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Fujitsu

Japan

【世界最速・最強のUNIXサーバ「SPARC M12」に込められた決意】
快進撃を続ける富士通の最新UNIXサーバ「SPARC M12」
- 世界各国で採用が進む、その魅力とは -

富士通が2017年4月に発表した最新UNIXサーバ「SPARC M12」は、すでにさまざまな企業・団体で採用が進んでいる。本稿では世界各国でSPARC M12のビジネスに携わる4人に、同製品の魅力や選ばれる理由を語ってもらった。

富士通が2017年4月に発表した最新UNIXサーバ「SPARC M12」は、同社が企業のイノベーションを加速させるプラットフォームとして開発したものだ。業界標準ベンチマークテストで世界最高性能とされる最新SPARC64プロセッサ「SPARC64 XII」を搭載しており、従来製品の「SPARC M10」と比較してコアあたりのスループット性能は最大2.5倍となっている。また、コア性能が大幅に強化されたことで業務に必要なリソースが削減できるため、ソフトウェアやサポートを含めたトータルコストも劇的に最適化することが可能だ。

4月に発売されて以来、すでに世界各国のさまざまな業種でSPARC M12の採用が進んでいる。国を代表するような大手企業から政府関連機関まで、導入先は幅広い。実際にどのような企業や団体に採用され、どう活用されているのだろうか。

国、地域を問わず、さまざまな企業・自治体に

―まず、Chooさんから見て中国市場におけるSPARC M12の状況はいかがですか。

Choo氏:中国では4月のSPARC M12発表以来、積極的にプロモーションを実施しました。パートナーと共同で製品の認知度向上に努め、さまざまな企業に採用を働きかけました。中国最初のユーザーはグローバルで事業を展開する企業でした。

―そのユーザーがSPARC M12を導入するに至った経緯を教えてください。

Choo氏:最初に導入が決まったグローバル企業では、オラクルのデータベースを導入するにあたり新たなハードウェアの購入を検討していました。その際にお客様が重視した点は、パフォーマンス、安定性、そして価格競争力です。そこで富士通のSPARC M12を紹介しました。SPARC M12は性能面で申し分がないだけでなく、使用しているプロセッサ・コア数分だけ課金されるCapacity on Demand方式が適用されるので、オラクルデータベースのライセンス料が抑えられます。この企業ではSPARC M12を採用することで、ハードウェアの刷新とオラクルデータベースのライセンスコスト最適化を同時に実現できることが採用の決定打になりました。


Daniel Choo氏
富士通アジア、リージョナルプロダクトディレクター。シンガポールを拠点とし、中国市場を中心にアジア全体の富士通SPARCサーバ事業のビジネス開発を担当。

―次に、Guさんにお話をおうかがいいたします。

Gu氏:私は、韓国市場で主にUNIXサーバとストレージのマーケティングを担当しています。韓国では、すでに同国を代表する大手企業をはじめ、製造および公共分野のお客様がSPARC M12を採用しました。利用分野は各社さまざまですが、主に経営資源管理(ERP)や経営情報システム(MIS)のプラットフォームとしてSPARC M12を活用いただいています。

―Phippsさん、英国の状況はいかがですか。


Rory Phipps氏
英国富士通、SPARC64ビジネス開発マネージャー。英国でSPARCソリューションのビジネス開発を担当。

Phipps氏:私は、英国でSPARCソリューションのビジネス開発を担当しています。英国では、リセラー、付加価値流通業者(VAD)、そしてオラクルと共に、SPARC M12の認知度向上はもちろんのこと、商談推進、販売、サポートと諸フェーズにおいて適切に連携しています。英国で最初にSPARC M12を採用したのは、地方のA自治体で、Oracle E-Business Suiteのプラットフォームとして採用されました。

―SPARC M12が導入された理由は何だったのでしょうか。

Phipps氏:SPARC M12導入前に利用していたのは、富士通の旧世代のサーバ「SPARC Enterprise M5000」および「SPARC Enterprise M4000」で、これらをミッションクリティカルな環境で運用していました。今回のSPARC M12の採用は、最新テクノロジーへの刷新によりシステムの性能向上を図りつつ、上昇を続けていたサポートコストを削減することが目的です。

―最後に、Hillさんに、北米の状況をおうかがいします。

Hill氏:北米でも初期ユーザーのひとつにカナダの政府関連機関が名を連ねています。この案件は、オタワに拠点を置くSolarisのノウハウが豊富なリセラーとの協業によるものでした。

―SPARC M12が採用された理由を教えてください。

Hill氏:その政府機関は、ある業務のデジタル化によりサーバの増強を検討していました。長年Oracle Solaris 10搭載の『SPARC Enterprise M9000』を利用しており、その使用感にも満足していたことから、リセラーが後継の最新製品であるSPARC M12へリプレースすることを提案したのです。新システムは、その業務全般にわたって活用されることになります。

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