製品のVOC分析

シックハウス症候群の原因、VOC(揮発性有機化合物)。
規格に準拠した測定・分析はもちろん、低減対策コンサルティング、発生抑制アドバイスに至るまでトータルにサポート致します。

製品のVOC(揮発性有機化合物)分析

こんなお悩みありませんか?

  • 製品から発生するVOCが気になるが、どのように測定したらよいかわからない。
  • 部品/部材の仕様変更(サイレントチェンジ含む)による現行製品の発生ガス量や種類の変化が心配。
  • 行政からの指摘があり、早急にVOCへの対応が必要となった。
  • ガス分析を自社で実施したいが、関連知識がない。
  • 新製品の試作設計時などに、臭いが品質へ与えるリスクを知りたい。

VOCは塗料や接着剤、プリンタから発生する微粒子などに含まれており、シックハウス症候群の原因と言われています。 また、『大気汚染防止法』では、VOCの排出が規制されており、排出基準に適合しない事業者には罰則が科せられます。

当社では電子部品から自動車の内装材など、VOC測定分析を実施するのみならず、『今後どうしたらVOCの発生を抑制できるか』『ガス濃度に社内基準を設けたい』などのお悩み・ご要望に関するコンサルティングも受託いたしております。
お客様のVOC低減に配慮した製品開発や、品質管理のパートナーとしてご利用下さい。

ご存知ですか?

  • 届出義務違反や改善命令に従わなかった場合、罰則が科せらることがあります。
  • 欧州でのブルーエンジェルマーク(BAM)を取得するためには、製品から発生するVOC濃度が基準値を満たしている必要があります。
  • 各自動車メーカー各社は自動車内装材から放散するVOC類の管理・低減を図っています。

※当社ではBAMの取得自体は実施しておりませんが、規格と同等の試験が可能です。プレ試験等、セカンドラボとしてお役立てください。

測定方法

各種測定規格に対応した測定が可能です。

測定対象測定規格備考
自動車内内装部品JASO M 902(自動車技術会)サンプリングバッグ法
※自動車内装材はメーカにより測定条件が異なる場合がありますので、詳細はお問い合わせください。
パソコン等JEITA(電子情報技術産業協会)チャンバー法
プリンタJIS X 6936
建材JIS A 1901/JIS A 1460チャンバー法/デシケーター法

 

サンプリングバッグ 分析装置(TD-GC/MS)  分析装置(HPLC)

 
写真:左から サンプリングバッグ、分析装置(TD-GC/MS)、分析装置(HPLC)

事例のご紹介

製品・環境から排出されるVOCの定量的測定

ここに挙げたものはごく一部です。 お客様の製品や環境の分析が可能かどうか、まずはお問い合わせください。

  • 建築材料
  • 電子部品
  • テレビ
  • パソコン
  • 民生用プリンタ(レーザー、インク)
  • 大型プリンタ(デザインクリエイター用)
  • 楽器
  • VOC脱臭装置
  • 新築室内
  • 自動車内装材部品
  • 学校校舎内
  • 蛍光灯内部(希ガス)

測定事例

製品・環境から排出されるVOCの定量的測定

新築建造物部屋内のガス分析ノートパソコン使用時の発生ガス分析
出張測定(新築建造物部屋内のガス分析)チャンバー法 (ノートパソコン使用時の発生ガス分析)

分析事例

カラーレーザープリンタから発生するガス分析

お客様プリンタメーカ、トナーメーカ
目的海外向け汎用プリンタの開発にあたり、製品のVOC排出量がBAM基準を満たしているかどうかを調査。
分析対象プリンタ1台
分析方法チャンバー内にプリンタを設置し、プレオペレーティング(待機)時、およびモノクロ/白紙プリント実行時のVOC排出量をTD-GC/MSにより分析。
また、グラスファイバフィルタにより粉じん成分を採取。
分析結果本試験の結果により、お客様は設計変更の意志決定ができた。
  • 待機時のVOC/粉じん排出量は問題なし。TVOC(VOC総量)は白紙プリント時(トナー未使用時)にはすべての項目が指針値未満だが、カラー印刷時(トナー使用時)には指針値をオーバー。
  • フィルタに付着した物質(データ上は粉じん)をGC/MSにより分析したところ、トナーへの添加物が気化したものであることが判明。

分析方法

試験チャンバー内にプリンタを設置

試験チャンバー

プレオペレーティング(待機)時、およびモノクロ/白紙プリント実行時、VOC捕集吸着管(写真)にて発生ガスを捕集。
VOC排出量をTD-GC/MSにより分析。

VOC捕集吸着管

同時に、グラスファイバフィルタにより粉じん成分を採取。

粉じん採取用グラスファイバフィルタ

 

ご依頼のながれ

ご依頼のながれ

富士通クオリティ・ラボ・環境センターが選ばれる理由

幅広い地域へ対応

当社は静岡県西部が本社ですが、ご依頼に応じ、全国どこでも出張が可能です。

幅広い地域へ対応

懇切丁寧なサポート

ご依頼の分析を実施し報告書を提出するのみならず、VOC削減に向けてのご提案や再評価、社内基準の制定、教育にも対応しております。
単なる『分析屋』に終始しない、トータルな対応をお約束します!

懇切丁寧なサポート

安心の実績

これまでにお取引させていただいたお客様は150社を超え、年間受注件数は140件にも及びます。
さらに、自動車製造企業の指定業者としても登録されております。

安心の実績

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