プレスリリース
2006年5月23日
富士通エフ・アイ・ピー株式会社
~富士通エフ・アイ・ピー東京センタにて運用開始~
富士通エフ・アイ・ピー株式会社(社長:太田幸一、本社:東京都江東区青海 レインボータウン)は、2006年1月に、センタの災害対策強化を図るため、緊急地震速報システムおよび安否確認システムの導入を行いました。本システムの導入により、データセンタのさらなる安全性と信頼性の向上に努めます。
現在の日本では、新潟県中越地震や三陸沖地震など地震が頻繁に発生しており、今後も大地震の発生が予想されています。データセンタでは耐震や免震といった対策を行うことは当たり前のこととなっておりますが、より安全なデータセンタの運用を行うためには、地震が発生しデータセンタに到達する前の対応や対策も強化する必要があります。なぜなら、このような広域災害発生時における人員(組織)の確保は、センタの安定運用を継続するうえで最優先課題の1つと考えるからです。
このたび当社が導入した緊急地震速報システムは、気象庁より配信開始された緊急地震速報データ(大きな揺れが到達するまで時刻や規模等の情報)の受信により、地震の発生を数秒~数十秒前に検知することが可能となっており、館内の運用スタッフに対し避難などの予防措置を取らせることが可能です。データ受信装置と館内に設置された警報装置や館内放送との連携で、センタ内の人間に地震発生を促すことにより、安全な場所への避難や危険な作業の中断といった直前の安全対策を可能とします。
安否確認・スタッフ招集ツールは、富士通(株)が提供するASPサービスの「安否確認システム」と「災害伝言板システム」の2つで構成されています。センタ要員への安否確認や緊急報告として「安否確認システム」を活用いたします。また「災害伝言板システム」では、細かな対応状況や被災状況の画像を使用することにより、従来よりも多くの詳細な情報を提供することが可能となっております。この2つのシステムを組み合わせることにより、センタの運用スタッフの安否状況を確実に把握することができ、災害が運用継続に重大な影響を及ぼす恐れのあるセンタに対し、必要な運用スタッフを招集することが出来ます。
当社は、北海道から九州まで全国13ヶ所のデータセンタでアウトソーシングサービスを展開しております。本システムの導入を、本社地区を起点に全国のセンタへ順次展開・連携していき、将来的には地震が発生したセンタから安全なセンタへのデータ配信等を行うなど、自然災害に対しても対策予定です。
また、他のシステム(エレベータ等)との連動(エレベータの自動停止等)の可否についても検証・検討していき、アウトソーシングサービスのさらなる安全性と信頼性の向上に努めます。
【製品&サービス】
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以上
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