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Japan

PRESS RELEASE

2012年12月21日
株式会社富士通マーケティング

医事・介護システムと「GLOVIA smart きらら 会計(医療法人対応版)」の 『きらら自動仕訳連携モジュール』提供開始

~医療機関の会計業務効率化を促進し、経営基盤の強化を支援~

   株式会社富士通マーケティング(本社:東京都文京区、代表取締役社長:古川 章、以下:FJM)は、電子カルテ、オーダリング、医事会計システムなどの医療分野のICTを活 用したシステムを提供し、中堅中小の医療機関の経営革新を全国で支援しています。

   この度、更なる経営効率化を支援する一環として、財務会計システム「GLOVIA smart きらら 会計(医療法人対応版)」(2011年8月リリース)に続き、同シ ステムと医事システム「HOPE/SX-R、J」および介護請求システム「HOPE/WINCARE-ES」のデータ連携を行う『きらら自動仕訳モジュール』の提供を、2012年11月より開始しました。こ のモジュールは、2012年4月に稼働した湯河原中央温泉病院様の『きらら自動仕訳モジュール』を標準化したもので、これにより担当者が医事・介護システムで入力したデータが自 動的に仕訳されて「GLOVIA smart きらら 会計」に取込まれ、経理担当者による仕訳作業や財務システムへの手入力が不要になるとともに、リアルタイムでの医療機関の経理情報の把握が容易になりま す。

   当社は、医療機関の様々なシステム連携の強化を図り、業務の省力化とフローの最適化による経営の効率化を実現させるとともに、医療機関が目的としているQOL(Quality of Life)の向上を、ICTを通して支援していきます。

   当社は、数多くの全国の中堅中小の医療機関を中心に、成長型電子カルテ「HOPE/EGMAIN-GX」、中堅病院向け電子カルテ「HOPE/EGMAIN-LX」、医事会計システム「HOPE/SX-R」、介護請求シ ステム「HOPE/WINCARE-ES」など、医療分野(保健、医療、福祉)向けのHIS(医療情報システム)や各種部門システムとサービスを、システム構築からサポートまでワンストップで提供しています。医事会計システムはオフコン時代から、電子カルテでは電子保存が可能になった1999年当初から長年にわたり、ICTを切り口としたお客様の医療の質の向上や業務改善と経営の効率化の支援に携わっています。


   医療機関におけるシステムでは、電子カルテを中心として各医療系部門システムとのデータ連携は一般的になっていますが、経理システム、勤怠管理システム、情報共有システムなどとの 連携については普及が進んでいません。

   医事・介護システムと財務会計システムの間においては、会計データの受渡しは紙出力された帳票をベースとした手作業での対応が依然多く、日次処理において日計表や患者への請求書の 控えをもとにした勘定科目への振分け処理などが担当者の負担となっています。

   そこで当社は、この問題を解決するため、中堅中小向け財務会計システム「GLOVIA smart きらら 会計(医療法人対応版)」における医事・介護システムとの 『きらら自動仕訳モジュール』を提供することで、両システム間でのデータ連携を可能にします。長年のサポート経験を活かし、医事・介護会計と財務会計の両業務へ極力スムーズにデータ連 携ができるよう仕訳が自動で行えるようにしました。別業務として扱われることが多い医事・介護会計、財務会計を一貫した会計業務として取り扱うことで、会計業務の効率化の支援を図ります。


GLOVIA smart きらら 会計(医療法人対応版)、『きらら自動仕訳モジュール』の機能概要

  1. 機能概要
    • 『きらら自動仕訳モジュール』は、医事・介護システムの連携端末(任意指定)に格納され、実行を指示すると動作します。あらかじめ設定しておいた科目の振分け設定に基 づき、医事・介護の会計データを編集し、「GLOVIA smart きらら 会計(医療法人対応版)」へ仕訳データを連携します。
    • 医事・介護システムで生成された連携データで、端数金額が発生するなど確認が必要な会計データについては、実行時にチェック対象者として画面表示され、把握が可能です。
      また連携データについては、振替伝票形式での印刷もしくはプレビュー表示が可能です。

