先輩社員インタビュー

お客様の商品を知ってはじめて、いいシステム開発ができるのです。

K.Y
2010年4月入社
理工学研究科

上流工程から下流工程まで幅広く経験が大きな自信に

入社して最初の2年間は金融分野の部署に所属し、その後は公共分野の部署へ異動。1年後に元の部署へ戻り現在に至ります。現在は、某生命保険会社の営業向けシステムの開発を行っています。作業範囲は顧客からシステムに対するご要望を聞いて全体を設計する「上流工程」から、実際のプログラミングやリリース前のテスト、リリース後のサポートなど「下流工程」までと非常に幅広く担当をしています。幅広い分野を経験したことでシステム全体の知識が身につきました。これが私にとって非常に大きな自信に繋がりました。

開発のヒントは、現場やお客様の声に隠されていた

私が仕事を進める上で特に大事にしているのはお客様の生の声であり、実際にシステムを使うエンドユーザーの声に対して敏感に反応するようにしています。例えばプルダウンでは見づらい、選びにくいという声が上がればラジオボタンにしたり、画面のスクロール量を減らして全体が見える設計にしたりなど、いろいろな工夫を凝らします。しかし、その成果がエンドユーザーから評価されなければ意味がない、無駄な作業になってしまいます。そのため、エンドユーザーと積極的に会話を交わし、時には一緒に悩み、レスポンスと品質を重視して日々のシステム開発に取り組んでいます。「以前と比べて使いやすくなった」「見やすくて便利」という声を励みに、これからもより良いシステムを開発していきたいですね。

システム開発としてお客様より信頼を得るために

このプロジェクトを担当して最初に驚いたことは保険という商品の複雑さ。契約条件が細かく分かれ、例えばリリース後に法改正が行われるとシステムも改修しなければいけません。保険の専門家ではないので深い知識は持っていませんが、浅い知識でも知っていると知らないとでは大違いなので、配属されてから技術的なことはもちろん、保険に関する知識も必死に勉強しました。そのおかげで保険の知識はかなり深まった気がします。自分がなんとなく入っていた生命保険も知識を活かしていくつか見直しすることができました(笑)。エンドユーザーは保険の仕組みを熟知した方々のため、システムの理解だけでは話についていけません。保険の仕組みを学ぶことで相手の話を理解できるようになり、システムの開発担当としてはじめて信頼されるのです。私の強みはコミュニケーション力。今後も引き続きお客様との会話を絶やさず、何がベストかを考え、お客様から第一想起される存在であり続けたいですね。

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