大気中微小粒子状物質(PM2.5)調査

PM2.5のサンプリングから成分分析、発生源の寄与解析までを、ワンストップで実施致します。

大気中微小粒子状物質(PM2.5)調査

こんなお悩みありませんか?

  • PM2.5の調査を実施したいが、装置やノウハウがない。
  • 他業者に測定を実施してもらったが、結果に疑問を抱いている。
  • 関連する法規制や制度についての知識がなく、自社敷地内の大気成分が心配。

金属成分のケイ素を含む一斉分析、ISO/IEC17025認定による精度管理、水溶性有機炭素(WSOC)の分析、電子顕微鏡(SEM、TEM)による粒子観察まで、多角的な方法で高精度なPM2.5の分析を実施可能です。

環境省のガイドラインに準拠した測定・分析はもちろん、発生源特定などのコンサルティングに至るまで、 迅速・丁寧に対応致します。お客様のご期待に必ずお応えします。

例えばこんなご要望

自治体のお客様大学・研究機関のお客様その他のお客様
  • 大気汚染防止法に基づくPM2.5成分分析の委託
  • 花火大会後の会場調査
  • 疫学的調査
  • PM2.5の成分分析
  • プリンタからの微粒子調査
  • 集じん機導入後の効果検証
  • 設備建屋内の微粒子調査

PM2.5とは?

PM2.5とは、大気中に浮遊する粒子状物質のうち2.5μm以下の小さな粒子で、粒子径が2.5μmの粒子を50%捕集できる分粒装置を通過する微粒子です。
発生源は煤煙や排ガスなどの人的要因から黄砂、火山灰などの自然要因があり、その主成分は、炭素成分(OC,EC)、無機イオン成分、無機元素成分等となっています。

ご存知ですか?

  • PM2.5が肺の奥深くに入り込み沈着した場合、ぜんそくや気管支炎の原因となるなど、健康に影響を与えることが懸念されています。
  • 環境省告示により、大気中微小粒子状物質の組成を正確に把握することが規定されております。
  • 規定されている濃度は環境基準として『1年平均値 15μg/m3以下 かつ 1日平均値 35μg/m3以下』です。

詳細はこちら

『微小粒子状物質(PM2.5)に関する情報』(環境省ホームページ)

こんな対応も可能です!

保有装置

当社では多種の分析装置を保有しております。PM2.5などの大気中粒子状物質を、その詳細な形状まで観察可能な電子顕微鏡(SEM/TEM)をはじめとし、様々な角度から成分分析が可能です。

写真:大気中粒子状物質のSEM像(2000倍)

大気中粒子状物質のSEM像(2000倍)

粒子元素分析

X線マイクロアナライザ(XMA)を用いることにより、粒子状物質各々の元素組成が分析可能です。同時に、微小粒子状物質そのものの形状が観察できます。また、面分析(mapping)により、各粒子の元素的偏析、粒径との相関が評価され、発生源に結びつく情報が得られます。

X線マイクロアナライザ

  • 装置メーカ:日本電子
  • 型名:JSM-6490LV

粒子元素分析

炭素成分分析

PM2.5の無機炭素成分と有機炭素成分をカーボンアナライザにより分析します。カーボンエアゾル測定装置によるサーマルオプティカル・リフレクタンス法により有機性炭素(OC)と元素状炭素(EC)を分離して分析します。

カーボンエアロゾル測定装置

  • 装置メーカ:Sunset Laboratory
  • 型名:CAA-202M-D

炭素成分分析

無機元素成分分析

PM2.5の無機元素成分をICP-MS及びED-XRF(蛍光X線)で分析します。ガイドラインの必須項目13元素、実施推奨17元素に加え、トータル51物質の定量が可能です。

ICP質量分析装置

  • 装置メーカ:Agilent Technologies
  • 型名:7000x

無機元素成分分析

イオン成分分析

PM2.5の無機イオン成分を高性能イオンクロマトグラフィーで分析します。ガイドラインの分析項目8イオンに加え、フッ化物イオン、亜硝酸イオン、臭化物イオン、シュウ酸イオンの定量に対応しました。

イオンクロマトグラフィー

  • 装置メーカ:Metrohm
  • 型名:IC850

イオン成分分析

ご依頼のながれ

ご依頼のながれ

 

※お客様で採取したサンプルの分析、解析も実施いたします。

※いずれも観測点における測定データ解析手法(レセプターモデル)の名称。

  • PMF:Positive Matrix Factorization
  • CMB:Chemical Mass Balance

ISO/IEC17025について

PM2.5質量濃度測定に関するISO/IEC17025認定を取得しました。(製品評価技術基盤機構:NITE による認定)
今後、PM2.5成分分析にも認定を拡大予定であり、精度を確保したデータのご提供が可能です。

PM2.5質量濃度測定に関するISO/IEC17025認定

富士通クオリティ・ラボ・環境センターが選ばれる理由

幅広い地域へ対応

静岡西部から関東・中部・関西を中心に、全国のお客様にサービスを提供可能です。

幅広い地域へ対応

高水準の測定技術と豊富な測定機器

各種法令や行政手続き、分析・浄化技術に精通した有資格者が、迅速かつ柔軟に対応します。急な案件や現地での簡易分析などにもお応えしています。

高水準の測定技術と豊富な測定機器

富士通グループで培った豊富な経験

サービス提供開始以来、自治体、研究機関などから多数ご依頼いただいております。
・地方自治体80地点
・民間調査19件
・国立研究機関8件

富士通グループで培った豊富な経験

ページの先頭へ