2012年下期ESPRIMO/CELSIUSにBIOS互換モードで動作するOSのディスクイメージを配信する際の注意
(2013年3月19日)該当機種が追加されました。
2012年下期ESPRIMO/CELSIUS へのディスクイメージ配信において、ネットワークブートしないという問題が発生する場合があります。以下の発生条件に該当する場合は、後述の回避方法に従って回避してください。
現象
配信対象コンピュータにて「BIOS互換モード」かつ「デバイス起動順位としてネットワークブートを最上位」に設定しているにもかかわらず、ネットワークブートせず、ハードディスク内の Windows 8 が起動する。
発生条件
次の3点の条件を全て満たす場合に発生します。
- 配信対象コンピュータが 2012年下期ESPRIMO/CELSIUSの次の機種である。
- ESPRIO D752/F
- ESPRIO D582/F,D582/FW,D582/FX
- ESPRIO D551/F,D551/FW,D551/FX
- ESPRIO K553/F,K533/F
- ESPRIO B532/F,B532/FW
- CELSIUS J520
- UEFI起動の Windows 8 がインストールされている。(プレインストールも該当します)
- BIOS互換モードでインストールしたOSのディスクイメージを配信する。
回避方法
初回のディスクイメージ配信は、次のいずれかの手順にて実施してください。2回目以降のディスクイメージ配信は通常の手順となります。
- 手動で配信対象クライアントの起動デバイスをネットワークブートに変更する。
- 配信対象コンピュータをBIOS互換モード、かつ、デバイス起動順位としてネットワークブートを最上位に設定する。
- 配信対象コンピュータの電源を入れ、起動デバイス選択画面を表示させておく。(電源投入直後にF12キーを押すことにより起動デバイス選択画面を表示させることができます)
- 瞬快のシステムリカバリ機能にてディスクイメージ配信サービスを開始する。
- 配信対象コンピュータの起動デバイス選択画面にてネットワークブートを選択することでネットワークブートさせ、ディスクイメージ配信を継続させる。
- 配信対象コンピュータの Windows 8 ブートレコードを読み取りできないようにする。
- 瞬快(特上)を使用する場合
- 配信対象コンピュータをUEFI起動、かつ、デバイス起動順位としてネットワークブートを最上位に設定する。
- クライアントPCをリモート登録した上で、ディスク消去機能にて配信対象コンピュータのディスクを空にする。
- BIOS互換モード、かつ、起動デバイスとしてネットワークブートを最上位に設定する。
- ディスクイメージ配信サービスを実行する。
- 瞬快(上)を使用する場合
- Windows 8 インストールメディア、もしくは、Windows PE 4.0(64bit) にてブートし、コマンドプロンプトを起動する。
- DISKPART コマンドにてシステム領域をフォーマットする。(プレインストールの場合は Volume 4 となります)
- BIOS設定をBIOS互換モード、かつ、デバイス起動順位としてネットワークブートを最上位に設定する。
- クライアントPCをリモート登録した上でディスクイメージ配信サービスを実行する。
- 配信対象コンピュータのBIOSをアップデートする。
- ハードディスク内の Windows 8 を起動する。
- BIOSアップデートを実行する。(BIOSアップデートの手順はBIOS書換プログラムに添付されている手順書を参照してください)
- BIOS互換モード、かつ、起動デバイスとしてネットワークブートを最上位に設定する。
- ディスクイメージ配信サービスを実行する。