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富士通フォーラム2016 東京レポート

2016年5月19日（木曜日）・20日（金曜日）の2日間、東京国際フォーラム（有楽町）において「富士通フォーラム2016 東京」が開催されました。
「富士通フォーラム2016」は、富士通が主催するものとしては最大のイベントで、今回のテーマは"Human Centric Innovation - Driving Digital Transformation"。デジタルビジネス・プラットフォーム「MetaArc」をはじめ、Human Centric AI「Zinrai」など、富士通グループが長年培ってきた様々な技術をご覧いただきました。

富士通フォーラム2016 東京会場の様子

この富士通フォーラム2016 東京開催において、富士通フロンテック製品を活用した新技術や新サービスをご紹介しました。
期間中は多くのお客様にご来場いただき、大盛況のうちに閉幕しました。ご来場、誠にありがとうございました。

AIを活用した顧客接点強化（参考出展）

金融業でのAI技術活用例として、ATM「FACT-V X200」の利用シーンにおける新しいサービスを参考出展しました。
リアルタイムでお客様の反応を捉える視線検出技術を組み合わせ、視線の動きからお客様に寄り添った最適なお声がけができるようになります。また、通話分析技術で振り込め詐欺が疑われる怪しい通話を検出し、ご家族などへ通知すると同時にATMとも連携し、被害を水際で食い止めることも期待できます。
AIの感性メディア技術は、五感を駆使し、人の感情・気づき・気配りまでも処理するもので、お客様の気持ちや行動に寄り添う新しいATMサービスを提供できると考えています。

AIの視線検出技術と組み合わせたATMの新サービスを参考出展

あなたの「ほしい」を鏡に映す（参考出展）

近年、アパレル業界では「RFIDタグ」を商品一つひとつに取り付けて、POSシステムと連携した店舗での決済や、一括読み取りによる棚卸し、物流センターでの在庫管理などの業務運用に活用することが増えてきています。
このRFIDの新たな活用法として、「RFIDタグ」が取り付けられた商品を鏡の前で合わせると、商品の詳細・在庫・カラーなどの情報や、お勧めのコーディネートなどを表示するデモを行いました。手に取った商品データを取得し、消費者行動分析へ役立てることも可能で、お客様の顧客接点の強化・業務効率化に貢献することができます。さらに、視線モニタリングシステムと連動し、視線に反応して自動的に適切な情報を表示するなど、多くのお客様の注目を集めていました。

RFIDタグが付いた商品をかざすと関連情報が表示されるミラー型のRFIDサイネージを参考出展

仮想デスクトップによるワークスタイル変革

ワークスタイル変革コーナーで、生体認証「手のひら静脈認証」を使い、仮想デスクトップのセキュリティ強化を実現するサービスをご紹介しました。
オフィス以外の場所からパソコンやモバイルデバイスで社内システムにアクセスする場合、これまではIDやパスワードによる仮想デスクトップへのログオンが一般的でした。富士通では、仮想デスクトップサービス「V-DaaS」に、当社の「手のひら静脈認証」を使ったログオンが可能なオプションサービスを追加し、5月16日に富士通からプレスリリースを行いました。本サービスにより、なりすまし防止や、複雑なパスワード入力・定期変更のなどの負担を軽減し、仮想デスクトップ基盤を活用した場所を選ばないワークスタイルの安全性と利便性を向上させることが可能です。
ビジネスに求められるセキュリティ機能を備え、容易な本人認証が可能な「手のひら静脈認証」は、マイナンバー制度や東京オリンピックを見据え、今後ますます活躍が期待される製品です。

手のひら静脈認証センサー搭載のノートパソコンやタブレットを実際に体験していただきました