【重要連絡】Windows10のコンパクトOS環境でファイルが壊れる現象への対応
重要連絡(2016年1月19日初版掲載)
更新(2016年8月2日)
Windows10では「コンパクトOS」というファイル圧縮機能が搭載されておりますが、当機能によりWindowsシステムを圧縮状態にした環境において、瞬快Ver.11.5初版にて瞬間復元機能を有効にすると、圧縮されたファイルの内容が壊れる(0バイトになる等)可能性がございます。
この障害への対応としては、瞬快Ver.11.5aに版数アップしていただくなどの対処をお願い申し上げます。
【発生する問題と発生条件】
次の条件を全て満たす場合、該当するファイルの内容が壊れる(0バイトになる等)可能性があり、この壊れたファイルは、瞬間復元の対象であったとしても復元されません。
- 復元タイプが「ファイル・フォルダ単位」である。
※復元タイプを「パーティション単位」にしている場合は該当しません。
- 動作モードを「修復モード」にしている。
- コンパクトOSの機能にてWindowsシステムを圧縮状態にしている。
- 上記圧縮ファイルを同名ファイルにて上書きする。
【Windowsシステムが圧縮状態になっているかどうかの判別方法】
コンパクトOSによりWindowsシステムを圧縮状態にしているかどうかは、次の方法にて判別可能です。
- コマンドの実行結果による判別
管理者のコマンドプロンプトより次のコマンドを実行します。
compact /CompactOs:query
- レジストリの内容による判別
キー : HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\Setup
値名 : Compact
種類 : REG_DWORD
データ : 1 ・・・ 圧縮状態を示します。
0 ・・・ 無圧縮状態を示します。
※値名「Compact」が存在しない場合も無圧縮状態です。
【対応方法】
- 推奨手順
瞬快Ver.11.5aに版数アップする。
- その他の手順
瞬快Ver.11.5初版を継続利用される場合に、 コンパクトOSによる圧縮状態を解除する。
<コンパクトOSによる圧縮状態の解除方法>
コンパクトOSによる圧縮を解除するには、管理者のコマンドプロンプトより次のコマンドを実行します。
compact /CompactOs:never