経営におけるサステナビリティの優先度は?
気候変動や生物多様性の喪失、不平等、高齢化社会といった、地球環境、社会、経済のさまざまな危機に直面する中でビジネスリーダーの意識も変化してきています。
調査対象の60%の企業が、過去2年間で「経営におけるサステナビリティの優先度が高まった」と回答しています。

では、サステナビリティの優先度が高まったと回答した背景には何があるのでしょうか。
その優先度を押し上げたTop3の理由は以下の通りでした。若い世代のサステナビリティに対する意識が高まっていることや、政府の規制の変化など、社会的な風潮や要因が上位2位を占めています。

SXの成熟度は?
SXの成熟度は企業によって大きく異なっていました。実際に、54%の企業は、サステナビリティ戦略をまだ実行していませんでした(非アクティブ)。サステナビリティのビジョン・全社戦略を策定、事業の一環として変革の実行に着手し成果を実現したのは21%(リーダーおよびネクストリーダー)。中でも、成熟したプラクティスを実践する真のリーダー企業は全体のわずか5%でした。

SXリーダーの企業は、なぜ高いレベルで大きな成果を上げることができたのでしょうか?
SXの成功要因とは?
SXの20の要素について質問し分析したところ、SXのリーダー企業は、次の4つの要素が際立っていることが分かりました。それらは、パーパスにもとづいた行動(パーパス・ドリブン)、優れた人材の育成とサステナビリティに取り組む文化の醸成(ヒューマン・セントリック)、データとテクノロジーの活用(データ・ドリブン)、そしてエコシステムの構築(コネクテッド)の4つです。
これらの要素は、SXの成功要因だということができます。

サステナブルな取り組みを加速させたい、すべての皆さまに
いかがでしたでしょうか。本調査は、サステナブルな取り組みを加速させたい企業の皆さまに、きっとお役立ていただけることと思います。詳しい内容は「グローバル・サステナビリティ・トランスフォーメーション調査レポート 2022」をぜひご覧ください。閲覧無料です。
富士通は、イノベーションによって社会に信頼をもたらし、世界をより持続可能にしていくというパーパスに基づいた経営や事業を推進しています。本調査を踏まえて、お客様のSXのパートナーとしてお客様のビジネスの成功と社会への価値提供に貢献していきます。