Systemwalker Desktop Patrolを使用して、FUTRO(書き込み保護が「有効」なPC)に、インストール後に再起動を伴うソフトウェアをファイル配信する方法
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- Systemwalker Desktop Patrolを使用して、FUTRO(書き込み保護が「有効」なPC)に、インストール後に再起動を伴うソフトウェアをファイル配信するにはどうすればいいですか?
- Systemwalker Desktop Patrolのファイル配信機能を使用して、FUTROに再起動を伴うソフトウェアをファイル配信する場合、インストール処理を実施するバッチファイルに工夫が必要になります。
ファイル配信機能では、バッチファイルの処理中でOSが再起動され、Systemwalker Desktop Patrol CTがバッチファイルの処理終了を認識できない場合、OS再起動後に再度同じバッチファイルを実行する仕様です。
そのため、以下の動作となるようなバッチファイルを作成してください。
1) バッチファイルの実行が1回目か2回目かをファイルなどのフラグを使って判断します。
2) 実行が1回目の場合は、以下の処理を実施します。
① ソフトウェアのインストール
② インストール済みを表すフラグ(ファイル)を作成
③ Systemwalker Desktop Patrolのサービス(「ITBudgetMGR (INV)」)を停止
④ 20秒後にOS再起動(サービス停止を20秒程度待つ)
3) 実行が2回目の場合は、フラグを回収して何もせずにバッチファイルを終了します。
インストーラと共に上記を実施するバッチファイルをファイル配信し、「配信後処理」でバッチファイルを実行することで、Systemwalker Desktop Patrol CTのファイル配信処理は以下のような動作になります。
- Systemwalker Desktop Patrol CTが配信タスクを受信
- UWF設定変更(書き込み禁止から書き込み可に変更)
- OS再起動
- ファイルダウンロード
- バッチファイル実行(1回目)
上記バッチファイルの 2) 実行 - OS再起動
- バッチファイル実行(2回目)
上記バッチファイルの 3) 実行 - UWF設定変更(書き込み可から書き込み禁止に変更)
- OS再起動
一連のファイル配信の処理で同じバッチファイルが2回実行されることを前提に、上記のようにバッチファイル内で1回目の実行と2回目の実行を判断して処理を切り分けることで、再起動を伴うソフトウェアの配信が可能です。
なお、上記のバッチファイルの「③ Systemwalker Desktop Patrolのサービス(「ITBudgetMGR (INV)」)を停止」は、1回目のバッチファイル終了をDTPが認識しないようにするための対処です。
バッチファイル終了前にSystemwalker Desktop Patrolのサービスを停止することで、再起動後に2回目のバッチファイル実行が動作するようになります。
製品・サービス区分 | Systemwalker | ||||||
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製品・サービス情報 |
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アンサー種別 | 運用/保守 |