PRESS RELEASE
2014年10月29日
株式会社富士通マーケティング
太陽建機レンタル株式会社
~ICT基盤刷新と仮想デスクトップサービス、シンクライアント活用により業務全体を最適化~
建設業・土木業界向け「建機レンタル」大手の太陽建機レンタル株式会社(本社:静岡県静岡市、代表取締役社長:西井戸 邦彦、以下:太陽建機レンタル)は、株式会社富士通マーケティング(本社:東京都港区、代表取締役社長:生貝 健二、以下:富士通マーケティング)の支援のもと、現行の機能や業務の運用を変えずに基幹システムを最新化する「モダナイゼーション(注1)」を実施、クラウド化を推進するために富士通データセンターに基幹システムを短期間で移行しました。さらに、Windows XPサポート終了や今後の保守・運用を見据え、仮想デスクトップサービス(Desktop as a Service 以下、DaaS)(注2)を採用、現場の利用端末をシンクライアント(注3)化し、2014年5月より運用しています。
太陽建機レンタルは、今回の基幹システムの最新化により業務全体の最適化を実現、お客様へ最適な建機を迅速に提供するためのサービス向上、建機のメンテナンス体制強化による安心・安全の向上、さらにクラウド環境を活用したモバイル端末の導入による営業のワークスタイル変革などを通して「最高のお客様対応」を推進します。
富士通マーケティングは、お客様のニーズに適したクラウドサービスの拡充を図り、企画・導入から運用・保守までワンストップで支援する“クラウドインテグレーションサービス”を提供することで、お客様のビジネスイノベーションに貢献します。
太陽建機レンタルは、関東圏から九州までの全24都府県に106支店を構え、主に建設・土木機械器具などのレンタル事業を展開しており、「最高の支店環境を整え、最高品質の機械を準備し、お客様に最高のおもてなしを提供する」という「最高のお客様対応」を目指して、現場(各支店)主導のかいぜん活動を積極的に取り組んでいます。
そのような企業努力と建機レンタルの需要増により年々拡大する事業規模に対して、予約管理、見積作成や営業日報作成等の営業支援システムや会計・人事給与システムなど基幹システムのハードウェアやサーバOSの性能不足が業務に影響するようになってきました。また、予見される大地震や火山噴火などの自然災害も見据えた事業継続対策の強化、Windows XPサポート終了への対応も迫られていました。
これらの課題に対する解決策として、富士通マーケティングは、基幹システムを現行の機能や運用を変えずに最新化する「モダナイゼーション」および基幹システムのクラウド化とDaaSを提案、富士通のデータセンターに基幹システムを移行し、PC端末の一部をシンクライアントに切り替えました。これにより太陽建機レンタルは、顧客対応のスピードアップや情報管理の徹底、メンテナンスの軽減を可能にしました。さらに月次処理などの事務処理の効率化、セキュリティの強化により、業務全体の最適化を実現しています。
長年積み重ねてきたノウハウに基づく現行業務の運用、システム機能、インターフェースおよび操作性などは変えずにシステム基盤やアプリケーションを最新化しました。さらに、関東圏から九州にかけて点在する106支店(端末は1,000台超)のシステム切り替え作業を半日程度で一斉に実施したことにより、現場の通常業務にほとんど影響を与えず、短期間で新システムへ切り替えました。
全ての営業拠点で、DaaSを採用しました。データセンターのサーバにOSやアプリケーションを格納し、利用者はネットワーク経由でクラウド基盤上の仮想デスクトップ環境を利用するため、どの端末からアクセスしても同じ業務環境を再現することが可能となりました。また、業務データは利用者の端末に一切保存されないため、情報漏えいリスクを大幅に軽減しています。
モダナイゼーションを採用したことにより、利用者に業務の運用変更などの負荷をかけることなく、月次処理や営業日報の作成などの事務処理にかかる時間が大幅に削減されました。これにより生まれた時間をお客様へのサービス向上のために活用します。
ネットワークを通して富士通データセンターの仮想デスクトップ環境を提供するDaaSを採用し、PC端末をシンクライアント化することにより、セキュリティ・保守性・拡張性が向上しました。
「基幹システムのモダナイゼーション」「富士通データセンターの採用」「DaaSへの切り替え」により、オペレーション業務の効率化に加え、将来的な事業拡大に備えた業務全体の最適化を実現しました。
今後、太陽建機レンタルは、より一層のお客様サービス向上を目指すため、次のステップとして残るクライアント端末を順次シンクライアント化していきます。さらに、セキュリティを保ちつつタイムリーな情報を共有・連携し、全体最適化のためICTの活用を推進します。
富士通マーケティングは、今回のような現状ICT資産を有効活用したいお客様や新規ビジネス領域拡大を目指すお客様など、様々なニーズに適したクラウドサービスの拡充を図ります。将来的には、お客様が意識することなく様々なサービスを組合せて容易に利用できるように、企画・導入から運用・保守までワンストップで支援するクラウドインテグレーションサービスを提供し、お客様のビジネスイノベーションに貢献します。
社名 | 太陽建機レンタル株式会社 |
設立 | 1986年1月23日 |
代表者 | 代表取締役社長 西井戸 邦彦 |
資本金 | 11億4,047万2千円 |
売上高 | 603億円(2014年5月期) |
従業員数 | 1,867名(2014年9月現在) |
営業拠点数 | 106支店(2014年10月現在) |
事業内容 | 土木・建設機械器具、各種トラック・高所作業車、電気機械器具、プレハブ・コンテナハウス・トイレ・事務所備品などのレンタル業務など |
URL | http://www.taiyokenki.co.jp/ ![]() |
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
企業の情報システムで稼働しているソフトウェアやハードウェアなどを、稼働中の資産を活かしながら最新の製品や設計で置き換えること。
クラウドサービスのひとつで、社員が利用するPC端末のOSやアプリケーション、業務データなどを全てサーバ上におき、ネットワークを通してデスクトップ環境を提供するサービス。
企業の情報システムにおいて、利用者のPC端末に最低限の機能しか持たせず、サーバ側にソフトウェアや業務データを置き管理する方式。また、このようなシステムに用いられる機能を絞った低価格のPC端末を指す。
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