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Japan

プレスリリース

2014年6月30日
富士通エフ・アイ・ピー株式会社

製造販売後調査データ収集システム「PostMaNet」の新バージョンを販売開始

~国内PMS/EDC のトップシェアサービス、構築期間・費用を30%以上削減~

富士通エフ・アイ・ピー株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:浜野 一典、以下:富士通FIP)は、このたび、製造販売後調査データ収集システム「FUJITSU ライフサイエンスソリューション tsClinical PostMaNet(ティーエスクリニカル ポストマネット)」(以下:PostMaNet)の新バージョンを販売開始します。

「PostMaNet」は、製薬企業などが行う医薬品の製造販売後調査(以下:PMS(注1))を支援するEDC(注2)サービスです。新バージョンでは、これまでの機能を継承しながら、新たな機能としてカスタマイズを簡単な設定で利用できる上、自動プログラミングツールにより画面制御機能などを自動的に生成します。これにより、製薬企業は、システムの構築期間と費用について30%以上の削減が期待できます。

「PostMaNet」のサービスイメージ画像

「PostMaNet」のサービスイメージ

拡大イメージ (389 KB)

製薬企業などは、医薬品について、開発時点の臨床試験では確認できない、広範な患者に使用される際の安全性や有効性を確認するため、薬事法のGPSP 省令(注3)に基づき、医療機関の協力のもと、PMS の調査を実施することが義務付けられています。PMS は、全国の医療機関で多種多様な患者に対する調査を長期間にわたって実施するという特性から、製薬企業や医療関係者などの負担を軽減すると同時に、より正確かつ効率的に実施する事が求められています。

当社の「PostMaNet」は、国内初のインターネットを利用したPMSを支援するEDCサービスとして、2002年に販売を開始して以降、製薬協会員70 社のうち60%以上の企業、220 調査以上に導入実績がある、業界トップシェアのサービスです。

今回販売を開始する新バージョンでは、これまでの機能を継承しながら、調査ごとに必要なカスタマイズを、簡単な設定だけで利用できるようになります。さらに、自動プログラミングツールにより、画面制御機能や論理チェック機能を自動的に生成することができます。これらの新機能により、従来の「PostMaNet」に比べ、構築に必要な期間と費用について30%以上の削減が期待できるため、製薬企業は短期間かつ低コストでサービスを導入できます。さらに、月額費用は症例数に合わせた体系のため、短期間で症例数が少ない調査にも利用できます。また今後は、自動プログラミングツールを製薬企業やCRO(注4)自身でもセットアップ可能なツールとしてエンハンスする予定です。

当社は今後も、信頼性の高いPMS/EDC のサービスを、製薬企業や医療機関などのニーズに応えながら、より安価にかつスピーディに提供することを通じ、国民の健康に貢献してまいります。

「PostMaNet」新バージョンの特長について

  1. トップシェアのEDC サービスの機能を継承
    PMSを支援するEDCサービスとしてトップシェアを誇る従来の「PostMaNet」の機能を継承しています。機密性の保持が不可欠なサービスであるため、高度なセキュリティ対策と事業継続対策を施した当社のデータセンターで運用します。
  2. 調査ごとに構築してきた個別機能を簡単な設定で利用可能
    これまで調査ごとにカスタマイズを行い構築してきた一部の個別機能を、共通の機能としてサービスに取り込み、それらの機能のうち必要なものを、簡単な設定によって利用可能とします。従来のシステム構築と比較し、カスタマイズの範囲を限定することで、高品質かつ短期間でのシステム構築が可能です。
  3. 自動プログラミングツールによる画面制御や論理チェックの自動生成
    自動プログラミングツールにより、画面制御機能や論理チェック機能に加え、それらの仕様書も自動的に生成します。これまで画面制御や論理チェックの仕様確認、設定に要していた時間を大幅に削減します。将来的には製薬企業やCRO 自身で設計を可能にする予定です。

販売目標

販売開始から3 年で調査数200 件、売上95 億円

参考価格

内容 販売価格(税別)
初期費用 個別見積
  月額費用(症例数499 以下)         500,000 円/月~      
  • 月額費用は症例数によって変わります。価格の詳細はお問い合わせ下さい。

関連ウェブサイト

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

注釈

注1 PMS:
Post Marketing Surveillanceの略。医薬品が販売された後に行われる、品質、有効性および安全性の確保を図るための調査。
注2 EDC:
Electronic Data Captureの略。臨床検査値などの臨床データを、インターネットを介して医療機関から電子的に収集し管理すること。
注3 GPSP省令:
GPSPはGood Post-marketing Study Practiceの略。医薬品の製造販売後の調査および試験の実施の基準に関する省令。
注4 CRO:
Contract Research Organizationの略。製薬会社などの受託を受け、治験を実施するアウトソーシング企業または団体。

本件に関するお客様お問い合わせ先

富士通エフ・アイ・ピー株式会社
民需第三統括営業部 第二営業部
 icon-telephone 電話: 03-5730-0739
 icon-fax Fax: 03-5441-3370
 icon-mail E-mail: fip-info@cs.jp.fujitsu.com

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