次のニューノーマル時代を健康で豊かに生きるための、イノベーションへの挑戦

[ロゴ]

富士通は、誰もが夢に向かって前進できるサステナブルな社会の実現に向け、事業ブランド「Fujitsu Uvance」を策定しました。フジトラニュースでは、Fujitsu Uvanceを構成する7つの重点注力分野について連載でご紹介します。

第3回の今回は、あらゆる人たちが健康で豊かに生きるための取り組み「Healthy Living」のビジョンについて、富士通執行役員常務の高橋美波より紹介します。(Fujitsu ActivateNow2021 Key Focus Area Sessionsより)

目次
  1. 一人一人の可能性が拡がる豊かな未来「Healthy Living」の実現に向けて
  2. 実現のための4つのフォーカスポイント
  3. 世界中の仲間と協働している3つのアクティビティ
  4. 個人の可能性を拡張し続けられる世界に

一人一人の可能性が拡がる豊かな未来「Healthy Living」の実現に向けて

国連が定めた「SDGs:持続可能な開発目標」の中で、「あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進する」という目標を2030年の世界に向けて、世界レベル、国レベル、企業レベル、そして個人レベルで努力しています。
地球温暖化、気候変動は私たちの生活に強く影響するでしょうし、感染症の行く末もまだわかりません。

また社会や経済の混沌が加速して、様々な大切なものを取りこぼし続けるかもしれません。一人一人では、太刀打ちできなくなります。自分の人生、大切な人の生活なのに「仕方ない」となってしまわないために、今、アクションを起こしていきたい。それが富士通のHealthy Livingの原点です。

Healthy Livingのかたちは人それぞれです。しかし、これしか選択肢がない、他にしようがない、という生き方や生活は誰にとっても歓迎できるものではないはずです。私たちは「Healthy Living」という言葉の下で、「あらゆる人のLife Experienceを最大化し、個人の可能性を拡張し続けられる世界」を実現します。あなたに、私に、選択肢、多様な体験が拡がっている世界。自然と一人一人の可能性も拡がってくる。それを豊かな未来だと考えているからです。
年齢、性別、住んでいる場所。体の状態、心の状態、個性。~だからできない、~だから諦める、ということをなくしたい。今、弱さだと思われていることは、社会、景色が変われば弱さでなくなる。社会に一人一人意識の変化は必要です。景色はひとりでは変えられない。だから私たちはみなさんと一緒になって、テクノロジーを活かして、民間という形態を最大化して挑戦していきます。

実現のための4つのフォーカスポイント

実現のためのフォーカスするポイントを、4つ作りました。「Self-reliant」、「Seamless」、「Enhance」、「Ignite」です。富士通と一緒にいると、この4つが感じられる、実現できる、ということを最初のステップとして目指します。

Self-reliant
自立を指します。これは自分の健康維持の主体は自分、病気になって急に医療の専門家に頼るのではなく、日常的に私たち自身が自分の健康を管理しリードできるようにしようということ。治療から予防へ。「病気になってからどうするか」ではなく「病気にならないようにする」。一人一人が自分の心身により集中し、『予防』に重点を置いた生活へとシフトしていきます。

Seamless
ヘルスケアサービスが日常に溶け込んで、一人一人の健康を見守る未来。私たちは案外自分自身に無関心です。不調になってはじめて、異変に気が付く。しかし実際は日々の生活の中で、変化やサインは出ています。
自身の気が付かないところを私たちのサービスでケアすることで、意識しすぎず、無理せず自分を大切にできる。その仕組みを社会とつないでいきます。

Enhance
医療や創薬のプロセスやアプローチの進化をエンカレッジし、治療計画やケアプラン、医療行為といった健康との付き合い方の選択肢を増やします。治験や創薬などのヘルスケア専門領域は、専門性が高い故に互いにつながることがなかなかできなかった。ですがテクノロジーと仕組みのリ・デザインによって閉じられていた業務を結び付け、業界の垣根を越えてノウハウが循環すれば、新しい情報や治療法が生まれ、私たちの元に届く。ノウハウの共有の輪が拡がり大きく展開します。

Ignite
私たちの可能性を増やします。身体や精神、五感、人との関係を拡張し、制約を外して誰もがイキイキと活躍する未来。AIをはじめ、ARやMR・VR、ロボットテクノロジーにより、時間や空間を超えることが可能になりました。身体的、精神的なハードルは外され、どこにいても、どのような状態であっても、社会やアクティビティへの参加機会が開かれます。制約を理由に諦めたりするのではなく、その制約ごとはずして、ともに輝ける地点を探しあう。それぞれが踏み出す一歩を受容する社会へ進みます。

4つのフォーカスポイントから、「あらゆる人のLife Experienceを最大化し、個人の可能性を拡張し続けられる世界」の歩みを進めていきます。世界では、いろいろな取り組みが始まっており、富士通もまた、さまざまな分野のパートナーとともにアクションを起こしています。

世界中の仲間と協働している3つのアクティビティ

富士通が世界中の仲間とともに協働し、すでに始まっているアクティビティを3つご紹介します。

ライフサイエンスの革新
1つ目はライフサイエンスの革新です。創薬ではいくつもの厳格なプロセスがあり、1つの薬を届けるまでに、10年以上、そして多い時は28億ドル、そしてたくさんの人や規制が関わります。その時間や費用をもっと抑えられ、また治療の選択肢がより早く増えていきます。私たちはアドバンストコンピューティングでそれを実現します。何万通りの組み合わせの中から最良の分子一つを見つけ出すのは大変なことです。ここに先端テクノロジーを使い、時間を短縮、さまざまなプレーヤーとともに、患者さんへ薬を届けるこのプロセス全体を短くして、創薬と患者さんの距離を縮める活動を始めています。

デジタルヘルスエコシステム
二つ目はヘルスケアの先進国、フィンランドでの取り組みです。テクノロジーカンパニーだけでなく、医療機関、創薬、アカデミア、日常使いのアプリを提供する会社、さまざまな人たち達と組んで、いろいろなシーンから人々の健康を支えるデジタルヘルスエコシステムの構築を始めています。「Healthy Living」では、国のルールや特徴によって、可能性の大きい分野が異なります。私たちは世界のみなさんと実績を積んで、それぞれの地域のよいところをシェアしあえるような未来にしたいと考えています。

スマートホスピタル
三つ目は、身近に感じていただける、未来の医療現場の実現です。富士通のAIが世界中の医療現場で診断支援の研究開発などで活用されています。オーストラリアでは、マッコーリー大学の脳神経科医とヘルスケア分野に精通するAIエンジニアとの共創により、放射線科医の診断着眼点を考慮したAI技術を開発。熟練の医者でも15分以上を要する画像読影にかかる時間を大幅に軽減しました。東京大学医学部附属病院と、心臓疾患を早期発見するため、心電図データから心臓の動きの異常を推定するAIを共同開発し、有効性を検証するための臨床研究を開始しています。

個人の可能性を拡張し続けられる世界に

「あらゆる人のLife Experienceを最大化し、個人の可能性を拡張し続けられる世界」のためにできること、私たちはこの活動自体をみなさんと一緒に育て、持続可能にしたいのです。
2030年、私たちは何をしているでしょうか。あなたは、私は、Healthyでしょうか。今よりきっと輝けている、少なくとも、選択肢は拡がっているはずです。私たちが工夫し協働するからです。

富士通株式会社 執行役員常務
デジタルソフトウェア&ソリューションビジネスグループ長
高橋美波
ページの先頭へ