GLOVIA smart きらら 会計(医療法人対応版)、『きらら自動仕訳モジュール』の特長

  1. 自動仕訳によるシステム間のデータ連携で業務効率化
    • 医事システム「HOPE/SX-R、J」および介護請求システム「HOPE/WINCARE-ES」で入力した会計データが、自動的に仕訳された状態で財務会計システム「GLOVIA smart きらら 会計(医療 法人対応版)」に取込まれるため、経理担当者の財務会計システムへの手入力や仕訳などの処理が不要になります。また、転記やタイプによるミスが防止できます。
  2. 未収金計上パターンが選択可能で、効率的なシステム導入を実現
    • 請求ベースで売上とする「未収金計上するパターン」と入金ベースで売上とする「未収金計上しないパターン」の2つの選択肢を用意しており、現行の経理処理運用を変更せずに、手作業からシステムへ移行が可能です。

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GLOVIA smart きらら 会計(医療法人対応版)の特長

  1. 医療機関対応の財務会計システムをご提供
    • 医療法人向けの標準科目に標準対応しています。
    • 「病院会計準則」に基づいた付属明細表(6表)が出力できます。
      (出力可能帳票)
      純資産明細表、固定資産明細表、貸付金明細表、借入金明細表、引当金明細表、給与費明細表

  2. 利用形態に合わせてシステムの導入形態を選択
       利用形態に合せてSaaS型とパッケージ型から選択できるため、自医療機関に適切なシステム投資が行えます。

       (1) SaaS型
       富士通グループのデータセンター内のシステムを、医療機関内の端末からインターネット経由で利用する形態です。

    • 税理士、会計士事務所内などインターネット環境がある場所であればデータ共有が可能なため、経理データなどの受渡しの際に生じる持ち運びリスクなどを回避できます。
    • ハード(サーバ)、ソフト、データをデータセンター側で管理するため、日々の運用・管理やウイルス・情報漏えいなどのセキュリティ対策作業が軽減され、より本業に注力できます。また操作 面についても、富士通グループのコールセンターでサポートを行うため、安心してお使いいただけます。
    • システム利用料は月額払いのため、初期投資の負担を抑えて気軽に使い始められます。複数拠点の展開や統廃合に伴うシステム変更時もスムーズに対応できます。
       (2) パッケージ型
       自医療機関内にシステム一式を設置し、院内で運用管理が行える形態でご利用いただけます。

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販売目標

2015年度までに中堅中小の医療機関に300セット提供

販売価格および販売開始時期

製品名 販売価格(税別) 販売開始時期
きらら自動仕訳連携モジュール
(HOPE/SX-R)
(HOPE/SX-J)
(HOPE/WINCARE-ES)
各12万円 2012年11月

   ※別途保守費用が必要となります。
   ※製品本体の価格です。ハードウェア、導入支援費用は別途見積となります。

財団法人生活保健協会 湯河原中央温泉病院 様   導入事例

   湯河原中央温泉病院様は、「安心して長期に入院していただく」を基本理念とする、345床の中規模長期療養型病院です。同院は、1987年から富士通製の医事システムを導入しており、経理課においては手組みの「入院費収納システム」の構築・運用や、財務会計システム(パッケージ版)を導入するなど、院内業務のICT化を積極的に推し進めています。

   2011年11月の入院費収納システムのサーバ老朽化を機に、経理業務の効率化とシステム運用負荷軽減のため経理課の一連のシステムについて見直しを行い、そのなかで最も効率化が見込めると判断した「GLOVIA smart きらら 会計(医療法人対応版)」を採用、2012年4月から運用を開始しました。

「GLOVIA smart きらら 会計(医療法人対応版)」導入効果

  • 医事課で行っていた未収入金時の振替伝票作成作業が不要になりました。
  • 経理課で行っていた入院費収納システム、財務会計システムへのデータ入力作業が不要になりました。
  • 会計処理の時間短縮、効率化を実現しました。
  • イレギュラーパターンも含めた仕訳ルールの全体像が明確になり、新病院会計準則対応の第一ステップになりました。2013年度以降からの新病院会計準則対応の本格的運用を視野に入れ、仕訳の体系整理に着手予定です。

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湯河原中央温泉病院様について

医療機関名: 財団法人生活保健協会   湯河原中央温泉病院   345床(医療療養・介護療養)
所在地: 神奈川県足柄下郡湯河原町中央4-11-2
理事長: 青木  通泰
URL: http://www.yugawara-hp.com/新規ウィンドウが開きます

関連リンク

商標について

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