い拡張性を実現するSPARC M12およびSPARC M10は、筐体単位でハードウェアパーティションを作成できます。各ハードウェアパーティションは、物理的に独立した信頼性の高いシステム環境として利用することができます。

ハードウェアパーティションは、1つのパーティションで業務負荷が高くなった場合や万が一のトラブル時にも、他のパーティションに影響をあたえません。ファームウェア層での仮想化機能「Oracle VM Server for SPARC」や、ソフトウェアレベルでの仮想化機能「Oracle Solaris ゾーン」よりも、高い障害隔離性を実現します。

ハードウェアパーティションは、SPARC M12-2SおよびSPARC M10-4Sでのみ採用しています。

拡張性や運用性に優れたハードウェアパーティション

システム規模に応じて構成可能なハードウェアパーティション

SPARC M12およびSPARC M10は、一つまたは複数の筐体でハードウェアパーティションを構成できます。そのため、業務の規模に応じて、複数の筐体から構成されるハードウェアパーティションを作ることが可能です。各ハードウェアパーティションでは、メモリやPCIカードスロットなど、ハードウェアパーティションを構成する全てのハードウェアリソースを使用することが可能です。

SPARC M12およびSPARC M10は最大16筐体まで1つのハードウェアパーティションを拡張することができます(16筐体接続時)。

またCPUコア アクティベーションにより、システムが稼働した状態でも、パーティション間のCPUコアアクティベーションの移動が可能です。CPUコア アクティベーションを利用すれば、業務負荷の変化に応じて柔軟にCPUリソースを移動することができるので、システムの柔軟な拡張が可能です。

パーティション管理

SPARC M12およびSPARC M10では、パーティションの設定・管理やハードウェアリソースの追加・移動をXSCF(システム監視機構)によって一括で行うことができます。XSCFはシステムの本体装置から独立したプロセッサで稼働しているので、電源が供給されている限り、システムがダウンした際もハードウェアの監視や制御を継続して行います。

XSCFの操作は、ハードウェアパーティションごとに専用のユーザアカウントを作成して行います。ユーザアカウントごとに操作レベルも設定できるため、セキュリティの向上や操作ミスの防止につながります。

またXSCFと管理用端末の接続を暗号化によって保護することで、高いセキュリティを実現しています。

仮想化機能の組み合わせによるパーティション構成例

SPARC M12およびSPARC M10はハードウェアパーティションに加え、ファームウェアレベルでの仮想化機能「Oracle VM Server for SPARC」と、ソフトウェアレベルでの仮想化機能「Oracle Solaris ゾーン」を提供しています。これらの仮想化機能を組み合わせることにより、CPUやメモリなどのハードウェアリソースを柔軟に配分することができます。