プレスリリース
2009年1月23日
NTTレゾナント株式会社
富士通エフ・アイ・ピー株式会社
~総務省の「地域防災コミュニケーション支援システム」の実地試験において採用~
本ソリューションは、NTTレゾナントが提供する、ネットワークを利用して高品質映像や情報をディスプレイ上に配信するシステム「レナキャスト」と、富士通FIPが提供する緊急地震速報システム「AlertStation EQ」を連携させたものです。平常時は設置されたディスプレイ周辺の情報案内やビル内の連絡事項、広告等を配信するデジタルサイネージとして利用が可能で、地震発生時には地震の大きな揺れが来る前に緊急地震速報を通知、地震発生後に避難経路や周辺の現状を映像等でディスプレイ上に表示させることにより、地震発生時の混乱等を防ぐことを目的としています。
なお、本ソリューションは、総務省の「地域防災コミュニケーション支援システム」の構築に関する調査検討会が本日1月23日より実施する首都直下地震を想定した実地試験において採用されます。
現在、緊急地震速報を積極的に活用する動きが広まっておりますが、不特定多数の人に対し地震の発生を通知する際に、初動対応や安全な避難のために有用な情報をどのように提供するかが重要となっています。
このような背景を踏まえ、NTTレゾナントと富士通FIPは共同で、緊急地震速報と災害時に有用な情報を大型ディスプレイに配信する地震発生時情報配信ソリューションの提供を開始します。
平常時は設置場所周辺の情報案内や広告等をディスプレイに配信し、地震発生時は緊急地震速報により予測震度・猶予時間等を表示させて注意を喚起、地震発生後には現地周辺の映像や地図、避難経路など被災者が避難する上で有用な情報を表示させて地震発生時の混乱を防ぎます。(配信イメージ)
日常から情報案内・広告媒体として利用しているディスプレイは、災害時においても人の目に留まりやすいため、有効な情報提供手段として期待できます。
本ソリューションはオフィスや店舗などで平常時から利用でき、地震発生時には注意喚起、情報提供を行えるトータルソリューションとして、官公庁、民間を問わず幅広く販売展開していきます。
また、本ソリューションは総務省の「地域防災コミュニケーション支援システム」の構築に関する調査検討会が本年1月23日から実施する実地試験(注3)で採用されています。郵便局に設置された大型ディスプレイで地震発生を注意喚起した後は、駅前周辺の混乱状況などのリアルタイム映像や災害情報をマッピングした地図を表示します。災害時には行動を決めるための情報が不足がちになり、駅前に被災者が集中し混乱状態に陥ってしまうことが想定されます。実地試験においては、郵便局に設置された大型ディスプレイを利用し効率的な情報提供を被災者に行うことで、駅に集中的に人が流入することを防ぎ、安全が確保できるまで不用意に移動しないよう誘導できるかを検証します。
設置されたディスプレイに、平常時は「ディスプレイ設置場所周辺の情報案内」、「広告」、地震発生後は「現地周辺の映像・地図情報」、「避難経路情報」等のコンテンツを情報配信するシステム【レナキャスト:店舗、建物内のディスプレイに表示する映像・情報を、ネットワークを経由して管理(表示映像・情報の送信、スケジュール管理等)するサービス】の提供・構築及び、「情報配信を行うコンテンツ」に関する企画・作成業務を実施
気象庁から配信される緊急地震速報データを受信し、あらかじめ登録された地点における震度や地震到達時間を予測計算して地震の大きな横揺れが来る数秒から数十秒前にこれから地震が来ることを知らせる緊急地震速報システム【AlertStation EQ(アラートステーション イーキュー)】の提供・構築を実施
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以上
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