2017年4月4日
最新SPARC64 XIIプロセッサを搭載した垂直統合型商品 PRIMEFLEX for Oracle Database を提供いたします。SPARC64 XIIはデータベース処理のパフォーマンス向上に重要なCPUコアあたりの性能を、従来比2.5倍に強化しました。CPUコアあたりの演算処理で世界最高性能(注1)をもつ最新プロセッサの搭載により、データベース処理をさらに高速化しデータベースシステムのTCOを最適化します。
PRIMEFLEX for Oracle Databaseは、データベース処理で大きな課題となるI/Oボトルネックによるデータベースレスポンスの低下を、高速化機能「SMART I/O」により解消しています。
今回のエンハンスでは、高速メモリDDR4-2400を採用、データ転送速度を従来比約1.5倍向上しています。また、大容量メモリを搭載可能なため、より多くのデータを高速メモリ上へ展開できます。ストレージアクセスを抑制し、データベース処理性能を最大化しています。
PRIMEFLEX for Oracle Databaseは、Oracle Databaseを高速化する仕組みをハードウェアに組み込むことで、高速処理をアシストしています。
今回のエンハンスでは、複数のデータを同時に演算処理することができるSIMD(Single Instruction Multiple Data)機能を強化し、従来比2倍となる64演算が同時実行可能となりました。インメモリ処理を行うOracle Database In-Memory オプションと組み合わせることで、データ検索/分析の処理性能を大幅に向上、お客様の膨大なデータのリアルタイム処理を可能にします。
徹底解説 ソフトウェア処理の一部をハードウェアに組み込む「Software on Chip」
PRIMEFLEX for Oracle Databaseは、データ領域に、HDDのみを搭載した構成、HDDとSSDを組み合わせて搭載した構成に加え、SSDのみを搭載した構成(オールフラッシュ構成)を提供し、お客様のニーズに合わせた選択が可能です。特に、オールフラッシュ構成は、高負荷な環境においても極めて低いレイテンシーを実現するため、データベースや、データの分析・解析等のI/Oボトルネックを解消し、迅速かつ安定した処理を実現します。
PRIMEFLEX for Oracle Databaseでは、ご利用中のOracle Databaseシステムについて性能アセスメントを実施しております。経験豊富なOracle Databaseのスペシャリストが、性能診断・分析、移行時の推奨構成作成、導入効果の試算などを行います。
無償キャンペーン開催中です。この機会に是非お問い合わせください。
PRIMEFLEX for Oracle Databaseは、検証済の性能評価環境をFUJITSU Digital Transformation Center にご用意しています。導入構成を疑似した環境で性能情報/サイジング情報を採取可能です。お客様ご自身のデータを最新プラットフォームのPOC環境でご利用いただき、その高速性をご体感ください。
FUJITSU Digital Transformation Center
(注1)世界最高性能:
SPECint_rate2006およびSPECfp_rate2006ベンチマークテストでの1コアあたりの登録値との比較
【SPECint_rate2006の性能値および測定環境】
SPARC M12-2S
【SPECfp_rate2006の性能値および測定環境】
SPARC M12-2S
(注)本性能値は2017年4月3日時点で、SPEC(The Standard Performance Evaluation Corporation)へのsubmitを完了しています。